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2006年07月04日
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カテゴリ:家のごはん
大学の4年生の時、研究室の料理自慢の教授が大きな鍋を風呂敷に包んで、私達にお手製のカレーをご馳走してくれた事がありました。若い時というのは無神経なもので(私だけかも知れませんが…)「へぇ、本当に料理好きなんだな。自慢しているだけはあるのね。」と思っただけでした。でもそれをきっかけに、スパイスからカレーを作る事をし始めたのでした。

うちではカレーはご馳走です。よく主婦が「今日は出かけたから夜はカレーで簡単にすますの。」なんて言っているセリフを聞きますが、うちにとってカレーはそんな位置付けではありません。朝ごはんの片付けが終わったら仕込み開始です。夕方頃に仕上がるので、もう晩御飯の仕度が始まってしまいます。

普通のカレールーで作ることもありますが、それは「手抜き料理」とみなされるので、作る方としても面白くないので(普通のカレーだってそんなに楽というわけでもないですよね)あまり作りません。

そんなカレーを大きな鍋一杯に作って、私達生徒に振舞ってくれた教授を思い出すと、もっと可愛い生徒であるべきだったと後悔の気持ちが湧き上がります。何かを時間をかけて作り誰かに食べさせようと思う時、そこには喜ばそうという強い気持ちがある事を、今なら言われなくても痛いほどわかる事なのですけれどね…。





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最終更新日  2006年07月06日 20時34分16秒
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