復習塾より~:コミュニケーター
こんばんは、TAKEです~本日は朝から東京へ出まして発明起業塾の同期の有志勉強会「復習塾」に参加してまいりました~これは昨年8月から月イチで都内で実施しているのですけれども毎回参加者の方の意識が高く、また知識・経験豊富な方々ばかりなのでイロイロと話が広がって、トテモ刺激的ですね!ムズカシイ問題もこうして「知る」「考える」「つながる」ということをしていくとひとつひとつほぐれていってなんか解決できちゃいそうな、そんな気がしてきます~こういう場がどんどん増えていくといいですね。----------------------------------------------------------------サテサテ、今日の話でおもしろかったものを1つご紹介。それは『コミュニケーター』といわれる役割の人の話。これはエネルギー問題について考えている方から、ちょっと前に「合宿所が巨大な非電化冷蔵庫になっています~」という(断熱前の話ですね)ことから、だったら同じ原理でオフィスの冷却ができないだろうか?というところからでてきた話なのですけれど、建物の建築需要が減る中でこれから「あるものを直し、あらたな価値を加えていく」いわゆる『リノベーション』の需要が増えていくと思われるのですが、(師匠も非電化リフォームは大きな役割を果たせる可能性があるといっていマス)これをできる人が日本には圧倒的に少ないのだそうです。というのは今すでにそこに存在するものなわけなので、その周りとの関係性を良く理解し、うまく交渉し、再構築し、新しい価値をそこに生み出す、という技が必要だからなのですね。このときもう一つ出てきた概念として『減築』というのもトテモ興味深いものでした。これはつまり増築の反対で高齢化、核家族化が進む中で大きな家が逆に負担になる場合、小さくしていくことで住みやすくする、新しい価値をそこに生み出す、そういうことが必要とされてくるということです。たとえば子供も家を出て、歳もとって2階が要らない、ならば2階をとっぱらって大きく採光できる天窓をつけちゃおうとか、そんな話。おもしろい考えですよね。現在は師匠がおっしゃるところの文明の端境期。これからは新しく作るのではなくてあるものをうまく利用して価値を創造していく、そんな技が必要になってくるのかもしれません。建築やデザインの新しい、ムズカシイ理論ではなくて今あるものが経てきた歴史に眼を向けて、それに関わる人たちやものの固有の事情を良く理解し、彼らの望む新しい価値を創造していく、『コミュニケーター』。トテモいいお仕事ですね。これからの文明は人ともものとも深くお付き合いできる人、そういう人が求められているような、そんな気がしました。2010/2/27 TAKE