|
カテゴリ:ゲーム考
ご無沙汰しております。
ドラゴンクエストの最新作「ドラゴンクエストX:目覚めし五つの種族 オンライン」が発表されたという記事を読んだ。 なんとドラクエ初のMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)ということらしい。 ここからは個人的な見解になるのだが、私はMMORPGというゲームジャンルは基本的に好きではない。最近流行ってるGREEとかのソーシャルゲームも好きではない。 たしかにうまいとは思う。 mixiの「サンシャイン牧場」なんていうゲームを友人に誘われてやってみたが(試しにKコインも1000円分だけ買ってプレイしてみた。)コレクター系の人を夢中にさせるうまい仕組みが出来上がってて、ついついお金を突っ込みそうな感覚になる。 だがハッと我に返るとそのバカバカしさに気づかされる。 「たった100円でレアアイテムがコンプリートできるよ!」 といった売り文句にまるで ”何年もかけて一生懸命お年玉を貯金した、純粋無垢な子供から安いと見せかけてお金をふんだくる怪しい大人” のような、たちの悪さというかあこぎさが見え隠れして虚しくなる。 "実体化できないアイテムや武器というデジタルデータに課金して小金を稼ぐ" というビジネスモデルには、テレビゲームが持つ本来の驚きや夢がなさすぎる。 私はこれだけプラットフォームの性能があがってきた現在、テレビゲームは映画や音楽と同列に語られる"文化"に昇華できると考えている。 日本のゲームがちょっと文化というより、アニメとかのサブカル系に偏っているのは残念な所だが、それでもアニメだってもはや「COOL JAPAN」といって日本の文化として立派な立ち位置を持ちつつある。 映画産業は確かに過分に商業的な側面を持つが、それでも長い歴史と数多くの伝説とアートとしての成熟をしてきた。 もし、 「映画バイオハザードの新作は入場料200円追加で払うと、ミラ・ジョヴォヴィッチのコスチュームが"ミニスカート"になります。」 なんていう映画が出てきたら映画産業はここまで文化として認められはしなかっただろう。 まあ私も200円の追加料金払うとはいえ・・・(笑) さて、このドラゴンクエストというブランドがMMORPGになるという事はどうとらえてみればいいのだろうか? 確かにドラクエというブランド独特の世界観(あのテーマ曲だったり、戦闘クリア音だったり、階段を上がる音は素敵)でネットワークゲームが遊べるという事にワクワクしている人も多かろう。 だが、私のようなおっさんは"ドラゴンクエスト"という私をテレビゲームの世界にいざなった象徴的なゲームに、"ネットワークの使用料を毎月取ったり、実体化できないデジタルデータ上の武器とかアイテムでちまちま金を取って稼ぐ"という仕組みが組み込まれるとなるとかなり残念な気分になる。 私がファミコンで発売されたドラゴンクエストをプレイしたのはたしか20代になったばかり。 大学近くでたまり場となっている下宿で後に嫁となる女性と交代に寝ながらずーっとやり続けてクリアした。 深夜遅くに皆がコタツで雑魚寝している中、私が一人でレベル稼ぎしていると彼女が 「なんか枕ないから膝貸して」 といって私の膝でクークー寝だしたので、コントローラーを持つ手が妙に緊張して翌朝筋肉痛になった甘い思い出がある(笑) というわけで、全くおっさん懐古厨で申し訳ないが、そんなドラゴンクエストには是非ともオフライン直球勝負のゲームであって欲しかった。 まあ結婚して離婚して今や一人でFPSゲームで大量に弾丸ばら撒いているという、すさんだ人生送っているので苦い思い出でもあるのだが・・・ ・・・ ・・・ あっそうか、スクエアエニクスはそんな懐古厨の為に、「Wiiソフト ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI II III」 を用意したのか!(笑) 【10%OFF!】◆9月15日発売予定◆【スクウェアエニックス】Wiiソフト ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI II III(4988601007146) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ゲーム考] カテゴリの最新記事
|