9月の中のこれ二本(今話題の作品?)

● サイン
サイン1

サイン2

製作・監督・脚本: M.ナイト・シャマラン
出演: メル・ギブソン/ホアキン・フェニックス/ローリー・カルキン/アビゲイル・ブレスリン
配給: ブエナ ビスタ インターナショナル

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<あらすじ>
妻を不慮の事故により亡くしたことで、信仰を無くしてしまった元牧師グラハム(メル・ギブソン)は、弟(ホアキン・フェニックス)と2人の子供たちと農業を営みながらひっそりと暮らしていた。しかしある日、彼の農場に突如、ミステリーサークルが出現する。そしてその日から彼の周囲で怪奇現象が起こり始める…。いったい、この出来事は何の兆候“サイン”なのか?!


『人には2つのタイプがある。
 ひとつは、この世には偶然などなく、奇跡が存在すると信じているタイプ。
 もうひとつは、すべては単なる偶然で、未来は自分次第なのだと思うタイプ。
 お前はどちらのタイプだ?』   (──グラハム・ヘスの台詞より)
 
         ≪第一次兆候≫
         <妻の事故死>
 フィラデルフィアから72kmの、ペンシルバニア州バックス郡──グラハム・ヘスは、地域の住民が信頼を寄せる牧師であり、妻とふたりの子供── 長男のモーガンと長女のボー ──と、元マイナーリーグのスター選手の弟メリルとの、平凡だが幸せな家庭を築いていた。だが、突然の悲劇が彼の人生を狂わせてしまう。赤の他人の居眠り運転による事故で、妻がグラハムの目の前で息をひきとったのである。臨終の言葉は、「グラハム、よく見て。メリル、思いっきり振り切るのよ」・・・混濁した意識の中で、かつて球場で見た義弟メリルの試合でも思い出したのだろうか・・・? あまりにも無意味な最期の言葉、そして、あまりにも不条理な死、そして、あまりにも耐え難い喪失感── グラハムは初めて神の存在を疑い、その日を契機に信仰に背を向ける。それが、グラハムに向けられた第一の兆候(サイン)だとは気づかずに・・・。

          ≪第二次兆候≫
        <「サイン」の出現>
 半年が過ぎた。農場を営むグラハムとその家族は、大切な人を奪い去った残酷な運命を未だに受け入れることができずにいる。モーガンにはぜん息の持病があり、激しい発作に苦悶する度に、グラハムは再び家族を失うかもしれない不吉な予感に脅えるのだった。ある朝、ヘス家の広大なとうもろこし畑からモーガンの悲鳴が聞こえる。駆けつけたグラハムとメリルは、驚愕のあまり凍りついたモーガンの視線の先に《それ》を発見する。とうもろこし畑に一夜にして出現した、巨大なミステリーサークル<を。何者かのいたずらだと主張しながらも、グラハムの本能は警鐘を鳴らしていた。かくも巨大で複雑な地上絵を、人間の力で描けるはずはないと。それは、グラハムに向けられた第二の兆候(サイン)。それは、何を意味するのか・・・?

          ≪第三次兆候≫
         <滅亡を予知する娘>
 ヘス家の飼い犬は突然に凶暴化し、ボーに襲いかかろうとしたためモーガンに殺される。そして、屋根には何かがうごめく気配が・・・。ミステリーサークルの周りで、確かに何か変化が起きていた。
 しかも、それは全世界に出現していたのである! ライブ映像を送るテレビ報道は過熱し、科学では説明不可能な現象は少しずつ人々をパニックに陥れていく。終末の予感に脅えた薬局の娘は、元牧師のグラハムに心の慰安を求めるが、信仰を捨てたグラハムは彼女の恐れに向き合うことを拒んだ。

 やがて、ボーが常軌を逸した行動をとり始める。水の入ったグラスを家中にところかまわず置いてまわる彼女は、人間以外の《何か》とコミュニケーションをとっているかのようにもみえた。モーガンが書店で偶然に見つけた本には、ヘス家にそっくりな家屋が描かれていた。その家は天からの光によって焼かれ、庭に大人1人と子供2人の焼死体が横たわっている…。不吉な予感は、第三次兆候(サイン)──もはや無視することは不可能だった。

 次々と起こる怪奇現象に脅え、町の人々は続々とミステリーサークルから遠い地域に避難していく。だが、ヘス家の子供たちは、亡き母の思い出の残る家を捨てることを拒んだ。家族と共に運命に立ち向かう決意をしたグラハムだったが、見えざる脅威以上に彼を脅えさせていたのは、心の中に渦巻く疑惑だった。──グラハムの前に現れたいくつもの兆候(サイン)は、何を意味するのか? そして、なぜ彼の前に現れたのか?──

 やがて、彼は知ることになる。いくつもの偶然は起こるべくして起きたのであり、逃れることのできない必然であったことを。そして、すべての《サイン》が恐怖に変わる瞬間を・・・。

<ひでちゃんの感想>
もっと怖いのかなと思ったが、ちょっと宣伝倒れか?
しかし今にでも起こりそうな~警告かね。
でも本当に宇宙からUFOが行き来していると思うよ。

● インソムニア

インソムニア2

インソムニア3

監督: クリストファー・ノーラン
出演: アル・パチーノ/ロビン・ウィリアムズ/ヒラリー・スワンク
配給: 日本ヘラルド映画

インソムニア5

<あらすじ>
白夜のアラスカで異常な事件が起こる。被害者の女性は殺害された後、髪を洗われ、爪を切られ、全裸のままゴミ袋に入れられていたのだ。捜査にあたったのはL.Aから来たベテラン警部ウィル・ドーマー(アル・パチーノ)と相棒のハップ(マーティン・ドノバン)。ドーマーの見事なまでの洞察力により、犯人を追い詰めるところまで行くが、深い霧のせいでドーマーは誤ってハップを撃ってしまう。その現場を見ていたのは犯人(ロビン・ウィリアムズ)だけだった。真実を隠し、捜査を続け、眠れぬ夜を過ごしていたドーマーのもとに、ある日、犯人から脅しともとれる電話がかかってくる…。

24時間太陽が沈まない街、アラスカのナイトミュートで17歳の少女が殺された。その死体は髪を洗われ、爪を切られ、全裸のままゴミ袋に入れられていた。しかしそれは始まりに過ぎなかった……。やがて起こる第二の殺人。事件の異常な展開と沈まない太陽は、L.A.から捜査に招かれたひとりの刑事の眠りと理性を奪っていく……。白夜のアラスカという異空間を舞台に、追いつめる立場から逆に追いつめられていく恐怖と、不眠症によって体力、冷静な判断力、そして人間性をも失っていく恐怖が迫って来る。圧倒的なパワーで観客をも映画の世界に引き込むサスペンスの最高峰「インソムニア」が遂に日本に上陸!!


<ひでちゃんの感想>



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