2011/02/27(日)11:40
秘密基地のような自宅系カフェ
以前に友人から「妙なところで自宅系の喫茶店を見つけたよ」という情報をもらっていたので、時間をつくって行ってみることにした。
東村山駅東口から府中街道を所沢方面に向かって歩くと、左側に「東村山市商工会」が見えてくるのだが、その少し先に左へ入る道がある。そこを入って、ズンズンと400メートルほど歩くと、完全な住宅街の中で……。
エッ? (゚д゚lll) まさか…
どう見ても普通の家なんだけど、近づいてみると……。
やっぱりココだよ!
店名は「カフェ・はなてまり」。友人からかなり前に情報をもらっていたのだが、なかなか行けなかったのは、このお店の営業形態にある。木曜から日曜の4日間のみ午前9時~午後6時までの営業なのだ。このこと忘れて、時間ができたからと火曜に行ってみたり、夜に行ってみたりして、なかなか訪問のタイミングが合わなかったんだよね。
一応、お店の看板は出ているものの、建物は全くの普通の家。だから人に家に入るような感じで、ドアを開けることにちょっとためらいがある。勇気を出してドアを開けると、和服を着こなした、私より年上っぽい女性が「いらっしゃいませ」と出て来た。「どうぞ、地下がお店になっています」と言われるままに、玄関で靴を脱ぎ、地下の部屋へ。
部屋に入ると、棚いっぱいに小物雑貨が並んでいる。
かわいいぬいぐるみもあれば、
マイバッグに使えそうな手提げ袋もある。すべて、案内してくれた女性店主の手作りなのだとか。
話を聞くと、もともと趣味で小物雑貨をつくっていて、子どもが独立したのを機にカフェをやりたいと思い、「それなら自分で作った小物雑貨も置いてみよう」と考え、昨年の夏ぐらいからお店を始めたのだという。
ドリンクはすべて300円で、メニューは次の通り。
*はなてまりコーヒー
*深煎りコーヒー
*紅茶
*アールグレイ
*アッサムブレンド
*オレンジジュース
*コーラ
*アイスコーヒー
*アイスティ
*カフェラテ
私は「はなてまりコーヒー」を注文した。
コーヒーと一緒にちょっとしたお菓子で出てくるのがうれしい。
改めて部屋を見渡すと、地下室とはいえ、窓から明かりが入り、それほど暗くない。何だか落ち着く空間で、子どもの頃に友達と一緒につくった秘密基地にいるような感覚になる。
コーヒーも女性店主のこだわりが感じられて旨いし、これはぜひともまた来てみたいお店だ。
帰りにはアメと節分豆をいただいた。
外に出ると、そこは住宅街。「振り返ると、お店が消えているかも」……なんてことを考えてしまうほど、不思議な感じ。こういう自宅系のカフェがもっと増えると、東村山は歩いて楽しい街になるだろうなぁ。
【DATA】
住所:東村山市久米川町4-46-16
電話:042-393-3235
営業時間:毎週木~日曜の午前9時~午後6時
定休日:月・火・水曜
★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。