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ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

ブックアドバイザー木村綾子の日々の徒然

2017年06月13日
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この梅雨休みを使って、Finlandに行ってました。
ムーミンと、サンタさんとオーロラと何よりも福祉大国として名を馳せているFinlandでございます。
という訳で、何回かに分けて、Finland紀行をお伝えしたいと思います。
ご興味のある方は、ご覧ください。

さて、今回はFinlandに向かったいちばんの目的、「幼稚園実習」について書いていきます。



こちらが幼稚園の全景。
Finlandでは幼稚園と保育園の区別がなく、「Day Care Center」と呼ばれています。
正面は職員が使用する部屋。
この部屋を境に右側と左側にそれぞれのクラスの玄関があります。
私が実習をさせてもらったのは、左側の白い壁のお部屋のクラス。

ここのデイケアセンターはここ以外にも(徒歩1分の近距離)建物があり、トータル4クラスの子どもたちを預かっています。

1クラス20名。
2~5歳児の子どもたち合同という縦割りクラスです。
現在Finlandでは、5歳児を保育する場合でも、
子ども7人に対して職員が1名の配置。

日本ですと、職員配置は法的に、
0歳児    児童3人につき1人
1、2歳児  児童6人につき1人
3歳児    児童20人につき1人
4、5歳児  児童30人につき1人

実習先は、20人の子どもたちに対して常時4名の職員で構成されていました。
日本の現状を伝えると、Finlandの先生方目をまん丸に!
しかも、Finlandではつい最近、政府から各デイケアセンターに次年度から職員配置を減らし、
子ども8人に対して職員1人
というファックスが来ていて、それに猛抗議しているという話を伺いました。

しかも、Finlandでは毎日デイケアセンターに子どもを連れていかなければならないという感覚は全くなく、常時子どもたちの誰かしらがお休みのため、たいてい15名くらいが登園。
実質4名の職員で15名の子どもたちを見守っている状況で、日本と比べてそれだけでとてもゆったりした感じがしました。

また、日本の場合ですと、園の掃除、給食の配膳なども保育士で行いますが、ここではそれを専門にする職員が各クラス1名ずつ配置されていて、保育士は子どもだけに集中して関われるようになっていました。

Finlandでは「保育士」という資格はなく、大学で福祉を学んだ人、看護師さんなどが、デイケアセンターで職員として働くそうです。
(ちなみに、デイケアセンターのほとんどが公立。日本の昼間里親に似た施設を家庭でやっている人もいますが、設置基準がかなり厳格化されているそうです)
こちらの職員曰く、色々な専門知識をもった人が集まって子どもたちを多角的に見ることができて、プラスになることの方が多いとのこと。

一つ一つが日本の保育園や幼稚園と異なっていて、ただただ呆然とする私がそこにいました。
福祉大国と言われる一端を職員の方の端々に聞くこととなり、そして、私が理想とする園が目の前にあり。

さて、幼稚園編の続きはまた明日。
まだまだ、お伝えしたいことがこの実習だけでもてんこ盛り!

Finlandでは人さえ写らなければ、画像は取り放題でしたので、あわせてそれも掲載していきます。



こちらは、園庭の一部。
この大きな木に子どもたちはよじ登って遊んでいました。
……っていうか、私も子どもたちに登らされました(笑)。



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最終更新日  2017年06月13日 04時34分44秒
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