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テーマ:●食べた物の画像♪(84926)
カテゴリ:居酒屋・スナック
これは居酒屋に限らず、すべての業種について言えることだが、接客は重要だ。当たり前のことを当たり前にこなした上で、さらにお客さんに好印象を抱かせるのが最上の接客だろう。もちろん、居酒屋だったら料理が美味しいとか、値段が安いとかも重要だ。しかし、味・値段と並んで接客も重要と言える。
その意味では、この4月、オープンしたばかりの時に行ったチェーン系居酒屋「かまどか久米川店」の接客は最悪だった。それほど店内が忙しい状況ではないにもかかわらず、頼んだ飲み物がなかなか出て来ない。最初の飲み物が来るのに15分かかり、その後、追加注文してもなかなか出てこず、その都度「○○と○○、まだですか?」と店員さんに催促していた。 私はこのブログでは「悪口は書かない」ということを基本姿勢にしているのだが、この接客姿勢だけは納得いかなかったから、最後に少しだけ書いた。すると、同じ感想を抱いた読者の方からコメントをいただいた。 「まだ改善していないのか。ダメだな、このお店」……私は正直そう思い、ブログで紹介したことをすごく後悔した。 それから3カ月後の7月18日、山本狼さんからこんなコメントをいただいた。 「マサさんのお噂はかねがねお聞きしておりまして、遊びに来ましたら、ビックリ!! ここ、僕のバイト先ですよ!! とはいえ、OPEN1週間目とかから働き出したんですけどね。でも、実は『鳥でん』でも働いていたのですよ。さらに上の『牛角』でも……。そして、8月1日からはワタクシ狼が店長として赴任します。正直僕が入った当初のスタッフのスキルの低さは笑ってしまうくらいでしたね。『俺なら、もう来ない』みたいな。それでも日々改善を続け少しでもお客様のご期待に応えられるようにしてまいりました。 是非、機会があればまたお越し下されれば幸いです。」 店長さんから直々にコメントが来たのだからこれは行かなきゃと、ずっと思っていたのだが、なかなか機会がなかった。それが昨日の夜、たまたまオヤジーズ(東村山に住む中年の飲み仲間)の1人から「飲みませんか?」と誘いの電話があり、「じゃあどう変わったか知りたいので」ということで、「かまどか久米川店」へ行ってみた。 「いらっしゃいませ!」……元気のいい声に出迎えられ、「段がありますので気をつけてください」と店員が丁寧に席へ誘導。生ビールを注文すると、「用意してたの?」と疑ってしまうほど早く出て来た。以前の接客とは段違いだ。一緒に行ったオヤジーズのメンバーも以前のこのお店を知っているから、「飲み物が来るの、早くなったね」と目を丸くしていた。 料理は定番の「とりわさ」(390円)と「焼き鳥5本盛り」(890円)をまず注文。 料理が出てくるのも早い。当たり前と言えば当たり前の話だが、以前を知っているだけにこの変化には素直に驚いた。しかも、必ず笑顔で持ってきてくれる。どの店員さんもだ。かなり徹底した教育をしたんだろうなと思う。 季節モノとして「戻り鰹の刺身」(590円)と「炙りしめ秋刀魚」(590円)を注文。 量は少ないけど、これは旨かったなぁ。ニンニクと一緒に食べると、お酒が進む。生姜がすりおろしだともっとうれしかったけどね。 これは面白い料理だと思う。サンマだから炙るだけでかなり旨いのだが、一度酢で締めてから炙っている。だからほんのりと酸っぱさがある。これは好き嫌いが分かれると思うが、私は好きだな。サッパリして旨かった。 いやあそれにしても今回の接客にはビックリした。よくここまで立ち直らせたなぁと思う。山本店長の手腕に脱帽だ。 以前、おそらく7月くらいまでにこのお店を訪れて、その接客姿勢に「二度と来るものか」と思った皆さん、「かまどか久米川店」は変わりました。気持ちよく飲めるお店になったので、一度自分の目で確かめてみてください。 【DATA】 住所:東村山市栄町2-21-5 電話:042-399-0194 営業時間:午後5時~午前0時 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「かまどか久米川店」は残念ながら2006年12月2日に閉店しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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