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![]() 前回も書いたが40前半、バツイチ、マンション持ち、車所有、IT系のベンチャー会社マネージャー、週末は郊外の温泉に出かけて、冬場はスキーをし、年に1回は南の方のリゾートにでかける。 2ヶ月に一度は美容院で1,5000円ぐらいかけて髪をカットし染め、普段着はVICTORINOX、ここぞというときはヨージヤマモト、コムデギャルソンを着たりもしてそれなりに身だしなみは頑張っているつもり。 「涼宮なんちゃら」とか「らきすた」とかの何がウケテルのか理解できない。秋葉原とか大阪日本橋が作り出すサブカルチャーが気味悪い。 そんなおっさんがゆえ、このゲームというエンターテイメントで唯一手を出しがたい分野というのがあって、それがいわゆるアニメ絵系ゲームといっていいのか、まあ目に付く所でXBOX360「アイドルマスター」、PS3ならば「アガレスト戦記」とか「ティアーズ・トゥ・ティアラ」といったゲーム群である。 もうこの手の絵に関してはかなりのアレルギー反応があって、「スターオーシャン」とか「テイルズシリーズ」なんかも絵的にはそそらない。なんというか漫画とは根本的にジャンルが違って、「男が書く少女マンガ」的気味悪さがつきまとって、それだったら、「おたんこナース(佐々木倫子)」とか「いつもポケットにショパン(くらもちふさ)」とか、いっそのこと開き直って「ガラスの仮面(美内すずえ)」とか「悪魔の花嫁(池田悦子)」あたりの直球勝負の少女マンガのほうがよっぽど読み応えがあって充実した時間が過ごせる。 だいいち普通なら中高生の子供がいたりして「おやじうぜー」とか「あなたはいお小遣い1000円」などという逆境おとーさん人生なんかを歩んでる年齢に達してる私が、「アリシアたんかわいいようふふ」などとつぶやきながらアニメ絵ゲームをやってる姿を入院加療中の母親なんかに見られたら、彼女は確実に死ぬ。 というわけで「戦場のヴァルキュリア」もご多分に漏れずその絵に抵抗感があって、眼中になかったのだが、仕事場で私の横に座る仕事仲間が「戦ヴァル買いました。」というので嫌々借りる事にした(笑)。 話はちょっとずれるが、この男のプログラミング能力はかなりすばらしく、JAVA、Perl、PHP、Rubyを自在にあやつりかなりの無理難題もちょいちょいっと解決してくれるスーパープログラマーなのだが、かなり徹底したアンチソニーで、ゲーム機もWiiで"ファイアーエンブレム"しかやらないという、まあこれはこれである意味古典を大事にする漢な感じだが、さすがにテレビをパイオニアのKUROにし、セットでサラウンドシステムまで購入したら綺麗な映像体験と迫力のある音を楽しみたくなったらしく、 私「アンチソニーでアニメキャラRPGに免疫あるのならXBOX360買えばいいじゃん」 隣「あんな安物の自作PCみたいな筐体はありえへん」 私「PS3は新しいファームウェアだとDLNA経由の動画データもノイズリダクションかかるみたいよ。」 隣「Blu-ray、DLNA、アプコン・・・なかなか香ばしいスペックですなぁ・・・」 という経緯でPS3を購入してみたものの、結局買うゲームは「戦場のヴァルキュリア」かい!という初志貫徹する男だ。 で、そんな食わず嫌いの「戦場のヴァルキュリア」をやってみたのだが・・・食わず嫌いですみません。 普通に面白い。 「ウェルキン、私この服似合う?」 「すごく似合うよ!甲虫類みたいだ」 「甲虫類って・・・虫に例えられて喜ぶ女の子がいると思う?」 「だって、カブトムシだよ虫の王様だよ!」 「もう」 うふふふ、あははは といったシーンではテレビに正拳突き食らわして、「もうおまえら死ね!」 と脱力してしまうが、 ・小国が大国を打ち破ったという奇跡の戦記を読むというゲームのUI ・単純に力で押せなく、ちょっとパズルを解くような戦略を必要とするBLiTZという戦闘システム ・いわゆるザコキャラにまで性格づけがされている日本らしいきめ細かさ ・なかなか素敵なBGMや主題歌がかもし出す高揚感 ・なによりCAVASという手書き風の絵を演出する描画システムが作り出す意外にアートな絵 と諸々の特徴がうまくかみ合って、なかなか雰囲気があっていごごちのいいゲーム時間を過ごせる。 結構、この手の時間のかかるゲームはよほど面白くないと途中で投げるタイプの私ですが、なんとなくエンディングまでやってしまいそうな予感がしております。 ちなみに、このゲームやってるときはPSNへサインインせずやってます。 だってフレンドに「ひっ・・・ひげが戦ヴァルやってる・・うわキモ」 って言われそうだもの・・・orz 決して 「ああっアリシアたんがあぶない・・・ラグナイトー」 とかつぶやきながらやってないので、温かい目で見守るように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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