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2010.11.02
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 改めまして東ヰンドです。 今日、11月2日は1年で最も多く自分の中で気持ちを廻らせる1日。 そして、1年で最も心が深く沈み込む1日。 12年前の今日。 突然目の前に訪れた、一生忘れることのできない、 そして忘れてはならない、すごくすごく悲しいこと。 後にも先にも、もうあんなにつらくて悲しい気持ちになることはない。 “10年ひと昔”と言うけれど、 私にとって10年はひと昔ではなかった。 自分の中で消化してここまで辿り着くのに、12年の歳月がかかった。 本当に身近で見ている人でも、その変化はわからないかもしれない。 それだけ、表に出さずずっと自分の中に封印してきたことだから。 本当は、きっと誰かに聞いて欲しいのに。 悲しい記憶。底知れぬ後悔の念。 今でも、思い出すとやりきれないし、とても恐ろしい。 それは、他の誰でもなく自分が一生背負っていかなくてはならないもの。 そうだって、わかってるんだ。･･･表向きにはね。 ･･････もう、12年も経っちゃったんだね。 今でもまだ信じたくないよ。 あの日あの時より前に戻れたらいいのにって時々思ったりする。 もちろん、そんなことできないってことはわかってるけどさ。 でも、以前と違って今は少しこう思う。 このことを人に伝えていくのも、意味のあることかなって。 受け入れてくれる人に話すことで、相手に何かを伝えられるかもしれないし 自分の中でも何かが変わるかもしれない。 ここ何年かの間に、幾つかのかけがえのない出会いがあった。 そのかけがえのない出会いをさらに深くかけがえのない結びつきにするために、 そして、この記憶を風化させないためにも、 今日という日を自分にとっての新たなスタートポイントとして 慎みを崩さずそのことを受け止めてくれる人に 自らの体験と抱えてきた思いを詳らかに語っていくことにしようかしら。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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