2022/10/11(火)17:58
11月8日の皆既月食が注目される理由
継続時間が長い
今年11月8日の皆既月食は、前回に比べて月が地球の本影の中心近くを通過します。
だから、皆既の継続時間も前回に比べて、1時間25分と長くなるのです。
日本で観測条件がいい
今回の皆既月食は、日本では午後7時16分から8時42分までが皆既の時間です。
この時間は月が東の空高くあるので、日本ではとても観測条件がよくなります。
ちなみに、世界で最も観測条件がいいのは真夜中に皆既を迎えるハワイです。
天王星食が起きる
今回の月食では、実は天王星が月に隠される「天王星食」が同時に起こります。
月食中の天王星食は8年ぶりで、次は84年後の2106年11月11日なので、今生きている我々には最後の「月食と惑星食が同時に起きる現象」です(天王星の公転周期は84年です)。
ちなみに、東日本と西日本では皆既の時間中に起こりますが、北日本では皆既終了後に起こります。
その境界線となるのは、何と8時41分に天王星が月に隠される東京です(群馬はその2分前です)。
なお、Twitterにも各種記事を投稿しておりますので、「hide05011026」、「hidetaka_1026」を検索していただければそちらも見られます。