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東村山グルメ日記

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2005年05月24日
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カテゴリ:そば
 今回紹介する「巴屋」というそば屋は前々からとても気になって仕方がなかったお店だ。
 場所は久米川駅南口を出てロータリー越しに正面に見える道を真っ直ぐ進み、突き当たりの左角にある。

「巴屋」

 何が気になって仕方がなかったかというと、この看板だ。よ~く見てください。

「巴屋」看板

 右下に赤文字で「創業天保元年」って書いてあるでしょ。「天保元年」ですよ! 天保元年と言えば西暦に直すと1830年。ナント175年前からやっているお店なのだ。これはもう老舗中の老舗と言っていいんじゃないだろうか。
 早速お店に入ってみる。店内は落ち着いた雰囲気で、いかにもそば屋という感じ。しかしメニューを見て、私は驚いた。そばの他にうどんがあるのはわかるとして、かつ丼や牛丼、カキフライライスや生姜焼きライスなんて定食もあるのだ。老舗と言っても、そばにこだわっているワケではなさそうだ。それでも私はそば屋であることに敬意を表して「天もり」(850円)を頼んだ。

天もり

 この値段でこのボリュームならいいんじゃないの。うーん、美味しそうだ。そばは細くキレイに切られているし、天ぷらはナス、しし唐、マイタケ、エビと、どれもカラッと揚がっている。

そば 天ぷら

 さてと、それではいただきますか……ンンッ? ありゃま、そばツユだけですか。つまり天ぷらもこれに付けて食べろと言うワケか。これはちょっと残念。別の方がうれしいんだけどなぁ……と思いつつ、そばを食べてみる。あれ、このツユ、甘い。ちょんと3分の1くらい付けて食べるより、ドボドボと浸して食べた方が旨い。
 天ぷらはコロモがサクッとして美味しい。ツユに付けると油が浮くのだが、その後にそばを食べても、これが意外にイケる。どういう味かというと、天ぷらそばを想像してもらえばいいだろう。いい感じの旨さになっているのだ。
 おそらくこのお店は、そばなら温かい汁モノの方がいいのかもしれない。実際、他のお客さんで冷たいそばを頼んでいる人はあまりいなかったし、そばよりも定食などを頼んでいる人の方が多かった。
 食べながら、ふと壁を見ると「冷やし中華」という張り紙があった。「おいおい、そんなモノまであるの」と思ったが、こういったいろんなメニューを出すことで、お客さんを飽きさせないようにして看板を守ってきたのだろう。もし「そば一筋」という姿勢でいたら潰れていたかもしれない。今は美味しいそば屋がいっぱいあるからね。「そば一筋」と言えば聞こえはいいし、カッコいいけど、潰れたら老舗じゃなくなる。メニューは何でもアリだけど、ちゃんとそば屋の看板を守ってきたこのお店、私は素直に凄いと思った。


【DATA】
住所:東村山市栄町2-21-29
電話:042-391-0313
営業時間:午前11時~午後9時
定休日:金曜





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最終更新日  2007年10月13日 15時49分11秒
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 まちの蕎麦屋   くま さん
子どもの頃から巴屋の蕎麦はよく食べました。今は、たまに行くと「かつセット」などを頼んでおります。昔のイメージで言いますと、ただいまのように外食屋などそうありませんから素直に「蕎麦屋=街の外食屋」でした。
ですのでいろいろある店はそれなりに便利で、もしかしたら、街の歴史ある蕎麦屋の証しなのかもしれません。ちょっと昔は、駅前にポツンとあって、蕎麦も食えるし、酒も呑めるし、飯も食える、そんな店が「まちの蕎麦屋」だったような気がします。関係ないけれども、三光寿司ではラーメンも売っていませんでしたっけ。
砂場、藪、更科、長寿庵、満留賀、松月庵、巴屋、朝日屋なんてのは昔からある大手(?)の蕎麦屋の屋号ですけれど、東村山駅西口では「亀屋」というマイナーな名前で100年以上の看板を張っている蕎麦屋もありますよ。もっとも、ここでは、酒は出しません。
私は、ここの蕎麦が好きです。「たぬき蕎麦」がきちんと「たぬき」になっているのにプライドと歴史を感じます。揚げ玉ほうりこんで「たぬき」だ、なんていういい加減なものではありません。一度、食べに行ってみてください。おばさんが「ぶっきらぼう」に挨拶してくれ、配膳をしながら、客と地元の話をしているのを聞いていると、亀屋も「長いことまちで生きてきている蕎麦屋」という感じがします。


(2005年05月25日 04時23分20秒)

 行ったこと無い   tomocom さん
実は、久米川暦長いのに、行ったこと無い。。
割と久米川近辺の古くからの蕎麦屋ならびに
飲食店ってジャンルを問わずの食べ物がある
ような来ます。私だけかな? (2005年05月25日 07時12分13秒)

 Re:まちの蕎麦屋   masa46494649 さん
くまさん、コメントありがとうございます。

>子どもの頃から巴屋の蕎麦はよく食べました。今は、たまに行くと「かつセット」などを頼んでおります。昔のイメージで言いますと、ただいまのように外食屋などそうありませんから素直に「蕎麦屋=街の外食屋」でした。

あっ、なるほど。「蕎麦屋=街の外食屋」はわかる気がします。

>東村山駅西口では「亀屋」というマイナーな名前で100年以上の看板を張っている蕎麦屋もありますよ。もっとも、ここでは、酒は出しません。

そんなそば屋がありましたか。これはチェックしないと。

>私は、ここの蕎麦が好きです。「たぬき蕎麦」がきちんと「たぬき」になっているのにプライドと歴史を感じます。揚げ玉ほうりこんで「たぬき」だ、なんていういい加減なものではありません。一度、食べに行ってみてください。

「亀屋」のたぬきそばですね。わかりました。食べに行ってみます。 (2005年05月25日 07時30分24秒)

 Re:行ったこと無い   masa46494649 さん
tomocomさん、コメントありがとうございます。
昔は食べ歩くなんて習慣はないし、ましてやそば屋さんだと“行きつけ”を誰もが持っていたハズだから、行ったことがないお店があるのはある意味、当然と言えるでしょう。
おそらく地元の人でtomocomさんのように行ったことない人って多いと思いますよ。 (2005年05月25日 07時47分18秒)

 Re[1]:まちの蕎麦屋(05/24)   くま さん
>「亀屋」のたぬきそばですね。わかりました。食べに行ってみます。
-----
西口降りた通りのすぐ左側です。向かいが、これも昔からある下駄屋です。一度、ご賞味あれ。

たぬきそばって、「種抜き(天ぷら)そば」から来ていると思うのです。海老だのなんだのという種のある天ぷらだと高いから貧乏人は種抜きにして、それでも天ぷらを味わいたい。ですから、「種のない天ぷら」にして「他抜きそば」なんて粋がってみたりしたんじゃないでしょうか。

であるとすれば、貧乏人の意地の固まりである「たぬきそば」を揚げ玉ほうりこんで「たぬき」です、っていうのは、奥地の原住民に歯磨きを万病の薬といって売り込むような違和感を感じるのです。

以前、ある蕎麦屋で「山吹そば」と銘打った蕎麦をを食べました。

七重八重 花は咲けども 山吹の実のひとつだに なきぞ悲しき

出てきたのは「たぬきそば」(正統派)でした。


(2005年05月25日 14時32分42秒)

 なるほど   masa46494649 さん
くまさん、コメントありがとうございます。
勉強になりました。
特に「山吹そば」の話。粋ですね。
こりゃぜひとも正統派のたぬきそばを食べなくては!
(2005年05月25日 15時32分15秒)


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