カテゴリ:la musique
昨年暮れにも440で行われた、奇妙さんとユザーンさんの2マンライブ。
今日は4/4だが、4/2夜に流れ込んできた坂本龍一さんの訃報により なんともいえない痛い気持ちで440にやってきた。 ユザーンさんの心中察せども察せども計り知れず・・。 明るいトーンのMCでタブラソロの準備を始めるユザーン。 Fで演奏、タブラの巨匠たちの曲たち、タブラボルからの超絶演奏。 笑いを取りながらも途中「何が言いたいかというと、坂本龍一さんが亡くなって悲しいということですね」と吐き出した。 いつもそうなんだけど、ユザーンさんのタブラボル、タブラ演奏は全力で好きが溢れている。 超高速の指さばきには強さが常に備わっていて、素人耳にはついていけない難しいリズムを正確に刻む。 ギターやらないんですか? とスタッフさんに言われて、急遽持ってきたギターで、弾き語りもやってくれた。 環ROY+鎮座DOPENESSと3人で演っている「ニャー」は矢野顕子さんとのコラボ。 それをひとりで「1,2,3,4,5.5」で演りきった!タイヘン! そして坂本龍一さん作曲、ユザーンさん作詞の楽曲「猫村さんのうた」。 「どうしても今日演りたかった」と、囁くように弾き語るユザーンさんの胸中は、きっと誰にもわからないんだな。 奇妙礼太郎のソロ。圧倒的なヴォーカルでひとつひとつを歌い上げる。 照明を全部消して、スポットも消して真っ暗な中、礼太郎さんのギターと歌声が鳴り響く。 なんか、この人がいるステージは、全部持ってく感がスゴイんだ。 圧巻の独り舞台に鳴りやまない拍手。 2人での演奏では楽しいMCと一緒に聴衆を沸かす。 「奇妙さんはいいですよね。何言っても歌えば帳消しになる」 で大爆笑。礼太郎さんも自覚・笑。 礼太郎さんの曲にタブラ、アルトホルンで絶妙な色彩を取り込むユザーンさん。 ほんっとかっくいい。 「相性が良くない」と楽屋で言ってたのが、なんか変化していくかのようなDUO演奏に 拍手の渦潮がアンコールのリズムに変化してった。 素晴らしいミュージシャンの、素晴らしいステージは、いつだって我々を興奮させて安定させる。 今夜のライブも確かにそうだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/04/09 01:42:18 PM
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