坂月の「日々成長」日記

2008/07/10(木)00:19

新社会人に思う~働くって自己発見の連続だ

自分探しの旅(27)

職場に入ってきた変な新人君。 日本最高峰の○大卒らしいのだが、ほんとに変な奴で、 すなおでいい奴だということはわかるんだけど まず全然場の空気が読めないのと、全然気が利かないのと、 全然自分の頭で考えることができない(笑) 「いまどきの新人は」というよりも、これは単にこいつがこういう奴なんだろう(笑) でも、いい奴だ。お菓子とかあげると嬉しそう。 ←(笑) ↑普段見ていると何だかいらいらするけど、嫌い切ってはいない。 これは奴のキャラ得なのか、私が結局「マッタク...」といいながらも突き放せない "長女キャラ"だからなのか… まぁ、それはいいとして。 * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 売り手市場だからなのか、大手企業でも最近、変なのが入ってくる。 「就職氷河期経験者」としては、頷けない。 人柄を見るとか言ったって、大手はやはりブランド(=学校名)で採っているのだ。 ん...この会社だけだろうか。 (坂月はたまたま派遣という形態でここにいる為、 ニュートラルな批判眼を持っている、と思う) 採用人事の基準を聞きたくなる選考ばっかりだ。 商社なのに英語がしゃべれない、とか(笑) さては英語はかってに覚えるだろうからと 交渉力なんかを基準に見ているのかと思いきや 先ほどの変な新人君は、むしろ全然向いていなさそうである。 まったくわからない。...やっぱりブランドか。 出身学部が業務内容と全然関係ないだけに、かえって 基準は「学校名」だけに違いないという確信を私に与えている。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * 私自身の就職活動期は、当時は一生懸命だった気もするが 今考えると、視点が定まっておらず 興味のない会社に限って最終選考まで残ったりして 集団面接のときには、自分のことは忘れて 「ん~、何てわかりやすいうわべの返答なんだろう。私だったらこいつは落とすな」 などど、周りの学生さんの批評をしたりしていた。 (本命でない=気楽、というのが、かえって最終選考まで残った理由だろう。  そういう時に限って、実に飾らない自分らしいコメントが出てきたりしたものだ) 社会人になって数年経ち、春先に型で押したように同じ恰好をした 個性も何もない就活中の学生のスーツ集団を見ると なんてつまらないんだろう…その会社は本当に行きたいところなのかい? と言いたくなるが、 それは今だからそう思うのであって、当時は自分だってそうだったのだ。 自分という一人の人間の性格ややりたいことというのは 既存の人間のどの型にもはまらなくて、 仕事をはじめ人生は自分でクリエイトするものなのだ、という考えなど知る由もなく 今ある仕事、会社からどれかの型を選ばなければならない いや、会社から「選ばれなければならない」という考えしか知らなければ、 「みんなと同じ」ように無難に徹するのが最も安全であり それを逸脱する勇気なんて出ないものなのだ。 しかし、それでもいいと思う。 欧米のようによほど「個」を重視して育ててもらったのならともかく 社会に出たこともない学生のうちから、自分が本当に人生でやりたいことなど わかっていないほうが普通だ、と私は思う部分もある。 それよりも、一度どこかに就職して、社会人として何かの 仕事をしてみたほうが、一発でわかる。 「これじゃない」→「じゃぁ私のやりたいことは何なのか」 と、真剣に考えるようになる。 それでもいいんじゃないかと、私は思っている。* * * * * * * * * * * * * * * * * * * やりたいことなんて、わからない。 それでもいい。大切なのは、探し続ける、考えるのをやめないこと。 わからないからって、止まってフリーターなんかしてないで 動きながら(=働きながら)、考えることだ。 初めはわからない、それでもいい。それでも、いやだからこそ、 社会人って、働くってすごく面白いのだ。 社会人は、おもしろいぞ。だからこそ、世の新人君たちには どんどん世の中に出ていってほしい。

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