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カテゴリ:初田悦子
冒頭より、ミナサマにお詫びがあります。
今回のライブレポートは、長いです。 9月1日に参戦した大阪茨木cafeなかちよでの初田悦子ワンマンライブは 過去に無い特別で斬新なコンセプトが据えられていた。 つまり、初田悦子のデビュー前から遡って縁の深い曲、 また鎌田雅人さん作曲の初田悦子オリジナル曲をすべて歌ってしまおうという コンセール(フランス語で“コンサート”の意)だったのだっ! うわぁぁ~~~~~っっっ!!!!! 諸事情あって悲壮な決意を以って臨んだ今回のライブが、 まさかこのような機会になろうとは! 初田悦子の歌手としての歴史は、 東ヰンドの初田悦子ファンとしての歴史と言っても過言ではないっ! 「過言アル。」 まぁ、いろんな意見があるのは置いといて、 ライブの中で初田さんが歌った各曲の感想に 初田悦子ファンとしてのワタクシ自身の思い出も交えつつ書いていきますので、 とにかく今回のライブレポートは長いです。 ―――――――――――――――――――――――――― 2012/09/01 初田悦子 Concert au cafe~秋の音~ セットリスト Place: cafeなかちよ 1st stage (19:07-20:06) 1. Open Arms 2. 翳りゆく部屋 3. MOTHER 4. きみのママより 5. 光 6. パパにラブレター 7. 星のピカリ☆ 8. 天使のめがね 9. 海賊の花嫁 10. Rainy Blue 2nd stage (20:22-21:16) 1. Moon River 2. 僕らのラララ 3. kissのうた 4. 空に 5. 忘れてね 6. 銀色の恋人 7. 新しい恋をするために 8. 夢☆ジオラマ工房 9. アデュー~旅芸人のうた~☆ アンコール (21:17-21:35) 1. I can see clearly now 2. Wave of Love ―――――――――――――――――――――――――― 奇しくも前回に続き再び会場はcafeなかちよ。 奇しくも前回と同じ場所に再び座る。 軽食もすでに席に用意されていた。 自分で選んでるんだから、「奇しくも」ではないという説も存在するようである。 cafeなかちよは、出演者の控え室が設けられていないため、 ライブ開始前から出演者の皆さんがステージで 直前打合せをしていたりして、 他のライブ会場では見られない興味深い様子が見られるのも 魅力のひとつだ。 ↑演奏する曲目の演奏方法などを話し合っていたよう 開演予定時間の19時を少し回ったところで、 それまで明るかったcafe内の照明が落とされ、 ライブの始まりとなる『Open Arms』のピアノイントロが流れ始める。 ほんの1~2分前までの談笑が嘘のよう。凄みさえ感じる曲への入り込み。 曲の壮大さそのままに歌い切る。 ↑『Open Arms』お馴染みのこのポーズ 開始時点で観客は十数人。 初田さん曰く、「アットホームな雰囲気な」ライブに。 でも、本当に音楽を堪能しようと思ったら、 このぐらいの方が開放感があっていいかもしれない。 続けて、神妙な面持ちで『翳りゆく部屋』。 初田さんが生で歌うこの歌を聴くのは久しぶり。 美しい。 歌う姿を見ているだけで感動する。 クライマックスでのキーボード演奏にもとても力が入っていた。 「みなさん、こんばんは。ようこそ『初田悦子 Concert au cafe~秋の音~』へ。 母がシャンソン歌手ということで、フランス語のタイトルにしてみました。」 「Concert = コンセール」 ということね。御仏蘭西語。読み方を知らなかったよ。(笑) 「なぜ『Open Arms』、『翳りゆく部屋』から入ったかというと、 鎌田さんと出会うきっかけとなった『歌スタ!!』で歌った曲なんですね。」 ご存知でない方ももしかしたらいらっしゃるかもしれないが、 初田さんは『歌スタ!!』というテレビ番組に出演して うたいびとハンターの鎌田さんから、よろしく!札をいただいてデビューしたんだよね。 「今日のセットリストには、初田悦子のデビューから今までを時系列に追っていってみよう というコンセプトを据えてみました。 ということで・・・今日は私のオリジナル曲、全部歌います!」 魚ーーーーーっっっ!!! このコンセプトは実に新しい。喜び。 歌手人生でも今の時期しかできないことかもしれないし。 どうやら、このようなコンセプトが据えられた背景には、 前回の初田悦子ライブレポート(第34弾)で 「『僕らのラララ』は思い切ってライブ序盤に持ってきてもいいな。」 と書いたのを初田さんが読んで、同じように感じたことが 理由のひとつであることもこの時のトークで語られた。 ライブのトーク中にあまりに唐突にワタクシに話がふられるので、 小道具A改(※1)も用意していなかったし、非常に狼狽してしまったぜい。 このようにライブ中にワタクシの名前が出るようになろうとは、 ファンになったばかりの頃は予想だにしなかったものであるが。 (※1)後日、詳しく取り上げることにする。 ここで初田さんからサポートメンバーの皆さんの紹介。 ↑フライヤーのデザインなど“多彩”ながっちゃんことベースの森田亨児さん ↑初田悦子ライブではお馴染みのアコーディオニスト田ノ岡三郎さん ↑翌日も別の方のライブのサポートが控えていたという、 栄えあるシンガー初田悦子のプロデューサーでキーボード担当の鎌田雅人さん 「東京2人、大阪2人で、東西入り乱れて本日のライブを お送りしていきたいと思います。よろしくお願いします!」 うむ。 デビュー以前からの時系列ということで、3曲目は『MOTHER』だ。 田ノ岡さんのアコーディオン入りバージョン。 うまく表現できないんだけど、 心に自然と郷愁のような感情が生まれてくるのを感じた。 間髪入れずに、初田悦子のデビュー曲『きみのママより』に移る。 終始幸せで楽しそうな表情で、歌っている初田さんの姿から 歌手として、そして母としての充実感が存分に伝わってきた。 ↑穏やかな表情で『きみのママより』を歌う初田さん ここまでの4曲、ワタクシが3年半前にイオンモール成田で 初めて初田さんが生で歌う姿を見た時に聴いた4曲である! (その時の様子はこちら) 嗚呼、なんという感慨深さか。 目の前で歌う初田さんの姿に、あの日あの時あの瞬間が重なる。 「『きみのママより』の歌詞は、 最初は♪ママは強いの~ だったんですけど ♪ママは弱いの~ に変えたんですよ。私が強くないから。 まだその時の歌詞も歌えますよ(笑)」 へぇー。 意外だが、このエピソードを聞くのはワタクシも初めて。 5曲目として披露されたのは『光』! 真近で感じる痛快さ。この曲はライブ向きだと思う。 『光』を初めて聴いたのはCD音源でだったが ライブで聴いた時、目の前で表現されるものの素晴らしさに 大きな感動が湧き起こったものである。(特に、この時など) このライブでも、響いてくるベースの音や初田さんの息遣いを 全身で感じながら曲全体を堪能することができた。 ↑熱のこもる『光』演奏中の様子 欲を言えば、ステージ上のライティングなども含めて トータルでひとつの芸術作品としてパーフェクトな『光』を見てみたい。 今までも円山天使さんとのギターデュオとか(その時の様子はこちら) いろいろなパターンでの『光』を見てきたが、まだ見ぬ表現手法があると信じているし。 なお、多くの場合、サビに入ると観客から手拍子が始まるが、 ワタクシは手拍子反対派。 本当は、サビでの力と気持ちの入った歌声は、じっくり聴くことができたら嬉しい。 ライブ=盛り上がる という固定的図式は、必ずしも当て嵌まるものではないと思うわけだ。 ここから『パパにラブレター』、『星のピカリ☆』と 1st album『I Hug You』収録の初田悦子オリジナルナンバーが続いた。 『星のピカリ☆』は、キーボードの鎌田さんがアンデス(※2)に持ち替えて演奏。 アコーディオンとのマッチングが妙で、すごくメルヘンだけど荘厳という 不思議な印象が残るアウトプットになった。 このような仕上がりは、過去にはあまり記憶にない。 新たな可能性へのチャレンジ、って感じかな?? (※2)高い音の出るピアニカ (中編 に続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.22 22:39:24
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