母は私の幼い頃お菓子を習っていて、しばしば手作りお菓子が登場しました。今思うと母はそんなにお菓子作りが好きな人ではないので、きっと家族の為だったんだなぁと思うと温かい気持ちになります。そんないくつかの母の手作りお菓子達の記憶が、今の私がお菓子作りを好きな理由なのかもしれません。
その記憶の代表的なお菓子が白鳥のシュークリーム。その手間のかかったお菓子は私にとって特別な感じがしていました。
そんな事を思いつつ作ってみたらやっぱり子供達は大喜び。(意外と主人も)それからというもの、シュークリームのリクエストには必ず「白鳥の」がつく様になりました。生クリームとカスタードクリームと2種類用意しなければならないシュークリームはなかなかの手間。プラス「首」も作るなんて、とちょっと思わずにはいられないのですが、組み立てる時になると1つ仕上げるたび「ママ上手~!」の歓声が。母の気持ちを思いつつ、今の私もきっと母と同じようにこれをひと手間加える気力にしています。
という話を母にしていたら、母のかつてのお菓子教室の仲間の人で白鳥の頭にスミレの糖衣がけの花を飾っていた人がいたとの事。それを聞いて、いいアイディア!私もいつかお花の冠を戴いた白鳥シューを!とその時は思ったのですが・・・・・未だ実現には到っておりません。