還暦雲巣管理人独言(還暦を過ぎたウエブマスターの独り言)

2010/06/14(月)14:13

夏越の大祓。

 間も無く各神社で、「夏越の大祓」、という行事が行われる、多 くが6月30日、北の天満宮に於いては25日の天神さんの縁日、 6月25日、八坂神社境内の疾神社に於いては祇園祭の最終の行事 でもあり、7月31日に執り行われる、大祓は年に2度で12月3 1日の大晦日にも行なわれる、半年間のうちで人は知らず知らずの 間に、罪や穢れを犯してしまうもので、その罪や穢れを拭い去るた めに、行われるもので、地域の氏神さんから町内の神事係りへ、町 内の組長を通じて各家庭に配られる紙に人形の絵を書いたものに、 家族の名前・性別・数え年齢を書いて、一般的に500円(祈祷料) を入れて、各組長が回収して町内の神事係りへ、そして氏神さんへ、 大祓の日に、その人形は人の身代わりで、罪や穢れを落とすために ご祈祷される、また夏越の大祓の日には、罪や穢れを吸取る霊力が あるとされる茅にて、藁を芯にして、大きな輪が境内に作られてい て、実際にこの輪を3度潜り抜けて、罪と穢れを落とす、茅の輪く ぐりが執り行われる。  結婚した当初は白梅町の借家住まい、北野天満宮にも近く、6月 25日の夜にお参り、ここの茅の輪は大きいので有名、ところが夜 におまいりに行くと、茅は殆どなくなっていて、芯の藁がむき出し になっている、お参りを済ませた人が茅を抜き取って、家に持ち帰 って、半紙に包んで、軒下などにぶら下げて、魔除、厄除のお守り にする、わが地元の氏神さんの西院春日神社に於いては、茅の輪が 境内に置かれており、何箇所かに茅の輪の茅は持ち帰らないで下さ いとか書かれていて、輪くぐりをして、くぐった人の罪や穢れを茅 が吸取る、その茅を持ち帰ってもお守りにはなりません、茅のお守 りは別に茅のお守りとして販売しています、という案内、他の神社 では、茅の輪をくぐるのにルールのようなものがあって、くぐるの は3度、くぐった後、右に出るか、左に出るかの決まりごとがあっ て、そのイラストを見ながら、3度輪くぐりをする、時間にすれば 約1分くらいである、ところが西院春日神社では輪くぐりの開始が 午後6時、宮司、禰宜、巫女を先頭に来賓の参拝者、一般の参拝者 が列をつくって、数珠繋ぎになって輪くぐりを行う、余り広く無い 境内に長い列が出来て、輪くぐりが始まると、参拝の人がどんどん 増えて、境内に何重もの人の輪が出来る、3度茅の輪くぐりを終え るのに約2時間ぐらいの時間がかかり、この時期になると境内には やぶ蚊かが多く、虫除けスプレーや携帯用蚊取り線香や加の嫌がる 周波数を出す機械などが必需品になってくる。  そして参拝者にも配られるが、「水無月」、というお菓子が食べ られる、見た目は四角形だが対角線に切り目が入れられていて、こ れで2切れ分であり、本来は3角形の外郎で上に小豆がのせられて いて、氷室から切り出した氷をイメージして作られた菓子で、クー ラーなどが無い遥か昔、蒸し暑い夏に氷をイメージしたお菓子で涼 を求め、夏負け防止に食べられていた、昔は余り好きなお菓子では なかったのだが、特に6月30日にはお菓子屋さんで大量に作られ て、外郎の蒸しが若くて、お袋曰く、「この日には水無月は食べな い」、何となく中途半端な甘さであるが、少し固くなるが冷蔵庫で 冷やしてからこれを食べると、この中途半端な甘さが丁度口に合い だした、それと昔ほど6月30日に水無月、土用にはあんころ餅を 食べる、こういう習慣がなくなってきて、その日にあわせて大量に つくるという事がなくなったセイで、その決まった日に食べても美 味しくなった。 ■「今日の言葉」■ 「 きちんとした躾が土台となって           子供の個性が輝いてくる 」               (自然社・平成22年・新生活標語より)

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