東村山グルメ日記

2008/12/24(水)14:36

ついに直売所がオープン!

ノンジャンル(59)

 つい先日のこと。東村山の地ソース会社「ポールスタア」の前を通りかかると……。  アレ? ありゃ何だ? あんなモノあったっけ?  さらに近づいて見ると……。  エエーッ! これって直売所じゃないの。おいおい、いつの間にこんなモノをつくっちゃったの?   ナニナニ……12月19日オープンだって。ついこの間じゃないの! 「こりゃ一体、どうなってるの」と思った私。早速、桜井憲一社長に話を聞くことにした。  ……でもその前に、ちょっとだけ直売所についての経過説明をしておきますね。  実は「直売所」という看板こそ出していなかったけど、敷地の奥にある建物の2階に商品棚を置き、販売していた。利用したことのある人もいると思う。  ただ、やっぱりちゃんとした看板を出した直売所があった方がいいのではということを桜井社長も考えていて、今年1月に会った時に、 「マサさん、やっぱり地元に密着した会社にすることを考えたら直売所があった方がいいから、来年4月くらいをメドにやろうと思ってるんですよ」 と構想を話してくれた。この時の構想では、商品の販売だけでなく、「東村山黒カリー」などが食べられるスペースも考えられていて、「それはいいスポットになるかも」と私は思っていた。  それが今年の8月ごろ、桜井社長に会った時にはこう言われた。 「この不景気だし、直売所の話はいったん白紙にしようと思っているんです」  まあ状況を考えれば、賢明な選択と言えるかもしれない。「残念だけど、仕方ないなぁ」と私は思っていた。  その流れがあっての、突然の直売所オープンだから、もう私はビックリ仰天。直売所ができたこと自体はすごくうれしいんだけど、一体どうしてつくることになったのだろうか? 「それはですね、単純に買いに来てくださるお客さんのことを考えてなんですよ」 と話す桜井社長。説明によると、ここ1~2年のいろんなメディアへの露出によって、直接事務所に買いに来てくれるお客さんが増えたんだけど、2階の事務所に上がるには急な階段を上らなくてはならず、お年寄りの方には危険ですらあった。そこで新たに直売所を建てるのではなく、工場の一角を整理して、そこに直売所を設置することにしたのだという。 「看板だけは目立つように大きくしましたけど、できるだけお金はかけないようにしました」  新聞チラシなど広告宣伝は一切せずに、12月19日にオープンさせたのだが、ナントその日1日だけで9万円以上の売上があったのだとか。恐るべし、「ポールスタア」の底力。  直売所は4畳半ほどのこぢんまりとしたスペース。入るとすぐ右に……。  ドーンと商品の陳列棚がある。こうして見ると、「ポールスタア」っていろいろつくっているんだねぇ。    おっ、「どんこい祭」でデビューした「黒焼そばソース」があるじゃないの。あっ、こっちには「にんにく焼みそ」と「ねぎみそ」がある。これ、旨いんだよねぇ。  エッ、こんな商品、あったっけ? というか、この「五十番」って、あのいろんな肉まんを売っている神楽坂の「五十番」のこと?  いやあ、知らなかったなぁ。あの「五十番」の「海老チリソース」と「回鍋肉のたれ」を「ポールスタア」がつくってたんだ。これは買ってみたいなぁ。    おおっ、これはまた見慣れない商品だねぇ。「カロリー1/2のMYソース」は商品名で何となくどういうモノかは理解できるけど、この「ソースdeごはん」って何?  ホームページの商品説明によると……。 「誰もが慣れ親しむ“甘辛しょうゆ味”に、絶妙な隠し味の“ソース風味”…。 この何とも不思議なマッチングからポールスタアならではのアイデア商品“具材無敵の万能ソース”が出来上がりました!  エビ天、いか天、野菜天にかき揚げ、フライ。フライとくればアジに白身魚に牡蠣に海老にと何でもござれ。さらに揚げ物、コロッケ、メンチにチキンカツ、とんかつ、ハンバーグときたら炒め物、またハンペン、かまぼこなどの練り物と具材の種類は選びません。手ごろな具材をご飯にのせ、サッとひとふり『ソースdeごはん』、たちまちお子様大好きの素敵なドンブリの完成です。  もちろん増粘剤、着色料、化学調味料を一切使用せずの無添加、調味料ソース。是非一度お試しください。一滴必味、お子様魅了!『ソースdeごはん』は地球の食卓を救います」  ほぉ、地球の食卓を救うんだ……どんな味なのか、気になるなぁ。  私が行ったのは、オープンして2日目だったのだが、早くも人気商品となっているのが、この「東村山セット」(2100円)。「メイドイン東村山ソース」と「千体地蔵ソース」、「東村山うどんつゆ」、「東村山黒焼そばソース」と地元・東村山ならではの4商品をセットにしたモノだ。帰省土産や東村山に年末年始に戻ってくる人に持たせるお土産として買っていく人が多いのだとか。確かにこれはいいかもね。  ふと壁を見ると、こんな張り紙が……。  どうやら来年早々にコーナーをつくるらしいのだが、ラベルずれした商品や、賞味期限が残り4カ月を切って小売店に出荷できない、いわゆる“半端モノ”を2割引で売る予定らしい。これは直売所ならではの目玉商品と言えるかも。  年内は12月26日までの営業だが、それまでに来店して購入した人には、オープン記念として「大学いものたれ」をプレゼントするのだという。  営業時間は午前9時半から午後4時半まで。年末年始の営業は張り紙に書いてある通りだ。  これまで「ポールスタアの商品が手に入りにくい」とお嘆きだったアナタ、ぜひ直売所に足を運んでみてください。見たことのない「ポールスタア」商品に出合えるかもしれませんよ。 【DATA】 住所:東村山市久米川町3-28-2 フリーダイヤル:0120-59-7110 電話:042-395-0554 ホームページはこちら 【「ポールスタア」に関する過去の記事】 *2005年07月01日「東村山に“地ソース”があった!」 *2005年07月03日「なかなかイケる“地ソース”」 *2005年07月23日「『スタミナ丼のたれ』はなぜ売れなかったのか?」 *2005年10月15日「『スタミナ丼のたれ』モニター調査の結果 前編」 *2005年10月15日「『スタミナ丼のたれ』モニター調査の結果 後編」 *2005年12月05日「やったね!『ポールスタア』」 *2005年12月05日「番外:広がるポールスタアの輪」 *2005年12月24日「番外:社長からメールが来ました」 *2005年01月09日「ポールスタア商品の謎が判明」 *2006年01月30日「ついに買えます!」 *2007年03月21日「『ポールスタア』の挑戦」 *2007年04月02日「地元発売決定!?好評だった黒カリー」 *2007年11月02日「つ、ついにあのカレーが発売に!」 *2007年11月12日「その名は『東村山 黒カリー』」 *2008年03月10日「ソースde和菓子!?アイデア大募集!」 *2008年03月31日「ソースで和菓子!?…苦戦につきアイデア募集を大幅延長」 *2008年05月01日「試行錯誤が続くSWプロジェクト」 *2008年07月08日「完成度の高いソース大福」 *2008年08月08日「頑張る2つの地ソース会社」 *2008年10月25日「決定!ソースde和菓子の優秀賞」 ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。

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