2008/07/10(木)00:19
新社会人に思う~働くって自己発見の連続だ
職場に入ってきた変な新人君。
日本最高峰の○大卒らしいのだが、ほんとに変な奴で、
すなおでいい奴だということはわかるんだけど
まず全然場の空気が読めないのと、全然気が利かないのと、
全然自分の頭で考えることができない(笑)
「いまどきの新人は」というよりも、これは単にこいつがこういう奴なんだろう(笑)
でも、いい奴だ。お菓子とかあげると嬉しそう。 ←(笑)
↑普段見ていると何だかいらいらするけど、嫌い切ってはいない。
これは奴のキャラ得なのか、私が結局「マッタク...」といいながらも突き放せない
"長女キャラ"だからなのか…
まぁ、それはいいとして。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
売り手市場だからなのか、大手企業でも最近、変なのが入ってくる。
「就職氷河期経験者」としては、頷けない。
人柄を見るとか言ったって、大手はやはりブランド(=学校名)で採っているのだ。
ん...この会社だけだろうか。
(坂月はたまたま派遣という形態でここにいる為、
ニュートラルな批判眼を持っている、と思う)
採用人事の基準を聞きたくなる選考ばっかりだ。
商社なのに英語がしゃべれない、とか(笑)
さては英語はかってに覚えるだろうからと
交渉力なんかを基準に見ているのかと思いきや
先ほどの変な新人君は、むしろ全然向いていなさそうである。
まったくわからない。...やっぱりブランドか。
出身学部が業務内容と全然関係ないだけに、かえって
基準は「学校名」だけに違いないという確信を私に与えている。* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
私自身の就職活動期は、当時は一生懸命だった気もするが
今考えると、視点が定まっておらず
興味のない会社に限って最終選考まで残ったりして
集団面接のときには、自分のことは忘れて
「ん~、何てわかりやすいうわべの返答なんだろう。私だったらこいつは落とすな」
などど、周りの学生さんの批評をしたりしていた。
(本命でない=気楽、というのが、かえって最終選考まで残った理由だろう。
そういう時に限って、実に飾らない自分らしいコメントが出てきたりしたものだ)
社会人になって数年経ち、春先に型で押したように同じ恰好をした
個性も何もない就活中の学生のスーツ集団を見ると
なんてつまらないんだろう…その会社は本当に行きたいところなのかい?
と言いたくなるが、
それは今だからそう思うのであって、当時は自分だってそうだったのだ。
自分という一人の人間の性格ややりたいことというのは
既存の人間のどの型にもはまらなくて、
仕事をはじめ人生は自分でクリエイトするものなのだ、という考えなど知る由もなく
今ある仕事、会社からどれかの型を選ばなければならない
いや、会社から「選ばれなければならない」という考えしか知らなければ、
「みんなと同じ」ように無難に徹するのが最も安全であり
それを逸脱する勇気なんて出ないものなのだ。
しかし、それでもいいと思う。
欧米のようによほど「個」を重視して育ててもらったのならともかく
社会に出たこともない学生のうちから、自分が本当に人生でやりたいことなど
わかっていないほうが普通だ、と私は思う部分もある。
それよりも、一度どこかに就職して、社会人として何かの
仕事をしてみたほうが、一発でわかる。
「これじゃない」→「じゃぁ私のやりたいことは何なのか」
と、真剣に考えるようになる。
それでもいいんじゃないかと、私は思っている。* * * * * * * * * * * * * * * * * * *
やりたいことなんて、わからない。
それでもいい。大切なのは、探し続ける、考えるのをやめないこと。
わからないからって、止まってフリーターなんかしてないで
動きながら(=働きながら)、考えることだ。
初めはわからない、それでもいい。それでも、いやだからこそ、
社会人って、働くってすごく面白いのだ。
社会人は、おもしろいぞ。だからこそ、世の新人君たちには
どんどん世の中に出ていってほしい。