2007/10/15(月)01:04
もっと地域住民のことを考えてください
本日2月24日(土)午後7時から市民センター別館の第3会議室で、「西口再開発工事について対策を話し合いましょう」(主催=100mビル被害を考える会)という会が開催されます。
私は、現在の東村山駅西口の再開発計画に関しては見直すべきだと思っています。しかし現実には着々と計画は進行しており、3月には工事着工という段階にまで来ています。こうなると、推進派とか見直し派とか関係なく、工事が始まった時の地域住民の安全について考えなければなりません。しかし、市と再開発組合が主催して15日に行われた説明会は、地域住民の安全に対する不安を解消するどころか、増幅させるモノとなりました(詳しくはこちらを参照)。
この説明会については、自ら推進派と言う鈴木忠文市議もブログの中で、工事車両のルートは現状ではベストとしながらも、市と再開発組合、工事業者に対して誠意ある対応をするべきと苦言を呈しています。また「通常プロジェクターで映し出されたものは全て、説明会の資料として配布するのが常識であるし、当然説明会会場で即答できない案件に関しては、問合せ先の住所・電話番号くらいは記されたものが配布されるべきである」と述べています。全くの正論だと思います。
何度も言いますが、地域住民の安全確保に推進派も見直し派も関係ありません。何か事故が起きてからでは遅いから、責任ある立場の人がキチンと説明し、質問に答え、想定される事態をできるだけ公開し、その1つ1つについて対応策を話し、不安を取り除いていく……こういう説明会であれば、1回でも十分だと思います。でも、15日の説明会はそうではありませんでした。だから午後9時で説明会が打ち切られた後、参加していた市民が「説明会をもう一度行って欲しい」と要望しました。
これに対し、小嶋博司・都市整備部長は「23日を期限として、文書でお答えします」と約束したそうです。
小嶋部長といえば、11月7日に放送された日本テレビの報道番組「リアルタイム」での特集で、東村山ヒルズが市に借金しかもたらさないことを堂々と明言した人物。果たしてどんな回答をしてくるかと思ったら、またしてもやってくれました。
『今後については、3月中旬に報告することで対応していきたいと考えております。
都市整備部長 小嶋博司』
3月には工事着工という状況の中、着工前に説明会を開催してくれるのでしょうか? 市民に不安だけを与えるあまりにも誠意のない回答だと思います。「100メートルビルの被害を考える会」の世話人である清水さんも自身のブログの中で怒りの記事を書いています。
佐藤真和市議のブログに寄せられたコメントによると、15日の説明会では「東京都中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に違反しているという。特に規則第9条の第2項
「条例第六条第一項に規定する建築に係る計画の内容について説明すべき事項は、次の各号に掲げるものとする。
一 中高層建築物の敷地の形態及び規模、敷地内における中高層建築物の位置並びに付近の建築物の位置の概要
二 中高層建築物の規模、構造及び用途
三 中高層建築物の工期、工法及び作業方法等
四 中高層建築物の工事による危害の防止策
五 中高層建築物の建築に伴つて生ずる周辺の生活環境に及ぼす著しい影響及びその対策」
について四と五は説明されていません。これだけでも説明会を開催しなければならないハズなのに、小嶋部長のこの回答。条例違反の疑いがあっても、こういう対応です。「困ったモノだ」と呆れてばかりはいられません。工事は2年も続きます。地域住民にとっては本当に深刻な問題です。
またこれは他人事ではありません。こういう市のやり方がまかり通れば、他の地域でも同じことが繰り返されます。今、ここで、この問題で市の対応を改善してもらわなければ、東村山はよくなりません。1人でも多くの人に関心を持ってもらい、本日開催される「西口再開発工事について対策を話し合いましょう」に参加していただければと思います。
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