世界のブドウ栽培の意外な事実
世界のブドウ栽培の意外な事実昨年(2007年度)の世界のワイン用ブドウ栽培面積の発表がありました。あくまでも栽培面積で収穫量では無いのですが(収穫量は減反等により政治的に上下し、正確な数字がでてきません)意外な事実に驚かされます。第一位はスペインで、第二位はフランス、第三位はイタリアでここまでは順調です。第4位は以外にもトルコ、第5位は何と中国で、第六位はアメリカと続きます。統計の取り方により順位は入れ替わりますが、何にしても中国の躍進は素晴らしく、僅差の第四位へのジャンプアップは時間の問題と思います。私の持っている1991年発刊のヒュージョンソン著「ワインアトラス」には中国のワイン用ブドウ栽培面積は、日本とほぼ同等で、栽培量は僅少で不明となっていましたが「ワインアトラス」に中国の名産地が何ページにもわたって取上げられるのもまじかと思われます。(ちなみに1991年時点での第四位はソビエトでしたが、ワインの取れる地方が次々と独立した為、今では順位を落としています。) 樋口 博一