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カテゴリ:初田悦子
昨年末、今年4月4日に大阪で初田悦子ワンマンライブが開催される
という知らせが、ワタクシのもとにもたらされた。 今年2回目となる初田さんのワンマンライブ開催。 すごく嬉しいが、なんとその日は水曜日=平日。 しかも思いっきり週のど真ん中。 果たして、ワタクシの行く手を阻む様々な障壁を乗り越えて 大阪まで出向くことができるのか? そんな疑念を心に抱え、悶々としたまま3ヶ月以上の日々を過ごした。 しかし! 2012年4月現在、大阪・函館・東京の各所で延べ9回開催された 初田悦子ワンマンライブにすべて参戦しているのは、 日本でこのワタクシだけ。 (ファンという立場でなければ、プロデューサーの鎌田雅人さんもだが) 生粋の初田悦子ファンとしては、 私的事情でワンマンライブの参戦を途切らすわけには行かぬ。 加えて、2月初旬のライブでは体調不良を抱えていた初田さんだが、 その後、回復基調にあることが伝えられていたので、 初田さんの姿を生で見たい、どうしても行きたい。 そんな気持ちでいっぱいだった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2012/04/04 Grotta Night~初田悦子ワンマンライブ~ セットリスト Place: ニューオーサカホテル心斎橋~Grotta dell' amore~ 1 stage (19:40-21:35) 1. 光 2. kissのうた 3. パパにラブレター 4. 天使のめがね 5. 春ある国に生まれ来て (←初田さんご本人による弾き語り!) 6. Calling you 7. パダン・パダン 8. 黄昏のビギン 9. 空に 10. 春なのに 11. きみのママより 12. 新しい恋をするために 13. 銀色の恋人 14. 星のピカリ☆ 15. アデュー~旅芸人のうた~☆ 16. 夢☆ジオラマ工房 17. 僕らのラララ アンコール (21:38-21:43) アデュー~旅芸人のうた~☆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 世の中というのは、本当にうまくできているもので。 なんとか(強引に)仕事を調整すれば、 参戦可能な日にライブが開催されるようになっている。 まるで、ずっと前から初田さんがワタクシの業務予定を知っているかのようだ。 クライアント様の年度末対応による横暴に苛まれていた今回のケースでは、 もしライブの開催日程が1週間前だったら、絶対に参戦できなかったから。 (過去にも似たような歴史も。) ということで、その日は午後イチまでで職場に暇乞いをし、 古来より伝わる秘伝の忍法【しんかんせーん】で 見事に夕方には大阪入りすることに成功! ワタクシにとっては初となる、 ニューオーサカホテル心斎橋~Grotta dell' amore~ なる場所が会場。 受付で、初田さんの大親友である天然デンネンズのボーカル勝見智子さんらに 温かく迎えていただいた後、地下1階の会場に入ると そこはまさに 洞窟! 噂には聞いていたが、ここまで洞窟とは。 「あたしも何だか懐かしさを感じて(※)気持ちが高揚したアル!」 ※ドラクエシリーズでは、おどる宝石はIIIのネクロゴンドの洞窟で初登場する 天井がやや低めだが、かなりの奥行きがあり、 神秘的でインスピレーションを掻き立てられて 自然と疲れが癒されるような感覚を覚えるだけでなく、 純粋に音楽を楽しむライブ会場としてもなかなか良さそうな造りに思えた。 ↑どのようなコンセプトの下に、都会のど真ん中に 洞窟が作られたのかが気になるところである この日は、ゆったりした空間に13の円卓が並べられ、 各円卓に5人が座れるようになっていた。 ライブ開始直前のタイミングで約9割の人の入り。 予定時刻を10分くらい過ぎた頃、会場の拍手に送られ、 シンガー初田悦子が壇上に登場! わー、メイクが今時の読モみたい! ↑この日は、爽やかな水色を基調として花柄の入った水の羽衣風ワンピースを お召しの初田さん ↑ちなみに、こちらが水の羽衣 パワフルでロックな曲調の『光』からワンマンライブがスタート! 今までのライブ会場と違って、壁面からの反響がすごい。さすが洞窟。 疲れた体にスマッシュパンチ炸裂!! 続けて、80年代を髣髴とさせるメロディラインの『kissのうた』! 最近のライブではステージ序盤の定番。 会場の雰囲気をガラッと変えていく。 「洞窟でしょ~?洞窟ぽいとこっていうか、洞窟だよね~!」 確かに洞窟だ。間違いない。 ここで、“花形選手3人”という触込みのもと サポートメンバーのみなさんが順番に紹介される。 ↑左キーボードは、我が国が誇る究極のエンターテイナー鎌田さん、 右から2番目の田ノ岡三郎さんは、関西では初田さんとは初共演のアコーディオニスト (関東では、昨年末のワンマンライブで共演) 一番右、わたなべゆうさんは、お馴染みのスーパーギタリスト。超豪華な編成! 「明日も仕事の人に送る、チオビタドリンク並の1曲」というトークから、 『パパにラブレター』に移っていった。 鎌田さんのピアノメインの伴奏に、小さく奏でられるアコーディオン。 普段なかなか目にしない編成なだけに、耳慣れたこの曲も新鮮に感じられた。 ♪幸せはこんな~ の部分の鎌田さんのコーラスが 素晴らしく曲にハマッていたのが印象に残っている。 ここからライブはワタクシの好きな曲ラッシュで展開。 まず4曲目に来たのは『天使のめがね』! よっ!待ってましたっ!! リリース前にもかかわらず ワタクシが3ボールジャグリングのルーチンを作ってしまうくらい とっても可愛いイメージの歌詞とコミカルな曲調のこの曲。 ↑歌詞に合わせた初田さんのジェスチャーが実に可愛らしい どうやら、ジェスチャーもある程度決まってきているようだ、覚えよう。 単に可愛らしいだけでなく、間奏のアコーディオンが 優雅な世界観を生み出していたし、歌詞も合ってるver.だったので 天使のめがね評論家の東ヰンドとしては、すごく良かった。 「たった4曲で汗だくだ。春だね~」という初田さんの言葉を尻目に、 壇上からサポートメンバーのお三方が無言で去っていく・・・ ・・・ん?ん?? この流れは、もしかして・・・!!?? 「夢の弾き語り、今日は大阪で初披露させてもらってもいいでしょうか?」 会場を包む大きな拍手。その言葉を聞いただけで、躍り狂うワタクシの心。 「娘が生まれたのも、春でした。ちょうどその頃によく聴いていた曲、 大好きな『春ある国に生まれ来て』!」 わー! やったー!! 先日も改めて書いたんだが、 ワタクシは、初田さんの歌う曲の中でも、 『春ある国に生まれ来て』がとにかく大好きで・・・ (どのくらい好きかについては、こちらをぜひご覧いただきたい。) 先だっての愛媛でのライブで『春ある国に生まれ来て』の弾き語りが 披露されたと聞いて、それはもう喜んだよ。 初田さんの姿とライブ会場で体感するシチュエーションを想像しただけで 過去に例を見ないほど、心を大きく揺さぶられた。 このライブに何としても来たかったのには、 「もしかしたら、『春ある国に生まれ来て』の弾き語りが披露されるやも・・・」 という期待が心の中に渦巻いていたことも大きな要因の一つとしてあった。 一瞬の静寂の後、静かに始まる耳慣れたあのイントロ。 あ、あ、あ・・・ 目の前に広がる夢のような光景に、感極まった。 言葉にならないほどの感動と感激。Aメロが終わるところでは、もうウルっときた。 自分の心の感じられる範囲を超えそうになって、 感じることに精一杯な自分がいた。 シンガー初田悦子のライブを何度となく観てきた中でも 初めての感覚・・・ 優しく透き通った、それでいて とても力強くワタクシに届く初田悦子の歌声に ワタクシはもうすべての感性を注ぎ、 ただひたすら、その場にいることができた幸せを噛み締める。 スゴい、 スゴい、 スゴーい!! 嬉しさのあまり心が震えた、この上なく素敵な数分間だった。 この瞬間に立ち会えたことは、初田悦子ファンとしてとても意義深い。 (後編に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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