坂月の「日々成長」日記

2012/04/13(金)23:47

ちょっとずつ、抵抗を捨てる

「心」というものについて(9)

おとといあたりから数年ぶりの偏頭痛に悩まされ、 昨日は珍しく仕事を休んでみたりした。 午前中はごろごろとベッドの中で悶え、 ようやく15時頃に人間らしく起き上がることができ 食欲がないがおかゆでも作ってみる。 しかしわずかな塩と卵のみ入れた質素なおかゆがやけにおいしく、 少量ではあったがたいらげる。 あぁ、普段の食欲がなんとありがたいことか。 甘いお菓子とか、チョコレートとか、たまに楽しむお酒や珈琲、 みんな健康だから口にできるしろものなんだなぁ。 と、思いつつ、こんなときでも食べられそうだと選んだ りんごをしゃくしゃく食べる。 その後は比較的穏やかな夜を過ごし 体も少し動かせるような気がしたので、本をめくりながら 偏頭痛に効くというヨガのポーズなど見つけてやってみたりしていた(笑) 食べ物といい、ヨガといい、本当に不調な時に選ぶものは シンプルで体に良さそうなものだけに戻るのであった。 何も気にしなくていいとき、イコール、何も問題がないとき。 それは幸せなことなのだなぁ、と思うのであった。 一抹の不安を抱えつつ就寝したが 今朝の目覚めは穏やかだったため、出勤してみた。 本調子ではないにしても、一日何とか無事に終わりそうだと 落ち着き始めた夕方、前兆はやってきた。 私の偏頭痛には、前兆があるのであった。 目がチカチカしてよく見えなくなってくると、 避けられない頭痛の波がやってくるというしるし。 あぁどうしよう、もうだめだ、頭痛がくる、 仕事帰りは歌の教室なのに。 この調子なら行けると思っていたのに、もう少しだったのに… などと一人心がざわついていたのだが、 ふと最近読んでいる引き寄せの法則の本の中の 「抵抗を捨てること」という言葉が浮かんでくる。 この前兆がきたら、頭痛がくるのは過去のパターンから 避けられないと決まっているのだが、それを思いだして 抵抗らしい気持ちがあれば、それは捨ててみようと思いつく。 心配する気持ちもストップさせ、ただ 「大丈夫、良い方向へいく、良い方向へ…」 と心の中で繰り返す。 目はチカチカするため、開けていてもしょうがないので 一人じっと目を閉じていた。 両隣の人はもう退社していたため、誰にも気づかれずに しばらく目を閉じていた。 聞きなれたはずの、職場の人たちの声にしばらく耳を澄ませていた。 頭痛の波はまだこない。 目を閉じている。何も見えないけれど、いつもの声。 私の不調に気づかない向こう側の人たちの会話が いつも通り平和に続いている。 何だか落ち着いてくる。 声だけに意識が向いていると、いつもの人たちの声が 何だか特別に聞こえてくる。 斜めみっつ前くらいに座っている女性が電話している。 私よりも年下だけど、私よりも大人な気がするとわかってはいたのだ。 わかっていたけど、あぁそれだけじゃない、 こうして聴いていると声も素敵だなぁ。などと思う。 いや、あっちで聞こえるあの人の声も、気づかなかったがけっこう心地良い。 誰かと話している。いつもは聞き流すその声に 耳をすませたりする。 なんてやっているうちに、そっと目を開ける。 ん、さっきより、チカチカが落ち着いたかな… また閉じる。そんな繰り返しで、3回目くらいやり過ごした。 最後におそるおそる開けたときには、何だか少し落ち着いていた。 一番初めにとっさに飲んだ頭痛薬が効いたのかもしれないが とにかく頭痛の波は、今回だけは そんなに目立った大きなものは、結局こなかった。 全ての病が気から、などという気はないのだが もし心の持ち方で少しでも、来ると決まっていた頭痛の波を抑えられたのなら、 と思うと、例え偶然だとしても、少し嬉しかった。 このままもしかしたら今日は大丈夫かな、いけるかな。 歌の教室には行きたかったので最後まで悩んだ。 ちょっと足元がふらつくくせに、往生際悪く 一駅歩くうちに考えようなどと歩き始めたが、そのうちに観念し やっぱりここでも抵抗を捨てることにした。 「大丈夫、今日休んで、来週はうまくいく。いい方向へ。いい方向へ。」 そう思いつつ、欠席の電話をしたのだった。 いつもの私だったら、抵抗のあげく 無理するか、欠席か、どちらをとっても、気持ちが沈んでいた気がする。 そうそう、一歩ずつ、方向を変えていけばいい。 そんなこんなで、帰路につき 相変わらずない食欲でもふと食べられそうだと思いついた コーンフレークと牛乳を道中買って帰る(笑) おとといくらいから、ゼリー、おかゆ、野菜ジュース、りんご、コーンフレークなどで エネルギーをつないでいるが、今の体には感覚的に不足はないようである。 これを書いている今は、PCに向かって長文を打てているくらいだから まずまず問題なく回復に向かっているようす。 ありがたい、ありがたい。 何事も、いい方向へ。いい方向へ。 私が信じるところから、全ての創造が働き出す。そう信じてみる。

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