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テーマ:アニメあれこれ(27199)
カテゴリ:観たもの・読んだもの
サツキは今日から幼稚園の3学期が始まったが、初日のみ午前中で帰ってくる。 ヒマそうなので、先日図書館で借りて来た『愛少女ポリアンナ物語』を15話も一緒に見てしまった…(;^ω^A 約6時間…子どもと一緒にTV漬けなんて、親失格だわぁ(T-T) 『愛少女ポリアンナ物語』概要 1986年・フジテレビ作品 原作 エレナ・ホグマン・ポーター 第1部『少女パレアナ』、第2部『パレアナの青春』 作品の舞台 アメリカ <あらすじ> 「“よかった”を探すんだ」牧師だった父が残した言葉を胸に明るく生きる8歳の少女ポリアンナ。孤児になったポリアンナは叔母のパレーに引き取られるが、ポリアンナの部屋は屋根裏部屋。しかしそれも一番眺めのいい部屋と思えてしまうのだった。 天真爛漫な小さな女の子が大人たちの凍った心を溶かしてゆく。 他人からの嫌味にも、お仕置きにも不幸にも「よかった」を探せるのは才能だと思うが、あまりのポジティブシンキングっぷりに頭が痛くなること確実!(~_~;) 知らぬ間に敵を作るこの天真爛漫さ、本人さえ気付かなければ幸せだよなぁ。 できればこう生きていきたいよ、私だって…(汚れた大人の弁解?!) サツキは見ながら何度も「もぉ~!!!なんかはずかしいよ!」と、顔をしかめていた(笑) でもアンタも4歳くらいまではこんな感じだったっつーの。 誰でも彼でも「こんにちは~!」と大声で挨拶するような…。 お話としては、かたくなに心を閉ざした大人達を、天真爛漫さでどんどんほぐしていく過程が楽しい。この時代だからこその話しかな。 私はこういった19世紀末~20世紀初頭の頃の話がとても好きだ。 ハイジもフランダースも赤毛のアンも、あしながおじさんも、秘密の花園も、たぶんトムソーヤとかもこの辺の時代だと思うんだけど、この頃のヨーロッパやアメリカの人達の暮らしには、人間の良いところにも悪いところにも自然さを感じるからだ。 (あくまでも小説を通して感じたんだけど。) 貧富の差もすごくあったし、浮浪児もたくさんいた時代だけど、人間の感情が今よりもずっと自然で、善くも悪くも人間らしいというか…。 うまく言えないけれど、今の社会や犯罪・人間自体に感じる、なんだか得体の知れない気味悪さがなかったんじゃないかと思う。 情報も限られていたし、生活自体が素朴で、生命感や想像力に溢れている。 突き詰めて考えれば、今よりもずっと精神的に豊かな時代だったのかもしれない。 私という人間だけを考えても、成長過程でそういう時代があったと思う。 たとえば中学生くらいの少女時代。 夢もあったし感情ももっと今より自然でエネルギッシュで、なおかつ純真だったと思う。(あくまでも今よりも、ね!) あの頃と比べればたくさんのことを知り、良い意味でも悪い意味でも大人になって思うのは、それと引換えになくしてしまった(もしくはなくしかけている)大切なものが、あまりにも素晴らしいものだということ。 だからそういう時代を感じさせるものが懐かしく、羨ましく、強く惹かれるのかなぁ、なんて思う。 娘にはそういう純粋なところをたくさん残してやりたい。 今の時代は、私の頃よりずっとそれが厳しくなっていると思う。 それにそんな人間が生きにくい社会だし。 時代や人と相反せず、なおかつ人間として純粋な心を持ち続けるにはどうすりゃいいのかなぁ…。 本気で悩む。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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