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カテゴリ:居酒屋・スナック
気になっているけど、何となく入りづらい。それが飲み屋だとなおさらだ。今回紹介する「まるた」もかなり前から気になっていたけど、「また今度にしよう」と何となく避けていた。でも、たまたまネットで知り合った人から「あそこは美味しかったよ」と言われ、その言葉に後押しされて先日、入ってみたのだ。
場所は久米川駅北口を出て左に進み、交差点を右に曲がって10メートルほど先の右側にある。歩いて2分とかからない好立地だ。 ![]() 店内は照明を落としぎみにして、シックな感じ。なぜかこの時に流れていたのは加山雄三の曲で、一瞬、違和感を覚えたが、カウンターに座り、温かいおしぼりで顔を拭く頃には(オヤジ臭い? ええ、私はオヤジですよ)、なじんでしまった。 生ビールはヱビスビール。ちょっとこだわりを感じる。ビールを頼んだ後、ドリンクメニューを見ると、なるほど、日本酒や焼酎などなかなか凝ったラインナップだ。 料理メニューを見ると、魚料理がズラリ。どの料理も名前が長く、その点にはちょっと閉口したが、私は「佐賀 極上関サバ」(680円)と「北海道 特上アンコウ肝ポン酢」(480円)、「北海道 極上活本タラバガニ蒸し焼き」(950円)を頼んだ。 まず出てきたのは関サバとあん肝。 ![]() 関サバは酢が少し強く感じられたものの、脂が乗っていて旨い。あん肝も濃厚な味わいでイケる。料理もいいが、使っている器もいい感じ。落ち着いたお店の雰囲気に合っている。 続いてタラバガニの登場。 ![]() 焼きガニ独特の香ばしい匂いが漂う。一応、身をほぐす道具も添えられていたが、タラバガニは身が簡単にほぐれるから、私は手でほぐして食べた。一度蒸したモノを焼いているから焼きガニ本来のジューシーさはないが、甘くて美味しい。量的にも満足だ。 「美味しかったよ」と私に教えてくれた人は「ちょっと高い」と言っていたが、出てきた料理の量を考えると、適正かなという気がする。ただ私には量がちょっと多かったかな。 おそらくお店としては、普通の居酒屋のように若いお客が来ることを想定して1人前の量を考えたのだと思うが、私のような中年サラリーマンの場合は「少しの量でいろんな種類を食べたい」と思っているから、半分の量で値段も半額にしてくれると、よりリーズナブルに感じられてうれしいな。 駅から近いし、仕事帰りに「落ち着いて魚料理を食べたい」と思った時にピッタリのお店だ。雑炊メニューも豊富だったから、飲んで小腹が空いた時に寄るのもいいかも。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「まるた」は残念ながら2007年3月に閉店しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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