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東村山グルメ日記

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マサ@東村山

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2005年02月13日
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カテゴリ:ラーメン
 ラーメン好きの私だが、思えば一番最初の出合いは故郷・広島の中華料理店で食べた中華そばだった。透き通った醤油味のスープに細い縮れ麺。最初に食べた時は「世の中にこんな旨いモノがあるなんて」と感激してスープまで飲み干したモノだ。
 その後、味噌ラーメン、九州豚骨ラーメン、東京で豚骨醤油ラーメンと出合い、その都度、感激したが、やはり原点であり、一番好きなラーメンは醤油味のサッパリ系ラーメンなんだなぁ……ということをしみじみ思い出させてくれたのが、今回紹介する「味六」だ。
 私はテクテクと歩いて行ったが、ハッキリ言って遠いです。久米川駅から1500メートルちょっとはあると思う。久米川駅からならバスに乗るのが懸命だ。久米川駅南口のバス乗り場から「新秋津」か「所沢」行き、または「清瀬」行きのバスに乗り、「恩多町5丁目」で降りて周りを見渡すと、「ラーメン」と書いた幟が見える。それを頼りに歩くと見つかるハズ。



「中華そば 味六」という赤い暖簾が、すでにいい味を出している。店内はカウンター4席と、小上がりに大きめのテーブルが2卓あるだけ。お店は厨房に2人、接客に1人、いずれも女性ばかりだ。
 カウンターに座り、メニューを見ると、中華そばと味噌ラーメン、あとはそれぞれにチャーシューをトッピングしたチャーシュー麺と味噌チャーシューしかない。お酒も置いてあるが、基本的にはラーメンで勝負している正統派のラーメン屋さんだ。
 私は「中華そば」(600円)を注文した。
 注文を聞いた店員さんは、「待っている間、退屈しないように」ということだろう、サッと新聞を私に手渡してくれた。些細なことではあるが、こういう心遣いはうれしい。



 ほどなくして出てきたのがコレ。どうです、透き通った醤油スープ、そしてスープ越しに見える細い縮れ麺。たまんないですよ。具は海苔に味付け玉子、チャーシュー、メンマ、そしてフワフワとした不思議な物体。
 不思議な物体の解明はさておき、まずはスープを飲んでみる。前日飲みすぎて、多少荒れ気味だった胃にスーッと染み込んでいく。そして鳥ベースで野菜の旨味と甘みを感じるスープは一気に私を「昭和」へ引き戻してくれる。「懐かしいなぁ」……言葉にすると陳腐だが、ホントそんな感じがした。
 細い縮れ麺を食べると、これがスープによく絡んで美味しい。味付け玉子はよく味が染みてるし、メンマもシャキシャキしている。チャーシューもシッカリとした歯応えと味がある昔風のモノ。
 さて問題はフワフワとした不思議な物体だ。見た目と色からすると、明らかにそぼろなのだが、食べてみると、豆腐のように柔らかい。会計の際、お店の人に聞くと、やっぱりこれはそぼろだという。「これをかき混ぜて食べていただくと、美味しくなりますよ」と言われ、ちょっと後悔。というのも単独で食べてしまったからだ。
 さらに今回、もう1つ、私は後悔している。スープをすべて飲み終わって「フーッ」とひと息ついた時にはじめて、カウンターにおろしニンニクが置いてあることに気づいたのだ。野菜の旨味たっぷりのこのスープにニンニクを少し入れれば、「神座(かむくら)」のような味になっていたかもしれない。今度はぜひ、そぼろをかき混ぜ、ニンニクを少し入れて食べてみよう。


【DATA】
住所:東村山市恩多町5-27-25
電話:042-391-8888





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最終更新日  2007年10月13日 06時06分06秒
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