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カテゴリ:ハードと周辺機器
![]() 「PS3はゲーム機なんです。」 っていう事を強調されているようです。 確かにゲーム機なんですが、この造形美と質感をみていると、そろそろ「おもちゃ」という言葉を連想させる「ゲーム機」という領域を超え、ある一定のレベルに達した工業製品となりつつあるように思われます。 ・高性能が故の廃熱と小型化を両立させたラウンドフォルム ・継ぎ目と安っぽさを感じさせないスロットイン方式のBDドライブと前面パネル。 ・それなりのリビングにおいても違和感がない光沢のある黒いボディ これは誰の目からみてもあきらかに、大人の趣味嗜好品を意識したガジェットです。 私は箱から初めて取り出した時の第1印象が 「これはゲーム機業界じゃ売れないだろうなー」 でした。 自分の趣味嗜好を自分語りするのも気がひけるのですが、基本的に自分の回りにあるものは全て「彩度のないもの」=「黒、又は白、又は灰(シルバー)」で埋め尽くされております。リビングにかけている絵は水墨画、服とカバンはVictorinox、仕事用のPCはIBM ThinkPad、車はMAZDA MPVのシルバー、そしてそれぞれは色だけでなく、決して高級品ではなくても歴史と一定の尖った主張を持った物を選択してきたように思います。 PS3という製品はそんな私の趣味嗜好の中にスンナリと入ってきた”大人のゲーム機”というガジェットでした。 ![]() エンターテイメント業界であるにもかかわらず、なぜか消費者も業界も「保守的」に感じるこのビデオゲーム業界において、その”保守的”な部分を真っ向から否定するかのようなこのゲーム機がいかにもソニーらしく、久々に愛すべき機械となりそうです。 PS3と共に今までのゲームらしいゲームもちょっとずつ出てきていますが、Folding@HOME、flOw、アフリカ、Playstation@HOMEというゲームという”枠”をはずそう、もしくは”はずしてみようとするチャレンジ”も私とっては微笑ましい試みでとても期待しております。 ここ最近の、市場、ネット上の”ゲーム機”という観点から”判断の下しようのない尖った機械”は”とりあえず叩いておく”といういかにも日本人的な”出る杭は叩いておく”的風評にますます苦労されることと思いますが、今後ともがんばって”ゲーム機”という枠にとらわれない使い方を提案していって欲しいものです。 そしてそれが失敗に終わろうとも、極少数なコアな市場になろうとも「偉大なる実験」としてそのパラダイムシフトの過程を体験させてもらった黒いガジェットは私にとって最高の贈り物なのですよ。 ![]() 【PS3】プレイステーション3本体(20GB) ![]() 【新品】プレイステーション3本体 ビギナーズパック(20GB) ![]() 【送料無料】ソニー 【PlayStation3】 PS3 プレイステーション3本体 60GBモデル (CECH-A00)... ![]() 【新品】PS3 PLAYSTATION 3 ビギナーズパック(60GB) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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