東村山グルメ日記

2011/02/18(金)21:59

思わぬ場所で魚介炭火焼きを堪能

居酒屋・スナック(181)

 私の友人が今年の春から、仕事場のある西武立川を中心としたグルメブログを書き始めたんだけど、そのブログには時々、東村山の飲食店も出るんだよね。友人は東村山に住んでいるから当然と言えば当然なんだけど、結構、私が行かないお店に行っていて、参考にさせてもらっている。  で、先日、面白いお店を紹介していたので、早速、いつも相談に乗ってもらっている友人とともに行ってみることにした。  久米川駅南口の「西友」の横の通りをズンズンと進むと、左側に中華料理店の「清香屋」が見えてくる。その手前にいろんなお店の看板が出ているのだが……。  一番上にこんな看板を発見。 「路地裏の七輪魚介 かしわぎしょうじ」 と書いてある。確かこの位置には、もう何年も前に閉店した「焼肉 山水」の看板があったハズ。ということは、このお店がある場所は……。 「清香屋」手前のまさに路地裏。スナックや小料理店がひしめき、知り合いの紹介か酔った勢いがないと踏み入れることがむずかしい感じの“ディープゾーン”だ。  実は私、この路地にお店がたくさんあることは以前から知っていたんだけど、いつも足を踏み入れるのをためらってしまうんですよね。  そうか、この“ディープゾーン”に目指すお店があるんだな……私は意を決して路地に入っていった。  ゴチャッとした中に、ひときわ目立つ真新しい看板。  ここが今回紹介する魚介炭火焼きをメインとした居酒屋「かしわぎしょうじ」だ。  お通しはもずく。横のグラスは何かというと……。  この「東京マッコリ」の上澄み。このお酒、名前こそ「東京マツコリ」だが、韓国のお酒であるマッコリとは全く別物。「日本酒のおりがらみ」と言えば、わかりやすいかもしれない。だから上澄みを飲むと、まさに日本酒。  この後は瓶をゆっくりと振って、全体を濁らせてからいただく。「マッコリ」と思うと少し物足りなさがあるが、日本酒と思えば十分に旨いと思う。  入ったときには気づかなかったが、入り口のすぐ横に巨大な生簀が置いてある。この中には、アワビ、ハマグリ、ホタテ、サザエが入っている。どうやら、これを焼いて食べさせてくれるらしい。  ということで、私が頼んだのは「あわび」(800円)1つと「ホタテ」(400円)2つ。  さあ、炭火焼きだ!……と、ここで「あれ?」と思った人がいると思う。注文したのはアワビとホタテだけなのに、どうしてハマグリが乗っているのか?  実はこのお店の店長さん、ツイッターをやっていて、この日はこんなつぶやきをしていたんですよね。 本日は合言葉「かししょう」で、はまぐりひとつサービスします!ご来店お待ちしております。  だから友人と一緒に「かししょう」と店長さんに言って、サービスしてもらったワケ。このお店はツイッターでいろいろサービスをつぶやいているから、行く前にチェックするといいかもしれない。  ちなみに「かししょう」は店名の略で、この店名は店長さんの名前なのだという。社長の名前を店名にした「マツモトキヨシ」が「マツキヨ」という略称で親しまれているように、いずれ「かししょう」という略称で親しまれるようになりたい……というのが、店長さんの願いらしい。  その店長さんが付きっ切りで焼いてくれる。お客さんが「自分で焼く」と言えば任せるが、基本的にはお店の人が焼くというのが、このお店のスタイルとのこと。    そうこうしているうちに、アワビに動きが……おおっ、踊ってる、踊ってる! こんなアワビの踊りが海のない東村山市で見られるなんて、ちょっと感動。    アワビたちが焼きあがるまでのツナギとして、「かぼちゃの煮物」(380円)と「イナダの刺身」(550円)を注文。食べながら待っていると……来た、来た、来たーーッ! アワビ降臨!!  これがプニュッとした歯触りで柔らかくて旨いこと!  続いて……。 ハマグリ参上!!  これはもうひと口でパックンチョ……プリップリッの旨々!  畳み掛けるようにして……。 ホタテ見参!!  さすがにひと口では食べられず、まずはヒモの部分をモニュモニュ……旨し!  お次は貝柱と肝の部分をひと口でパクッ……ああ、幸せ。このままでも旨いんだけど、たぶん醤油とバターを付けたら昇天しちゃうと思う(笑)。  ここまで来たら当然、「さざえ」(400円)も焼いちゃえ!ということになり、2個注文。  グツグツといい感じでシッカリ煮えているように見えるけど……。  実は中はレアだったりするんだよね。店長さんの絶妙な焼きテクで、これも旨い、旨い。 「次は何を焼いてもらおうか?」と迷った末に頼んだのが、「ニンニク焼き」(480円)。ごま油の中でジックリと仕上がってもらいましょう。    その間に「手作りキムチ」(450円)を注文。これが本格的で旨かった。 「ニンニク焼き」は少し時間がかかるということなので、「サキイカのコチュジャン和え」を少しサービスでいただいた。これがまた酒のツマミにピッタリの旨さでビックリ。  焼き網にスペースがあったので、「アジ」(420円)を注文。「ニンニク焼き」より安いから、「小さいモノだろう」と思っていたのだが、思いのほか大きくてビックリ。このお店はいろいろと驚かせてくれるなぁ。 「アジ」の方が先に焼きあがったので、早速いただくと……これは、バカ旨! シッカリ中まで焼けているのに、フワッと柔らかい。これは炭の力だね。炭火焼きだと、こんなに旨くなるんだね。  そして結局、〆の料理となってしまった「ニンニク焼き」。これがまた今まで食べてきた「ニンニク焼き」と比べ物にならないほど、ほっくりとして柔らかく旨味たっぷり。いやあ、マジで元気になった気がした。  11月中旬にオープンしたばかりで、まだ試行錯誤という感じがするけど、東村山にこういうお店ができたことは素直にうれしいと思う。頑張って欲しいなぁ。  店長さん、ごちそうさまでした。 【DATA】 住所:東村山市栄町2-4-17 電話:042-398-5584 営業時間:午後6時~翌朝6時 定休日:火曜 駐車場なし ツイッターはこちら ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。

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