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私は園芸用の土を買わない。全部ココから採取しているのだ。網の向こう側の畑のおじさんとおばさんに話してある。どうやらお寺さんの土地で、近くで畑をやっている人は、みんな園芸ゴミをここに捨ててゆくらしい。だから、ミミズとかダンゴムシとかがたくさん活躍して、自然にいい堆肥ができてしまっている。それをいただいているのだ。そのお礼に、ビニールゴミなどの土に還らないものは、私が持ち帰って自分で捨てている。

この場所にはもう一つ特徴がある。それは、私が撮影するために立っている場所が、車一台しか通れない車道なのだ。それなのに一方通行ではない。だから車がすれ違うときは、どこかが退避場所にならなければならない。そう、ここの有機ゴミ捨て場が退避場になるのだ。そのため、写真で白っぽく写っている車の轍はかなり深く、車道から１０センチくらい下がり、その沈下幅が1メートルくらいになってしまっている。今日は、雨の日に車がドロドロにならないよう、ヤシの樹の枯れた葉や、やわらかそうな枝を、その地盤沈下した場所に敷いてきた。病人にはかなりの重労働だった。そのかわり、枯れたヤシの枝が園芸用に使えそうなのだ。2メートルもあるのに、節も無くまっすぐだ。これはイケる。

その他ここには、間引いた野菜そのものが捨ててあるので、里芋が芽を出して育ってきてしまっている。ジャガイモも育っていたが、それは私が持って還ってプランターに植えている。昨日は黒くなったソラマメがたくさん捨ててあった。そのうち芽を出しそうだ。私も来年用の種として取っておこうか。

ということで、【土】との関わりは、
農業そのものである。。

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