色の濃い昔ながらの中華そば
久米川駅北口は新青梅街道沿いにあったラーメン店「一代元 東村山店」が閉店したのは、今年5月15日のこと。それから約2カ月後の7月11日、「濃厚醤油」と「炙りチャーシュー」が自慢のラーメン店「竹岡屋 久米川店」がオープンした。 看板は変わっているが、全体的な建物の外装などは「一代元 東村山店」のままだ。 入り口近くはこんな感じ。お店に入ってビックリしたのは、券売機が置いてあること。入った瞬間、「いらっしゃいませッ!」という声があちこちから飛んできて、店員は結構いるハズなのに券売機が置いてあったから驚いたのだ。だけど、券売機によって「注文を取る」というひと手間が省かれて、ほかのサービスを充実させることができるし、注文の取り間違いもなくすことができる。 最初は「人がいるのになぜ券売機? 味気ないなぁ」と思ったけど、考えてみればこの方が効率的で、結果的にはいいサービスの提供にもつながるかも。 メニューはかなり多いが、大きく分けると4つの種類になるようだ。【濃厚醤油】*特製竹岡スペシャル(950円)*スタミナ肉玉そば(750円)*濃厚スタミナ醤油 黒(750円)*ラーメン(500円)*チャーシューメン(750円)*味玉ラーメン(600円)*ピリ辛ねぎラーメン(650円)*ピリ辛ねぎチャーシューメン(850円)*お子様ラーメン(500円)【あっさり塩】*特製塩ラーメン(650円)*タンメン(780円)【清涼冷麺】*冷しタンタン麺(750円)*すだち冷し麺(650円)*ピリ辛ねぎ冷し麺(750円)【特製つけ麺】*熟成醤油(680円)*鶏塩(680円)*魚介系濃厚醤油(680円) このほかに中華丼などのご飯メニューもある。 これだけあると迷っちゃうけど、私はたぶん「全部乗せ」ということだろうと思う「特製竹岡スペシャル」を頼むことにした。このお店のウリである「濃厚醤油」だし、「炙りチャーシュー」もたっぷり乗っているみたいだからね。 しばらくして運ばれて来たのが、こちら。いやあ、チャーシューと海苔が丼からはみ出しているから、何とも豪華かつ豪快なビジュアルだ。 チャーシューはよく見ると……うんうん、炙ってる、炙ってる。少し焦げているところが旨そうだ。 味玉もシッカリと味が染み込んでいる感じ。こちらも旨そうじゃないの。 丼が黒いから、真っ黒な醤油色のスープかと思ったら、そうじゃないんだね。とは言っても、濃い色であることには間違いない。「濃厚醤油」というくらいだから、かなりしょっぱいのかなぁと思いつつ、スープを飲んでみると……あれ? 色とは裏腹にしょっぱくない。むしろタマネギのような甘さがある。 もうひと口飲んでみて、私は確信した。この味、私の好きな味だ! 色が濃いから全く思い浮かばなかったけど、この味は懐かしい、昔ながらの中華そばの味だ。 麺は緩い縮れの細麺。スープと合っているけど、麺そのものは普通かな。だけど、炙りチャーシューやらメンマ、白髪ネギ、味玉などと一緒に食べると、これが旨い。最近は麺が主役のラーメン店が多いけど、このお店は麺はワキに控え、スープと具材の旨さを引き立てている感じだ。 いやあ、これは旨かったなぁ。帰りには「ギョーザ1皿無料」のクーポン券をもらっちゃったし、ほかにも食べたいメニューがあるから、これは近いうちにまた行っちゃうな。【DATA】住所:東村山市栄町1-22-8電話:042-399-0150営業時間:午前11時~午後10時駐車場ありブログはこちら★お店や料理に関する記述は、訪問時における管理人・マサ本人の主観によるものであり、誰が行っても同じ印象を抱くとは限りません。