還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)

2004/06/19(土)23:39

低い投票率に、政治家と政党に、ペナルティとハンディキャップを!。(画像あり)

 今回の参議院選挙の投票率はかなり低いと予想、投票に行かない人は克っ ては、政治に無関心な人が殆どであったが、どうも最近の選挙を棄権する人 の中に、今回の参議院選挙は日本が重大な局面、大げさな言い方をすると 21世紀における日本を左右しかねない局面での選挙であり、投票を真剣に 考えあぐねた挙句の果てに棄権という行動をとらざるを得ない人も随分多い のではないだろうか。  先の衆議院選挙、自民党が議員数を減らし、公明党と連立でかろうじて 政権維持、民主党は、社民党・共産党に競り勝ち大幅に躍進、その結果とし て、民主党に期待はするが今の段階での政権交代は、党の政治能力に不安感 があり、民主党の議員は多くが政党をいくつか渡り歩き、どう考えても政策 面での違いで、政党を変わったり、党が分裂したりではなく、所謂選挙がら みの理由、議員としての身分の確保、自分の保身のため、そのような議員の 多い政党に政権を託すことへの不安、自由党との合併も余りにも性急で、 唐突の感がありすぎた、その結果として政権交代には至らなかった。  自民党はというと連立政権は維持したものの、現実に党としては議員数を 減らし、票の中身も部分的に信任、部分的に不信任、入れる党がないので 仕方なく自民党へ、期限付き期待感のもう一期小泉政権やらしてみよう、 そういった票も随分多くあったはず、全面的に支持され、絶対的に信任され るというには程遠い結果であった。  しかし選挙後の小泉政権は、選挙結果を謙虚に受け止めることも無く、 無反省にも、かろうじて踏みとどまった、或いは首の皮一枚で連立政権の維持、 限りなく敗北に近い勝利にも拘らず、その後の政治運営は、強引にイラクへの 自衛隊派遣、有事法案、年金問題、功罪分かれるがハプニングのような北朝鮮 への再訪、イラクでの日本人の人質問題の対する対応、憲法改正問題や教育基本 法改正問題に対する政府の姿勢、高い投票率の中で、圧勝後の政権でさえ、ここ まではしないと思われるような強引さ、あの結果でまるで「ウイナーズ・テイク・ オール」、「勝ったモン勝ち」、かヨォ~!、と思わず言いたくもなる。  というこのオレも先の衆議院選挙では、別段自民党や小泉政権を支持する気 はさらさらなかったが、隣の選挙区で立候補した自民党候補者との、半端では ない、大きなしがらみで、自民党の候補者と、自民党に投票、こんなになるの なら、あの一票返してくれと言いたい心境、ただではどの候補、どの政党に投票 するかといわれると投票する候補者がいない、投票する政党がない、こんな場合 どうすれば良いのか、棄権するか、それとも自民党や民主党の批判票として、 社民党や共産党に投票するか、無効票を投票するかしかない。  「選挙みたいなもの、行ったことがない」、「どうせ投票したって」、「入れ たい人や、入れたい政党がない」、同じ棄権でも、この3ッつには大きな開きが ある、一つ目と二つ目は、国民とし国政に関与する、唯一の貴重な権利の放棄、 その責任は棄権した本人のものであるが、三つ目の理由での棄権となると、その 責任はむしろ、政党や政治家にあるような気がする、ましてや投票率が低ければ、 自分に有利、或いは自分の政党に有利と、高い投票率の中でこのように考える ことは許されるだろうが、その目安は有権者の3分のに2が投票、低い投票率の 中で、尚且つより低い投票率を期待したり、自分の党や自分の当選に有利の為に 目論む、即ち国民に選挙に行く、投票する意欲を失わせるほどの政治不信を意識 的につくり出す、このまま投票率が下がりつづければ、国民全体で僅かな支持し か得られなかった国会議員と政党によって、日本の国が動かされることになる 危険性が大いにありうる。  投票率の低下の責任は政治家と政党にあるといえる、自分の議員としての身分 を保持するわが身の保身、即ち当選した後、任期中に国政に向ける労力よりも、 次の選挙に当選する事に労力を使う、イヤむしろ全精力を使う、この姿に政党 はなれ、政治嫌い、政治不信、これらの増加、増大、投票率の低下は政治家と 政党がつくり出しているといっても過言ではない、だからある一定の投票率より も低い選挙で当選した議員さんに、投票率の低下のペナルティとして、ハンディ キャップをつける、任期を短縮する、国家の根幹にかかわる問題の法案提出、 及び議決権を行使を出来なくする、要は僅かな国民の支持により今の小泉政権の ように、日本の国を好き勝手に動かされてたまるかというのが正直な今の気持。 ■「今日の言葉」■     「生涯の高い目標を持つ人ほど              足もとに小さな努力を惜しまない」 「パリの街角」

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