東村山グルメ日記

2011/05/05(木)10:26

言葉と料理の旨さと思いが染みた夜

焼き鳥・串焼き(76)

 昨年末、青葉町商店街の焼き鳥店「とり慎」の女将さんからいただいた絵手紙は御木幽石さんという書家が書いたもので、こんな言葉が書かれていた。 心配ないよ。 重い荷物なら 一緒に持てばいい。  前回の記事にも書いたけど、読んだ時にはビックリしたね。不安をいっぱい抱えていたからね。  あれから4カ月。ちょっとした“戦い”を前にして、私は友人2人と「とり慎」へ行った。実はやっぱり不安がいっぱいで、旨い焼き鳥を食べて元気を出そうと思ったのだ。  このお店に来たら、最初はやはり、この「豚レバ」(1本120円)だよね。いつものようにニンニクの効いた特製味噌に付けて食べると……。 旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!!  焼き加減といい、塩加減といい、絶妙。さすが大将だね。 「鳥はつ」(1本130円)と「つくね」(1本120円)。「つくね」と以前のように団子状のモノが何個か刺さっているスタイルではなく、アメリカンドッグのように大きな塊が串に固められているスタイルになっていた。食べると、軟骨が入っていて、コリッとした食感がたまらない。  これは「カシラ」(1本120円)。私はこの「カシラ」が好きなんだよね。いつも頼んでしまう。    箸休め的に「もずく酢」と「キューリのたたき」を注文。どっちも旨いんだけど、「もずく酢」にジュンサイが入っているのには「やられた!」という感じ。抜群に旨い。  最後に焼き物をということで、私が頼んだのは「ねぎま」(1本150円)と「鳥なん骨」(1本130円)。  旨い、旨いと食べていると、女将さんが「今のマサさんの気持ちはコレでしょう」とまた絵手紙を持ってきてくれた。それを見ると……ナント、前回もらったモノと同じだった。「いやあ、どうしてわかったんだろう」……これには私もビックリしたけど、女将さんもビックリしていた。 「エッ、私、前にも同じモノをあげてたの? いっぱい種類のある中から『コレ!』と思って選んだのが、同じモノだなんて驚いたわ」  そう言うと、女将さんは先ほどの絵手紙を持って奥に戻り、「じゃあ今日はコレをあげる」と改めて別の絵手紙を渡してくれた。そこには、こう書かれていた。 ゆめ 信じる  絵手紙をジッと見たあと、顔を上げると、大将と女将さん、そして友人2人の笑顔があった。  ありがたいねぇ。ちょっとした“戦い”には残念ながら負けちゃったけど、考えてみたら、それは夢じゃないからね。夢を実現するための1つの手段に過ぎない。夢の実現方法は1つじゃない。もっと別のアプローチがあるハズ。そう信じて頑張るよ。  言葉も料理の旨さも、そして大将と女将さん、友人の思い、すべてが染みたいい夜だった。  ごちそうさま。ありがとうございました。 【DATA】 住所:東村山市青葉町2-4-36 電話:042-393-8019 営業時間:午後5時~11時 定休日:月・火・水曜 詳しくはこちらを参照 【このお店に関する過去の記事】 *2008年04月17日「旨すぎる塩焼き専門の焼き鳥店」 *2008年05月03日「旨い料理で盛り上がったプチオフ会」 *2008年11月21日「おでんにもよく合う特製味噌」 *2009年08月05日「人気の秘密は特製味噌だけにあらず」 *2009年11月06日「特製味噌のチカラを堪能」 *2010年03月03日「裏メニューがついに表に登場!」 *2010年09月23日「念願の焼き鳥三昧」 *2010年12月27日「つくり手の人柄の温かさまで体に染みてくる鍋」 ★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。

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