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これまでBRCA1,2遺伝子検査市場を独占してきた米○yriad社の独占体制が、最近崩れようとしてるみたいですね。
参照:遺伝子特許を巡り約20年争われてきた米国○リアド裁判がようやく決着 新規市場参入で適正な市場競争が起こり、ますますの研究発展と検査費用が適正化してくれると期待したいです。 同社はこれまで特許に基づきBRCA1,2検査の市場を支配してきました。 しかし、この検査費用が高すぎて受けられないという声や、今後のさらなる研究の妨げになるという声が続出しており、メディア等を通じて批判の対象となっていました。 たしか長いことこんなような大論争と独占体制が続いていたのです (たしかこんな感じだったはず・・・私の理解では。間違ってたらすいません) 1994年~○yriad社がBRCA1,2に関する複数の特許出願 ↓ 研究者・患者、検査をうけたい女性等が遺伝子特許無効を訴える ↓ 地裁が特許無効の判決を下す→○yriad社控訴 ↓ 裁判所が○yriad社のBRCA1,2の特許を認める ↓ 2013年 裁判所が再度○yriad社のBRCA1,2関連の特許のうち、一部認めて一部無効化 →これにより、他企業もBRCA1,2に関する遺伝子検査市場に参入、やっと適正な市場競争が始まる、かと思われた ↓ ところが○yriad社、無効化されていない特許を侵害されたとして、新たに参入してきた企業を訴え始める ↓ 2015年 ○yriad社、後から参入してきた企業と和解 なんか、自然に存在する遺伝子で特許を取って、検査費用を無用に釣り上げて金儲けして、結果、必要な人が遺伝子検査受けられなくなっててかわいそうな感じがしますよねー。 一方で「やっぱ特許や資金がないと無いと研究も進まなかったよねー」っていう理解もできる。 理解できるんだけど、だけど、だけど、私個人としては、○yriad社の一連の姿勢には賛同できませぬ。 だって何のための研究してんの?社会的責任の観点でどうよ?って思っちゃいますもん。 なんのために研究してるんだろーって思って、○yriad社のIR資料をざっと目を通してみてたところ、Visionとしては「to saving lives and improving the quality of life of patients through the discovery and commercialization of novel, transformative diagnostic tests across major diseases....」なーんて書いてあったので、「人々の命を救い、生活の質を改善する」みたいなところがVisionっぽいですね。 うーんそのVisionに矛盾してませんかね?このBRCA1,2関連の件って・・・ 人の命を救う研究をしているように見えて、実際のところその研究の恩恵を受けるべき人たちが恩恵を受けられない事態をも引き起こしてるし、BRCA1,2関連の他の研究者の研究をも阻害していると思いますし、ひいては医療研究業界(?)に与える悪影響も大きいと思います。 ま、とにかく、ワタクシ、この検査受けたいので(若年発症だし、近親に2人も乳癌がいるんでね)、早く値段下がりやがれコノヤロウ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.02 16:06:57
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