『優しい時間』 その存在感・・
初回からず~っと楽しみにして、毎回優しい気持ちにさせてくれた、『優しい時間』も今夜で最終回か? なんか寂しい!父と子の葛藤は痛い程良く解るんじゃが、今回の倉本聰さんの作品には、なんて言うか切れが無いと言うか、ふわふわした感じが良いのかも知れないが、少し物足りなさを感じた。 大竹しのぶさんの笑顔や少し紗が入った姿は不思議とほわ~っとさせてくれる。今初回から見直して改めて気付いたのじゃが、大竹しのぶさんだけは、初回から服装が変って無いんだね。当たり前と言えばそうかも知れないけど、一番安上がりで一番楽してる役所かも知れないのに、凄く上手い役者だね。毎回ほんの数分の登場で、これほど存在感を出せるのは、凄い役者のだろうな!目線・笑顔・手の動き、それだけで存在感が出せる。凄いですな!本当に。またいつか『森の時計』でガリガリとミルを引きながら、ゆったりした時間を過ごして居る自分に会いたいと思う。 北海道はやはり人を逞しくさせる何かが有る土地なのだろう。光と影を駆使して造る倉本作品のスタッフさん達に『アリガトウ』って言いたいです。