東村山グルメ日記

2007/10/13(土)05:59

活気ある大繁盛のパン屋

パン(68)

 自宅から秋津へ車で行く時、所沢街道沿いにあるパン屋の前を必ず通る。そしていつも「こんな不便な場所で商売して大丈夫なのかな?」と思っていた。それが今回紹介する「小麦工房 ラウンドハウス」だ。  場所は車じゃないと、ちょっと行く気にならないようなところにある。一応、最寄の駅は新秋津になると思うから、そこからの道順を書いておこう。新秋津駅を出てロータリーを左に回り、そのまま線路沿いの道をひたすら真っ直ぐに歩く。1キロちょっと歩くと所沢街道にぶつかるのだが、ちょうどその道路向こうにお店がある。  シャレた一軒家風のパン屋で、それなりに目立つのだが、何しろ駅から遠いし、大きな道路沿いとはいえ、「パンを買うためにワザワザ車で来る人はいないのでは」と思い、冒頭のように「こんな所で営業して大丈夫なんだろうか?」と疑問を抱いていたのだ。  しかし、お店に1歩入った瞬間、そんな疑問や思いは吹き飛んでしまった。とにかく人がいっぱいで、レジには会計を待つ人がズラッと並んで、2台のレジはフル稼働。レジの裏手でパンを焼いているのだが、常にお店の人が忙しく動いていて、焼きたてのパンが次々と運ばれてくる。「ただ今、○○が焼きあがりましたぁ」なんてお姉さんの声が時々響いたりして、店内は魚河岸のように活気がある。  私は圧倒されながらも、店内をゆっくりと回ってみた。美味しそうな調理パンにググッと惹かれたが、このお店がなぜ「ラウンドハウス」というかを考えると、「食べるならやっぱりラウンドパンじゃなきゃいけないだろう」ってことで、ラウンドパンを中心に品定め。「ラウンドパン」とは円筒状のパンで、ここでは1本の長さが約30センチ、直径は10センチぐらい。  1本はちょっと多いので、読者の方オススメの「メープルラウンド」のハーフ(210円)と、「TVチャンピオン」に出品したという「シーフードラウンドめんたい」(126円)、そして「ラウンドフレンチ」(84円)を購入。家まで持ち帰る時間が惜しいので、車の中ですぐに「シーフードラウンドめんたい」にかぶりついた。  写真ではキツネ色に見えるけど、表面に塗られているのは朱色の明太子。これがチーズラウンドとよく合うんだ。明太子ってパンに合うんだね。知らなかった。パンは柔らかいし、すぐに食べ終えてしまった。  続いて「ラウンドフレンチ」を取り出してガブッ。  これ旨い。カステラに少し似た味わいがあって、ちょっとシットリしてるところなんてたまらなくいい。甘さも控えめでちょうどいい。物足りない人はハチミツやメープルシロップをかけるといいかも。また、これを土台にしてホイップクリームとかフルーツでデコレートしてケーキにしちゃうのも面白いかも。  さて残る「メープルラウンド」だが、これは持ち帰ってカミさんと一緒に食べてみた。  カミさんは開口一番、「美味しい!」。メープルシロップが好きなカミさんのツボを見事に突いたらしい。私もメープルシロップとシナモンのバランスいい味わいが気に入った。焼いたり、バターを塗ってみたり、いろいろな食べ方を試してみようと思っていたのに、カミさんと2人して夢中で食べて、気がついたらなくなっていた。ハーフじゃなくて1本丸ごと買えばよかったかな。  でも食べてみて、繁盛している理由が十分すぎるほどわかった。ココは車に乗ってでも買いに行くべきパン屋さんです。まだ食べたことのない人はぜひっ! 【DATA】 住所:東村山市久米川町1-37-8 電話:042-395-9903 定休日:日曜、第3木曜

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