2010/03/17(水)07:58
師のコトノハ:『オール電化の罠』第2回
こんにちは、TAKEです~。
前回に続きましてオール電化の話。
前回はオール電化で単純に原発68基分の
新たな電力需要が増える、というようなことでした。
こんなことを言ったら
「マテマテ、うちはオール電化だけど太陽電池を
使ってますから原発とは関係ないデスヨ」
という方もいらっしゃるかと思います。
たしかに最近はオール電化と太陽電池はセットで
導入されるケースが多いようです。
でも師匠はここにも『罠』があるとおっしゃいます。
非電化工房WEBサイトから引用しますと・・・
→http://www.hidenka.net/energy/gp4.htm
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太陽電池は、製造過程で最も電力を消費する
工業製品の一つです。
EPT(Energy Payback Time)というのは、
製造過程で消費されるエネルギーを、自らが
生み出したエネルギーの何年分で取り戻せるか
という意味ですが、太陽電池のEPTは、太陽
電池に注がれた太陽光がフルに電気に変換され、
変換された電力がフルに使われたと仮定しても、
約5年(3年と言うメーカーや10年と言う学者
もいます)です。
つまり、初めの5年は、太陽電池の設置により、
発電所の電力需要はかえって増えます。
太陽電池の効果がでてくるのは理想的な場合で
も6年目以降です。
ですから、電力需要を増やし、それを太陽電
池で賄おうとすると、一時的には電力需要が増え、
火力発電所や原発の余分な増設を招きます。
いったん電力供給能力を増やしてしまってから、
後で電力需要を減らすのが困難なことは、歴史
が示すとおりです。
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ナント!太陽電池ってつくるのにそんなに電気を
使うのですか!!!
ということはオール電化に太陽電池をくっつけると
いうのはエコというより、ますます電力需要を
増やして原発建設!ということになりかねないわけ
なのですね。
エコなつもりで太陽電池にしたらまたまた
『罠』が・・・
世の中表面だけ見ててはだめですね、ホントに。
2010/3/17 TAKE