うれしい!庶民価格の正統派うな丼
連日、暑いとスタミナがつくモノを食べなきゃという気持ちになってくる。そんな時に目に入ったのが、鷹の道沿いにあるうなぎ屋「うな正」の看板。 スタミナをつけるにはうなぎはいいよね。でも高いからなぁ……と思い、懐事情からそのままスルーしようとしたら、入り口の横に張り紙があるこに気づいた。「何だろう?」と思って近づいてみると……。 エエッ! 平日限定&数量限定で、「うな丼」を始めたって! しかも値段は870円だって!「これなら食べられる!」と思った私は、急いでお店に入り、「うな丼、まだありますか?」と確認。「はい、ありますよ」という女将さんの言葉にホッとして席についた。ちゃんとしたうなぎ屋で1000円以下のうな丼が食べられるとは思わなかったよ。 安くてもちゃんと時間をかけてつくってくれるところがまたうれしい。うなぎはこうでなくっちゃね。最近、「吉野家」や「すき家」でもうな丼を出しているけど、注文してすぐに食べられるのは、時間がない時にはうれしいんだけど、やっぱり味気ないというか、風情がないよね。 しばらく待って運ばれて来たのが、こちら。ちゃんとフタ付きの器で出てくるから、何だか昼から贅沢をしている気持ちになる。 フタを開けると……。 わぉ! いいじゃないですか。肝吸いもちゃんと付いている。お新香と、そして山芋を摺ったとろろ。 うーん、これはどうやって食べればいいんだろうか? とろろをかけて、「うなとろ」にするべきなのか、うなぎを食べた後でとろろをかけるべきなのか? 女将さんに聞くと、「お好きな食べ方で召し上がってください」とのこと。そういうことであれば、「うなとろ」も魅力だけど、うなぎの後にとろろという食べ方にしますか。 うな丼はうなぎが1枚だから、何となく寂しく見えるかもしれないけど、この1枚が見るからふっくらとしていて旨そう! ご飯にもタレがシッカリかかっていて、もう香りがたまんない。 それでは山椒を振って、いただきま~す……。旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! 今年初めて食べたからかもしれないけど、いやあ、うなぎって旨いねぇとしみじみ思ったよ。とろろが後に控えているから、敢えてご飯を少なめに取って、うなぎの旨さを堪能。 で、うなぎを食べ終えたら、残ったご飯にとろろをかけて、ガッとかき込むと……。旨いじゃ (゚д゚lll) ないッスカ!! うなぎのタレが染みているから、うなぎはなくても味は「うなとろ」。もう大満足で完食。お新香を食べ、肝吸いを飲んだら、もう何とも言えない満足感に包まれた。 食後、女将さんはこんなことを話してくれた。「うなぎが高くなって、ウチも値段を上げざるを得なかったんです。そうすると一番安い『うな重』が1780円になってしまい、仕方ないとはいえ、これではお客さんに気軽に食べてもらうというワケにはいかなくなる。それで『うな丼』を出すことにしたんです。うなぎが1枚でご飯を食べるには足りないかもと思い、とろろを付けることにしたんです」 このクオリティーのうなぎなら、とろろがなくても私は納得なんだけど、とろろが付くことによって、うな丼が2度楽しめて、かなりお得感があると思う。「吉野家」が550円、「すき家」が650円で「うな丼」を出しているけど、肝吸いとお新香、とろろがついて870円というこのお店の「うな丼」はコストパフォーマンスの点でも全然負けていない。クオリティーを考えれば、圧勝ではないかと思う。 うなぎを食べるならやっぱりうなぎ屋だよ。この「うな丼」は本当にお得で旨いから、食べてみて!【DATA】住所:東村山市本町2-21-1電話:042-391-2375営業時間:午前11時30分~午後2時30分/午後4時30分~9時定休日:水曜駐車場あり【このお店に関する過去の記事】*2005年03月15日「究極のスローフード」*2009年06月05日「旨いツマミが食べられるうなぎ屋さん」★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。