ジャグリング教室その44
7月20日。仕事の関係で前回(2週間前)は出席できなかったため、発表会(みたいなもの)以来、約1ヶ月ぶりの錦糸町出現。出席者はワタクシを含めて11名(のはず)。活気あふれるジャグリング教室。ボール。練習内容は、目下全力傾倒中の4ボールミルズメス。汗だくで練習に臨むも、特筆すべきことはナシ。悲しい。しんのすけ氏に見せる時だけなぜか上手く(6セット※くらい)続けられた。※左右通しで1セットとカウントしんのすけ氏からは「うん、いいじゃない。」とのお言葉。ファウンテンからミルズメスへの入り方、その後の投げ方と投げる際のコツについて話してみたが、しんのすけ氏自身も4ボールミルズメスができるわけじゃないようで、反応が希薄気味。もうちょっと討議とか指導っぽくなると教室らしくていいと思うんだけど。その意味ではやや不満もあり。これって高望みか?どうなのか?デビルステ。この1ヶ月間ほとんどデビルステに触っていなかった。恥。この日もわざわざ持っていったのにもかかわらず、最後の10分しか練習せず。バカを超えて、もはやパカ。淡ジャ教では4ボールミルズメス以前に、デビルステをやれっていう話だ。・・・と、個人的な練習についてはこんな感じ。この日の淡ジャ教では、「ルーチン作りのコツ」と題して「見る人がいる」という観点でのジャグリング練習が行われた。「見る人がいる」ということは「見ている人を飽きさせない」という意識が大切。普段ジャグリングをあまり見ることがない人に見せる場合、カスケードでもはじめのうちはウケが良いかもしれないがそのまま続けているだけではすぐに飽きられてしまう。カスケードも高さや速さを変化させて、見た目の印象を変化させていかなければならない。まず、メトロノームの音に合わせて3ボールカスケードを続ける練習。ゆっくりとしたテンポからスタート。だんだんと段階的に速めて最後は通常のカスケードくらいのスピードになる。スローなテンポの時は、カスケードも必然的にスローに、つまりハイアップで投げ続けなくてはならない。他の受講生のみなさんは大苦戦していたようだが慣れているワタクシでもなかなか安定せず、結構難しい。高く投げること自体はそんなにハードではないけど意図的にゆっくりとずっと続けるのは、なんというか拷問に近い感覚が(笑)でも、5ボールカスケードの前段階の練習あたりで取り入れると効果がありそうな気がしたけど。ま、この練習法のハードさはともかくとして見ている人の目線を変化させるという意図からすれば、ハイアップは最も簡単且つ効果的な策のひとつと言える。その後はハーフシャワーを例として用いて、3回に1回をオーバーザトップ→2回に1回をオーバーザトップ→ハーフシャワーのように、カスケードからボールの起動を少しずつだんだんと変化させていく練習。ワタクシが得意とする、ファクトリー→エクスチェンジ→キャリー のフローと同じ考え方である。大切なのは、その移り変わりをどのようにして効果的に見せるかであるということが説かれた。すなわち、ジャグリングを知らない人が観衆であると仮定した場合、カスケードからすぐにハーフシャワーに移ってしまうよりも、上記のように段階的に移っていった方がより効果的だということ。演技を見た人から、「何かすごいことやってるんだけど、何やってんだかわからない」と言われるような演目は好ましくない、ということなんだな。なるほど。ワタクシがルーチンを作る場合、いろいろと工夫はしているつもりでもつい難易度の高いトリックを並べて組み立てがち。ま、それが駄目ってわけじゃなく、もちろん見応えのある仕上がりにはなるしジャグリングをある程度知ってる人に見せる場合はそういうのも求められてくる要素だと思うんだけど。その意味では、例えばカスケード~リバースカスケードまで、とか、使用するトリックを敢えて制限してルーチン作りをするのもいいのかもしれないなぁとこの日の淡ジャ教の練習を経て思った。これは大収穫!早速、今後のルーチン作りの際には取り入れていくことにしよう。今日は長くなったのでここまで。他にも感じたこと、学んだことがあったが、それは追々機会があれば記すとしよう。次回は8月3日。抱えていた仕事がようやくピークを越えて、これからは少し時間がとれそう。よく投げ、よく叩く。そんな夏にしたいねぇ。