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カテゴリ:映画
観に行ってきました。007スカイフォール。さすが007シリーズ、隙がないです。今までに何作
か劇場で見た中では一番です。それまで私が見た物は、007シリーズと銘打ってなければ、た だの派手なアクション映画。1000円払った2時間が、無駄ではなかったけれど他の人にお勧め するほどの物ではなかった。実際、今ではどれを見たのか思い出せない程度の作品でした。 この「スカイフォール」を見たいと思ったのは、私が無類のアクション好きであるから、とい うのもありますが、映像がとても美しいように感じたからです。予告映像に出てくる地下鉄の 赤い車両をバックにしたジェームズ・ボンドの横顔だとか、ロンドンの街並みを見下ろす後姿 だとかが、とても綺麗でぜひ大画面で見てみたいと思ったのです。 映像は本当に素晴らしかったです。特に影の使い方が印象的でした。影shadowという言葉が劇 中の台詞に登場しますが、私が注目したのはシルエット silhouetteの影です。逆行を背景に して浮かび上がるボンドのシルエットが、あちこちで見られ、その度に目を奪われました。こ ちらを向いているのか、あるいは背中を向けているのか、じ~っと注視せざるを得ないのです。 そもそもシルエットだけでジェームズ・ボンドだと判るというのが良いです。ダニエル・クレ イグがボンド役に決まった時、ブロンドであること(原作では黒髪)と同時に耳が大きすぎる、 という批判の声が上がったとか。それを上手く逆手に取って、この特徴的な耳をシルエットに して生かしているという訳です。 行く前から映像の美しさが気に入っていたので、ポスターとか絵葉書とか何かグッズがあれば 欲しいなと思っていたのですが、何もありませんでした。唯一購入したパンフレットにも、前 述の地下鉄の場面や、後姿のショットが出ていないのでガッカリ。調べてみると唯一トランプ があるようですが、ネットでは在庫切れのようです。うーむ仕方ない、ブルーレイが出たらそ れを購入するとしましょう。 ネット上の画像も2枚しかありません。そのうちの一枚コレ↓を見た時は背景のグレイの空が なんだか陰鬱で、あまりパッとしないショットだよなと思っていました。でも作品を観た後で は、なるほどこのグレイの背景も意味があったのかと納得。美しくはないけれど良いショット だと思います。このグレイの背景はスコットランドの霧です。ロンドンの街並みや地下鉄、そ してこのスコットランドらしい霧と、イギリス好きにはたまらない映像満載の作品です。 あら肝心のアクションのことに何にも触れられなかったわ。それはまた次回ということに。
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最終更新日
2012.12.11 17:49:29
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