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カテゴリ:flyfishing -- 釣り
パタゴニアからリリースされたテンカラ竿。 一週間毎日釣りに使ってみたので感想などをレビューしてみます。 ちょっと長いので興味ある人のみお読みください。 ロッドは3タイプのみ。いたってシンプルです。 同グレードの長さ違いで、8'6" 、10'6"、11'6"の3種類。 値段は8'6"が¥21,600 (税込)、10'6"と11’6"が¥24,300 (税込) ボクの持っているテンカラ竿が7本くらい買える値段です。 ダイワやシマノなどのメーカー品でも¥10,000くらいで買えるので、低価格重視の方やたくさん竿を買いたい方は釣具屋さんで買った方がいいと思います。 10'6"と11'6"は日本のテンカラ竿の標準3.20mと3.60mと同サイズ。 一番短い8'6"の2.59mは何故か日本には無いタイプ。 どうして日本のメーカーは短いサイズのテンカラ竿を作らないのでしょうか? ボクが興味を持ったのはこの一番短い竿。イメージしていたテンカラ釣りにドンピシャの長さに思えたのです。 フライフィッシングで使う低番手のショートロッドや高番手のロングロッドなどでは釣りにくかったちょっと開けた渓や本流の小ポイントなどで楽しむのにちょうどいいんじゃないかと想像してみました。 もし8’6"の竿がラインナップされていなかったら今回のパタゴニアのシンプル・フライフィッシングの提案をスルーしていたでしょう。 さて、段ボールの細長い箱を開けると中にはビロードの竿袋…イマイチのセンス。 アルミチューブのケースなどはありません。 竿袋の紐を解くとラインホルダーがセットされています。 予備のロッドティップとセカンドセクションが同梱されています。 これはとても良心的です。 ロッド本体を竿袋から取り出すと、 バンブーカラーのブランクがとてもカッコいいです。 ところがブランクにパタゴニアのトラウトのデカールが貼ってあるもののpatagoniaの文字はどこにも無し。 代わりに筆記体で長々とTemple Fork Outfittersとサインしてある。 ここでちょっと拍子抜け。 この竿はパタゴニア製でもなくOEMでもなく新たにデザインされたモノでもなかったことがわかりました。 Temple Fork Outfitters のフライロッドのカテゴリ内のSoft Hackle Tenkara Rodsシリーズにトラウトのデカールを貼っただけのモノでした。 参考 http://www.tforods.com そして、メーカー名のサインに続いてCUTTHROATと書いてある。 ん⁈ CUTTHROAT⁈ せめてwabi とかsabi とかzenとか日本的なロッド名にならなかったのか? Ninjaとか‼︎ カットスロートって喉が真っ赤でまるで切られて血が出ているようにトラウトだよね。日本にはいない種だし、テンカラのイメージには合わないなぁ。 アクションはずばりファーストです。バリバリの先調子。 トップのみがビロビロに軟らかく胴からバットにかけてはカッチカチです。 わかりやすく言うと、8’3"#3 の超ファーストアクションのフライロッドに3"のテンカラ竿の先っぽを無理やり取り付けた感じ。 振るとスッコスコで軽快です。 日本のテンカラ竿とはまったく異なるタイプの竿です。…アメリカ的と言うか… だからフライフィッシングの経験者ならほとんど違和感なくキャストできると思います。 長さも本流で使うシングルロッドとほぼ同寸法なので取り回しも違和感ありません。 リールが無い。足元に垂れ下がったラインが無い。 すべての拘束から解放されてスッキリ爽快です。 普段行く様々な流れを釣ってみました。 6'6"のフライロッドで釣っていたような小さな藪沢でも快適。 7'6"のフライロッドで釣っていたような開けた渓では快感。 8’6"のフライロッドで釣っていたような本流では豪快。 愛すべき竿。桃ちゃんと今日も釣りに行くのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022/12/25 09:16:31 PM
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