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東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2004年11月27日
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 久々に超オススメの店を発見! 「宝飯る」というちょっと変わった名前の飲み屋さんだ。場所は久米川駅南口を出て右にある道路を渡り、ケーキ屋と不動産屋の間の道を40メートルほど歩いた右手の路地にある。少し奥まった場所にあるため、メニューなどを書いた看板を道路に出していて、私はいつも気になりながら通り過ぎていた。今にして思えば「何でもっと早く入らなかったのか」と大後悔である。

宝いる

 路地を入ると、隅に「HOIRU」とだけ書かれた白い大きな暖簾が見える。以前、ここには寿司屋があったのだが、まるっきり雰囲気は変わっている。中に入ると、コジャレたダイニングバーという感じ。癒し系の霊能師・江原啓之に少し似たマスターが「お一人ですか? こちらへどうぞ」と笑顔で迎え入れてくれる。
 生ビールを頼んで、(さて、メニューでも見るか)と見回すがね飲み物メニューの他、それらしいものが見当たらない……と思ったら目の前に変な巻物があるではないか。まさかと思って開けてみると、これがメニユーだった。「あざとい」と言えばそれまでだが、こういう仕掛け、私は好きだ。
 生ビールとお通しを持ってきたマスターが、「この3つがウチではオススメなんですよ」とメニューを指差して教えてくれた。その3つとは「大根おでん」(600円)と「あぶり〆サバ」(700円)、「地ドリのグリル」(800円)だ。「でもどれも1人前の量が多いから、お客さんの場合、どれか1つにした方が……」とマスター。そう言われると燃えるのが私だ(笑)。とはいえ、さすがに3つ食べる自信はなかったので「あぶり〆サバ」と「地ドリのグリル」を頼むことにした。
 で、最初に出て来たのが「あぶり〆サバ」。普通に半身の〆サバが出てきてマスターがその横で何やら準備している。
「少し脂が散るかもしれません」と言うなり、マスターはバーナーで〆サバをあぶり始めた。皮が焦げ、その下の脂がチリチリと焼けて香ばしい匂いが立ち上る。

あぶり〆サバ

 全体をあぶり終えると「レモンをかけて、カラシ醤油で食べてください」とマスター。言われるがままに食べると、ウマい! 皮の香ばしさと脂、酢の入った身、それらが口の中で複雑にとろけていく。たまんないね。ビールが進んで仕方がない。
 続いて「地ドリのグリル」。ローズマリーが乗っている表面の皮は見るからにパリッとしている。食べると中はとてもジューシー。ナイフとフォークが添えられていたので、最初はそれで上品に食べていたのだが、(ええい、面倒だ!)と私は手づかみで食べ始めた。それを見てマスター、「いやあ、久々にそうやって食べる人を見ましたよ。でもそれが一番いい食べ方だと思いますよ」とひと言。ちょっと恥ずかしかったが、自分でもこの食べ方は正解だったと思う。というのも、骨の周りの肉までシッカリ食べられたから。変な臭みは一切なく、パサパサしたところもない。素材の地ドリの良さもあるのかもしれないが、料理の腕もいいからこれほど美味しく食べられるのだろう。

地鶏のグリル

 2つを食べ終えてもまだお腹に余裕があったので、残りのオススメである「大根おでん」ともう1品を注文。出てきた「大根おでん」は大根の3分の1をそのまま煮込んだ巨大なモノ。しかし、すんなり箸が入るほど柔らかく、中までシッカリ染みている。ひと口食べると、想像通りウマい! 
 と、ここでふと飲み物メニューを見ると、さりげなく「ホッピー」の文字があるではないか。こんなシャレた店にホッピーがあるとは意外。そのことをマスターに話すと、「いやあ、僕も好きなもので」という答え。いいよ、ますます気に入っちゃった。
 しかもここのホッピー、氷の入ったグラス、ホッピー、焼酎の入ったコップと分かれて出てくる。つまり自分で焼酎の加減ができるワケだ。いやあ、マスター、わかってらっしゃる! アンタはエラい! すでにビールを2杯飲んでいたけど、ホッピーもシッカリいただいちゃいました。

 で、お勘定を頼むと、「最後に温かいスープをお出ししているのですが、飲まれますか?」とマスター。もちろん、いただく。ふぅー、アルコールにイジメられた胃にスープが染み渡り、修復されるような気がする。こういうサービスってうれしいよね。
 お勘定したあとも「これ、おみやげに」とミカンを2つくれ、しかも入り口まで見送ってくれるではないか。このお見送り、別に私だけでなく、他のお客に対してもマスターはキッチリやっていた。
 こんないい店が東村山にあったんだ、と思うと同時に、早くカミさんを連れて行ってあげたいなと思った私でした。いや、マジでココはオススメです。


【DATA】
住所:東村山市栄町2-1-11
電話:042-396-9091
営業時間:午後5時半~深夜0時
定休日:水曜



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「宝飯る」は残念ながら2009年9月12日をもって閉店しました。





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最終更新日  2009年10月16日 05時12分30秒
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