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カテゴリ:ラーメン
東村山市は面白い街で、市内には実に9つの駅がある。西武新宿線の久米川、東村山に西武多摩湖線の萩山、八坂、武蔵大和、西武遊園地、西武西武園線の西武園、西武池袋線の秋津、そしてJR武蔵野線の新秋津……以上の9つだ。「エッ、秋津も東村山市だったの!?」と驚く人は結構多い。中には「秋津市ってなかったっけ?」という人もいる。それはある意味、秋津が割と開けた街であることの証明とも言える。
私は最寄りの駅が久米川だから、どうしても久米川、東村山、八坂周辺が行動範囲になってしまうのだが、「東村山グルメ日記」と題した以上、秋津周辺を無視するワケにはいかない。そこで今回、仕事から帰ってきた午後10時、車に乗ってJR新秋津駅へ。かねてから行きたいと思っていた評判のラーメン屋「ほらふき屋」に行ってみた(妻子を残して1人だけラーメンを食べに行く冷たいダンナと思わないで欲しい。すでに帰宅した時にはカミさんも子供も夢の中で、とても家で夕食を食べられる状況ではないんですよ)。 場所はJR新秋津駅から新小平方面へ真っ直ぐ線路沿いを歩いて50メートルほど先の左手にある。 ![]() 夜の10時過ぎだというのに、カウンター10席ほどの店内は満席。行列こそできてはいないが、東村山でこれほど繁盛しているラーメン屋は珍しい。15分ほど待ってようやく座れて、私はチャーシュー麺(800円)を頼んだ。 ![]() 写真がうまく撮れなかったのでわからないだろうが、出てきたラーメンを見た瞬間、(ウマそぉ~!)と口にツバがたまってきた。こんなことは、そうそうあるモノじゃない。スープをひと口すする。「ン? 何だろう、この味?」。色からして、てっきり豚骨だと思っていたのだが、意外にアッサリしている。そして微かにニンニクの味がする。 麺は中太の縮れ麺。コシがあってウマい。続いてチャーシューをひとかじり。今流行のトロけるチャーシューではなく、シッカリとした歯応えがあり、それでいてちょうどいい柔らかさ。肉の旨みが一気に口に広がる。だが、これだけで驚いてはいけない。メンマがまた絶品なのだ。細かく刻んだチャーシューと黒コショウ、ニンニクと和えてあるみたいで、これをスープの絡んだ麺と一緒に口に運ぶと……まいう~ッ!! ウマい、ウマ過ぎる! スープを最後の一滴まですすって完食。いやあ疲れた体にムチ打って、車で来た甲斐があったよ。というか、これなら通ってもいい。 このチャーシューメンマをご飯に乗っけたドンブリもあり、一瞬食べようかなと思ったけど、(いかん、いかん、これ以上太ったらカミさんに何言われるかわからない)と自分に言い聞かせて帰ってきた。でも今、こうして書いている時でも(食っときゃよかったかなぁ)と思うぐらい、あのメンマは魅力的だった。 「ほらふき屋」なんて店名だから、「どうせ評判もホラだろ」と思っていたけど、これはマジでウマい。現時点で私の中では、東村山で一番ウマいラーメンです。このラーメンなら遠方からわざわざ食べに来ても納得するんじゃないかな。 【DATA】 住所:東村山市秋津町5-15-41 電話:042-397-4966 営業時間:午後6時半~深夜1時 定休日:日曜・祝日 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「ほらふき屋」は残念ながら2006年10月28日をもって閉店しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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