東北楽天は24日、銀次、聖沢諒、阿部俊人の3選手と来季の契約を結んだ。
銀次は、5月下旬から左足の骨折で約3カ月間離脱したのが響いて82試合出場にとどまり、900万円減額での契約。「来年こそ目標としてきた首位打者に輝き、チームとしてもリーグ優勝、日本一になりたい」と巻き返しを誓った。
今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留した聖沢は1560万円減でサイン。86試合出場、打率2割5分2厘と不本意な成績に終わっただけに「来季は100試合出場、100安打はしたい」と掲げた。
今季、主に遊撃手として自己最多の66試合に出場した阿部は50万円増で契約更新した。(金額は推定)
<銀次「来季は10本塁打以上を」>
銀次は、今季1本塁打に終わった長打力が交渉の席で話題となったという。秋季キャンプから既に長打力向上に努めており、来季は「10本塁打以上打ちたい」と意欲を燃やす。
キャンプでは徹底して下半身の筋力強化に努め、腰回りや太ももを中心に3キロの体重増に成功したという。さらに飛距離を伸ばす打ち方も模索し、「バットにボールを乗せて打つ角度が分かった」といい感触を得ているようだ。
来季は、梨田監督が銀次を攻撃的な2番打者として起用する構想を描いている。銀次は「出塁もできるし、長打もある嫌な打者になりたい。最強の2番打者と言われるように頑張る」と活躍を誓った。(河北新報)