手紙
お母さんへ
きっとよむことはないだろうからあえて書きます。
10日の日、あなたが倒れたと妹から聞いて、私はどうしたらいいのか、しっかりしないと、っという気持ちで電話をきりました。
二年前、母、入院・手術。
一年前、おばあちゃん、入院。
そして今年も母が倒れる。すべて同じ時期なだけに冷静な顔をしていたが、実際は泣きそうなほどつらかった。
あなたはテレビをみながらボソッっと
「100歳までいきられそうもないなぁ。また倒れて職場に迷惑かけたらやだなぁ。おばあちゃんより先にいっちゃうのかなぁ。」
ってぼやいていたけど、長生きしてもらわないといけないからね。
まだ親孝行もしてないし、幸せ絶頂の結婚式もあげてないし、
あかちゃんもあなたのうでに抱かせてあげてないんだから。
思春期は何を考えているかわからないあなたの表情が嫌いでした。
でもいまは分かる気がします。
それだけ私も年をとったんだと思うよ。
頼りない娘だけどこれからはもっと頼っていいんだよ。
あつくるしい文になってしまいましたね。
またご飯、食べにいきましょう。
あん