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テーマ:●食べた物の画像♪(86795)
カテゴリ:うどん
前回の讃岐うどん店「野口製麺所」に引き続き、西武園駅から東村山駅までの散策で見つけた穴場スポット第2弾。今回紹介する「こせがわ」というお店はまたちょっとディープです。
場所はうまく説明できません。東村山駅からも西武園駅からも約1キロほどで、手段としてはたぶん徒歩しかありません。住所はわかっているので、地図を片手に行ってみてください。 暖簾に「手打ちうどん」と書いてあるから、「何だうどん屋さんじゃないか。どこがディープなんだ?」と思った人もいるかと思います。実際、私も「こんなところにうどん屋さんがあるんだ。へぇ~」ぐらいにしか思いませんでした。 でも、お店をもう一度よく見てください。何か変だと思いませんか? 入り口からすぐカウンターが見えるんですよ。しかもお店の建物は異様に小さい。立ち食いのうどん屋だとしても、あれでは3人も入ればいっぱいだ。 (何だこりゃ?)と思いつつ入って、ようやく理解できた。ココは持ち帰り専門のうどん屋さんなのだ。 メニューは至ってシンプル。「ゆでめん」が1玉70円っていうのはメチャ安だが、これはおそらく「きくや」の単位である「L」(「きくや」では1Lですでに3玉分)と同じで、1玉はかなり少ないモノと思われる。「思われる」というのは、私が行った時にはすでに「ゆでめん」は売り切れで、「生うどん」(1パック500円)しかなかったからだ。 お店のおばちゃんによると、お昼時には「ゆでめん」と「肉入りつゆ」(100円)を買う人が多く、売り切れてしまったのだという。私は仕方なく「生うどん」と「めんつゆ」(70円)を買うことにした。 「生うどんは2人前はあるから」とおばちゃんが言うので、「めんつゆ」は2人前購入。「これはおまけね」とおばちゃんは薬味のネギとともに茹でたホウレンソウをパックに入れてくれた。 持ち帰ってパックを開けてみると、薄く小豆色した生うどんの姿が目に飛び込んできた。まさしくこれは武蔵野うどんだ。一番上にはペランとしたお切り込みが入っている。一緒に入っていた説明書にはこう書いてあった。 『たっぷりの熱湯に食酢を少々入れます(ここがポイント)。麺を入れ約7~8分、ゆで具合を確認した後、素早く冷水ですすぎ、すぐにお召し上がり頂きますと、ゆでたての味がお楽しみ頂けます』 早速、熱湯に食酢を入れ、タイマーをやや長めの8分にセットして、生うどんを入れた。吹きこぼれないように火加減を見ながら茹でて、ふっとタイマーを見ると、動いていないではないか! (あちゃー。こうなりゃ勘でいくしかないな)と、時折、麺を1本箸でつまみ出してはチュルンと食べてみる。いやあ、固いけど旨い。こりゃ期待できるな……そう思いながら、1歳の子供にも食べさせたいから、柔らかくなったのを確認してザルにあけ、水道水で一気に冷やした。今の時季の水道水はかなり冷たいから、ザルの中のうどんをよく冷えるように手でかき回していると、うどんがドンドン引き締まっていくのが感触として伝わってくる。 うどんを茹でている間に長ネギとともに温めていためんつゆをお椀に入れ、うどんを大皿に盛って出来上がり。 おばちゃんがくれたホウレンソウだけじゃ足りないだろうと思い、ホウレンソウも新たに茹でて一緒に添えてみた。どうです、見た目は悪くないでしょ? カミさんと一緒に「いっただきま~す」。めんつゆに付け、ズズッとすすって驚いたね。あれほど何度も柔らかくなったのを確認したのに、冷水で引き締まったせいか、コシがあってやや固いのだ。別に芯が残っているワケではない。完全にこれはコシなんだろうな。大人の私にはとても美味しいのだが、子供にはどうだろう……と思いつつあげてみると、喜んで食べるではないか。子供でも美味しいモノはわかるんだね。 ただ1点、失敗したのは、「めんつゆ」の味を確認しなかったことだ。これがちょっとウチら夫婦には辛めだったんだよね。面倒でも豚バラ肉を入れて、やや甘めに仕上げるべきだった。でも、めんつゆさえ完璧に仕上げれば、自宅で本格的な武蔵野うどんが食べられるワケだから、これは凄いことだ。ちょっと場所は遠いけど、これは絶対に買って試してみる価値があります。散歩ついでにぜひ! 【DATA】 住所:東村山市諏訪町1-23-5 電話:042-391-3440 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月13日 06時06分13秒
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