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カテゴリ:夢日記
何が原因かは分からない。
大きな建物の中をとにかく逃げていた。 ただ、仲間と逃げていた。 仲間?! いや、仲間というものじゃない。 他人だったのかもしれない。 ある地下街だったと思う。 有名なアーティストがゲリラライブをするというのを知ってか、多くの人が色んな所にいた。 どこの場所に現れるのかは分からなかったが、ただ一目みたいという人がたくさん集まっていた。 俺はそんな場合じゃなかったけど、でも少しは気になった。 違う場所で大きな音が響いた。 どうやら、ライブが始まったみたいだ。 俺のいる場所でやっているのではないらしい。 周りはガヤガヤしている。 このライブが始まったのと、同時に俺達は一斉に走り出した。 人ごみに紛れようとしたのだ。 何とか撒いたと思った俺達は、落ち着いてトイレへ行くことにした。 安堵の表情を浮かべなから、仲間と喋りながら洗面台へいった。 仲間3人が出口へ向かおうとして、俺も行こうとしたその時だった。 急に黒ずくめの男達が入ってきた。 一瞬で俺は俺達を追っている奴だと気づいた。 そして、そんな考えとは別に体は壁の角へ身を隠していた。 最初に出ようとした1人は捕まっており、あとの二人もじりじり詰め寄られて首を捕まれた。 殺される! ただそのことしか考えられず、体は震えていた。 俺の真横では仲間が捕まっている。 追っ手は俺のことが見えているのか、それともただの一般人だと思っているのか、はたまた壁で隠れて見えなかったのか、3人を連れて出て行った。 俺は恐ろしさのあまり、しばらくその場を動く事ができなかった。 しかし、このままでは自分の身も危険だということで、とにかく逃げることにした。 黒ずめの男達はどこにも見当たらなかった。 俺は急いで建物の出口の方へ向かって外に出ようとした。 出口へ向かう前の所で、女と目が合った。 知らない人でそのまま走りすぎようとしたが、次の瞬間その女が黒ずくめの男達の仲間だと分かった。 目が合って、一瞬で拳銃を取り出したからだ。 ヤバイ、このままじゃ! 何とか出口まで走った瞬間、ドアのガラスが一気に割れた。 そう、女は銃口を俺に向け撃ってきたのだ。 弾は当たらず、俺は外に出た。 しかし、目の前にあったものは最悪だった。 ここは高速道路かと思うほどのスピードで多くの車が4車線の道路を走っていた。 俺に迷っているヒマはなかった。 女は目の前まで近づいてきている。 俺はたくさんの車が行き交う道路に向かって走った。 これなら、撃たれるより、車に轢かれて死ぬ確率の方が高いんじゃないかとさえ思った。 運良く車をかわして、1、2車線を通り越えた。 しかし、女はなんのためらいもなく俺めがけて撃ってきた。 車のガラスに弾が当たり、運転手に当たったのか、車が横にそれて他の車とぶつかった。 それと同時に後ろからブレーキをかけても間に合わない車の大群が次々とぶつかっていった。 俺はそれを横目で見ながらも、必死で反対車線へ向かい、何とか道路を渡りきった。 すぐさま路地裏へ向けて走っていった。 どれぐらい走っただろうか・・・ 疲れた俺はどこかも分からない場所を歩いていた。 恐怖と疲労で衰弱しきっていた。 そしてたどり着いたのが、チャイナタウンらしき場所だった。 細い路地には露店がいっぱい並んでいた。 アジア系の人がたくさんいる中を俺はただ歩いていた。 そしたら、目の前にいた子供が俺の横にくっついてきた。 何がなんだか分からなかったが、子供はついてきた。 そして店を指差した。 そこには男女の店員がいた。 見たところ子供の親のようだった。 その両親は俺を店の中へと入れてくれた。 客で賑わっている他の店と違って、この店はガランとしていた。 疲れていた俺は考えることもできず、ただ甘えて飯を食べさせてもらっていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.15 04:51:19
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