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読書日和 ~Topo di biblioteca~

読書日和 ~Topo di biblioteca~

2007年10月~12月に観た映画



2007年10月~12月に観た映画

 パンズ・ラビリンス
 北極のナヌー
 ヘアスプレー
 めがね
 スターダスト
 Always 続・三丁目の夕日
 バイオハザード3
 アレックス・ライダー
 ボーン・アルティメイタム
 ベオウルフ
 アイ・アム・レジェンド
 サーフズ・アップ
 魍魎の匣





パンズ・ラビリンス

こんなに美しさと残酷さとが、一つの物語・映像に撮られた作品ってないかも。

おとぎの国、夢の世界というのは現実と背中合わせの、表裏一体の存在で、
現実の世界が悲しく、非情であればあるほど夢の世界は輝きを増すのだと
あらためて思い知らされた気がするのです。

観た後にこんなにも打ちのめされてしまうのは、
観ている自分は少女オフィリアのように、魔法の国に焦がれる程悲惨な世界に
生きてるわけじゃない…ってこと。
今生きている世界で充分恵まれた状況にいるのだとわかってしまうからかもしれない。
(それは、美しい想像力に満ちた世界とは縁遠いところに住んでいるということでもある。)
果たしてそれは幸福なことなのか、不幸せなことなのか…。
何ともいえない気持ちにさせられてしまうのです。

 *「パンズ・ラビリンス」公式HPは→こちら

ハリウッド映画にはないダークさに魅了される人は多いかもしれない。
ただ、この映画には<PG-12>の指定がかかっていますが
柊的には<R-15>でも納得いく気がしました。
残酷な描写に思わず目を閉じてしまった場面もいくつかあります。
でも、そういったシーンがどう、というよりもなんというんでしょう。
観ている側のイメージを増幅させる力が強すぎる、という感じ。
よくも悪くも強烈な印象を残す映像と音楽です。

柊だったらもしもこの映画を子供と一緒に観に行ったとして、
観終えた後に子供たちになんて言葉をかけていいのかわからない…です。
「綺麗だった」とか「怖かった」とか、そういう言葉の枠に捉えきれない部分が大きいから。
イメージが強烈過ぎて、多分混乱してしまってるんじゃないか、と思うから。
だけど「観ない方が良い」とは思わないです。
むしろこんな映画を真摯に受け止められる器をもって、「観に行ってみて欲しい。」

うまく印象を伝えられない自分がとってももどかしいです。52

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北極のナヌー

先日『黄金の羅針盤~ライラの冒険1』を読んだら無性に白くまが観たくなり、
子供を誘って観に行ってきました⇒「北極のナヌー」。

 *「北極のナヌー」公式HPは→こちら


ああ、北極グマの赤ちゃんの可愛らしいことといったら!
じゃれあって、すってんころりんしている場面など思わず笑ってしまいます。

そしてそれ以上に、セイウチたちのとても人間臭い仕種ときたら…。
赤ちゃんセイウチを抱っこするようにして海に浮かぶ姿や、
お腹がいっぱいになったあとに陸に上がっておならの合奏をする、などなど。
彼らくらいほのぼのと生活できたらいいのに…なんて思いますが
常に強い動物の餌にされてしまうといった危険とも隣り合わせの生活なんですよね。

このまま地球の温暖化が進めば、30年後には北極の氷はなくなってしまうのだとか。
気温が低く、氷が張るおかげで餌をとるなどして生活できる動物たちなのに、
一体どうなってしまうのか…。

今の自分たちの生活が、他の動物たちの生活を苦しめているのかもしれないと
思ったらやっぱり心静かではいられません。

“温暖化”を食い止められるよう、自分に出来ることはやらなくちゃ。
地球の環境を壊してしまうのも、維持出来るのも「人間」だけに違いないんだから、と
あらためて考えさせられました。

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ヘアスプレー

冒頭のナンバー、「グッドモーニング・ボルチモア」からノリがよくて55
主人公トレイシーの明るさに物語がぐいぐい引っ張られていく感じ。
人種差別問題などシリアスなテーマを提示していても、彼女の前向きさのおかげで
常に希望が感じられます。
映画を観終えた後はもう音楽とダンスに魅了されて、曲をハミングしたくなっちゃうこと請け合いです。

 *「ヘアスプレー」公式HPは→こちら

2002年にブロードウェー・ミュージカルとして上演された作品の映画化。
舞台版も観てみたくなります。
サントラ盤も欲しくなる…。


  

トレイシーの母親役を演じたジョン・トラボルタの扮装・怪演ぶりがもう最高はあと
「彼だ」と思うだけで吹き出しちゃう場面がいくつも。
クリストファー・ウォーケンとのかけあい(夫婦っぷり)も二重丸。

ミッシェル・ファイファーの悪女ぶりもすごい。
27日から公開の「スターダスト」で魔女を演じるそうですが、そちらも楽しみになっちゃいます。

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めがね

なんだか無性に映画が観てみたくなって、「めがね」を選んでみました。
こうして観終えてみると、「あ、今自分もたそがれたかったのかな…。」なんて思いました。
人が死んじゃったり、殺されたり、妙に騒がしかったりする映画を観たい気分ではなかった…。うなづく

  *「めがね」公式HPは→こちら

「かもめ食堂」を観たときも思ったけれど、もたいまさこさん演じるような女性に
なれたらいいのになあ…なんて思いました。(今の自分には無理な願いか…☆)
言葉少なでも、あったかい空気をまとっていて近くにいる人をほっとさせてくれる。
憧れます。こんな人と出会えたら…、季節が巡るごとでいいから傍にいたいなあ。

海しか目に入らないような場所で、日がな一日水平線を眺めていたい。
おいしいごはん食べたい(笑)

なんか、疲れているのかしらん⇒自分。

たそがれたい。
何処かへ旅してみたい。

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スターダスト

“宮崎映画(ジブリ)の実写版をみているよう”というキャッチコピーと
ミッシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロらが脇を固めているというのに
惹かれて観に行きました。

 *「スターダスト」公式HPは→こちら

物語の前半はもうミッシェル・ファイファーの魔女ぶりに引っ張られる感じ。
ミッシェル・ファイファーといえば美人女優の代名詞のように思ってきたけど
“若さ”と“美貌”に執着する老いた魔女という役どころは
「ここまでやっちゃっていいのか!?」と心配になるほど自虐的。
うーん、すごい。
ここまでされると主役二人がすっかり霞む(笑)

後半からロバート・デ・ニーロ演じる空飛ぶ海賊・キャプテン・シェイクスピア登場。
空飛ぶ飛行船のデザインや、海賊たちのコミカルさが「天空の城ラピュタ」を彷彿と
させてくれるといえばいえるかなあ…。
ネタバレになるので明かせませんが、キャプテン・シェイクスピアの○○趣味の場面には
思わず笑ってしまいました。妙に嵌っていて可笑しいはあと

王位争いで幽霊となってしまった王子たちの掛け合いもユニークでした。
彼らの場面が一番好きかも知れない。(笑)

後半~ラストシーンに到るまでの盛り上がりが一番見所あったかな。
なんといってもミッシェル・ファイファーの魔女、すごかったっす。
その一語に尽きます。

チューリップライン

Always 続・三丁目の夕日

なんといいますか…気持ちよく泣ける映画です。
告白します。柊は後半ぼろぼろ泣いてしまいました。

  *「Always 続・三丁目の夕日」公式HPは→こちら

前作から四ヵ月後の設定ですが、淳之介くんはすっかり大人びて見えました。
本当のお父さんが引き取りたいと何度も訪れる中で、茶川さんとの心の繋がりが
彼を成長させていったのかな…。
茶川さん(=吉岡さん)のひ弱ぶりも健在で可笑しい。

鈴木オートのお父さんを演じる堤さんの迫力には今回も何度も笑ってしまいました。
冒頭から飛ばす飛ばす(笑)

「現実はそんなに甘くない」と思う一方で、「映画だから」「小説だから」という理由じゃなく
ただただ、幸せな結末を夢見たっていいじゃないか、なんて思ってしまう。
そんな“甘さ”がないとはいいきれないけど…いいじゃないのー。
泣いてしまったって。

出てくる人、みんな気持ちが優しいんだもの。
優しさが、次々他の人にも伝染していくみたいで。
それに素直に感化されたって、いいじゃないかー!なんてハンカチ片手に思ってしまう、
そんな映画でありました。

チューリップライン

バイオハザード3

怖いのは苦手だ…とかいいつつこのシリーズだけは観に行ってしまってます。
観ていて「怖い…」と思ったのは一作目だけで、ニ、三作目は怖いというより
普通(?)にアクション映画を観るように楽んでる自分がいます。
関心はアクションと、物語の結末は一体どうなるのか!という点ですね。

 *「バイオハザード3」公式HPは→こちら

3を観に行く前にテレビ放映された1,2を(復習がてら)観たのですが、
ストーリーをまったくもって忘れてしまってました。
映画公開にあわせて前作をテレビ放映してくれるのは本当にありがたいことです。

でもって、この手の映画はやっぱり大画面で観るのが面白いです。
物音やなんかで怖がらせる手法は古典的とも思えるけれど、
劇場で観るとなんか一味違う気がする。

結末は…いうまい。
完結したのか、それとも、もしかして、もしかするとまだ続くのか…??

一番怖いのはやっぱり1だなあ…。
インパクトあったもんなあ…。
一番知りたいのはアンデッド(ゾンビ)って共食いはしないのかなあ…という点です。
ベジタリアンがゾンビ化したらどうなるんだろう、とか。
もっとほかに関心はないのか、と自分に突っ込みたくなったりして。あはは。

チューリップライン

アレックス・ライダー

映画原作はアンソニー・ホロビッツの『ストームブレイカー』。
14歳の少年がスパイに!?というお話です。

 

  「シートベルトの締め忘れで即死?叔父に限ってありえない!」親代わりだった人の
  事故死を悲しみながらもアレックスの明晰な頭脳と運動神経はフル回転、
  解体工場に忍び込み弾痕だらけの叔父の車を発見。
  翌日叔父の勤務先から呼び出された彼に、さらに驚愕の事実が突きつけられる。
  「叔父さんは我国の特殊工作員だった。今度は君が手を貸す番だ」
  14歳の少年スパイ、アレックス誕生の第1弾。

 *「アレックス・ライダー」映画公式HPは→こちら

原作は未読ですが、中学生の感想を聞くと「面白い」とのことで興味が湧き。
(柊が手に取るにはちょっと抵抗を感じる表紙絵なのです…。もうちょっと万人向けの
イラストにして欲しかったな☆)

「スパイキッズ」をもうちょっと高年齢向けにしたような印象かな。
バリバリのスパイ物にしようか、それともコミカルな方に持っていこうかの間で
ちょっと迷ってしまったような感じがします。

一つ一つのエピソード(場面)は凝っているけれど物語としては散漫になってるというか。
要するに「もうちょっと!」何かが欲しかった感じです。
なにかな~、何だろう、足りないと思ったものは。
スパイアイテムなどなかなか現代的で、007にも負けず劣らずだと思うのですが。

主人公のアレックスを演じた男の子、中学生にしては大人びている…と思ったら
実年齢は17歳でした。(やっぱり)

脇を固める役者さんたちがやたら豪華なのでそれだけでもっと話題に上ってもいいのにね。
ユアン・マクレガーが主人公の叔父さん役で登場しますが思った以上に出番が少なく残念。
ミッキー・ロークは「シン・シティ」で観て以来ですが、ますます不気味な役柄に…。
他にも「あ、『『チャーリーとチョコレート工場』の人だ!」とか
「『ハリー・ポッター』シリーズのハグリッドだよね…。」とか
何処かの映画で観た顔があちこち登場してて面白かったな。

原作は確か6作くらいあったと思うのでシリーズ化目指しているのかな…なんて思いました。
そのときはユアン・マクレガー、回想でもいいからもっと登場して欲しいですー。

チューリップライン


ボーン・アルティメイタム

シリーズ三作目にしてやっと劇場で観ました。(1・2は自宅の小さなテレビで鑑賞)
こういう作品はやっぱり大きな画面で見入るのが正しいですねー。
伝わってくる緊張感が全然違う。

 *「ボーン・アルティメイタム」公式HPは→こちら

息詰まる追いかけっこの連続。
思わずこちらの肩や腕にも力が入っちゃう。

素手での格闘戦&カーチェイスはもうお約束だけど
よっぽど動体視力の優れた人でなきゃ全てのシーンを追うことは
不可能では!?と思うドキドキのシーンの連続でした。
それにしてもジェイソン・ボーン、なんて頑丈なんでしょう~。

常に手ぶれしているようなカメラワークは苦手なのですが(酔うから)
このシリーズでは酔わなかったな。
映画の緊張感がすごいのか、編集が上手いのか。

映画冒頭はいきなり「ボーン・スプレマシー」の続きからはじまるので
「あ、ちゃんと2をチェックしておいて良かった…。」と思いました。
冒頭の他にも「2」を思いださせるシーンがあったり、台詞があったり…
続き物はちゃんとおさらいしとかないと駄目だなあと肝に銘じました。

これはボーンが失った記憶を取り戻していくお話だけど
記憶とともに自分の“人間性”を取り戻していくお話でもあるんだなあと
映画終盤になって気づきました。
ジェイソン・ボーンの役柄はマット・デイモンの人柄や個性が上手く反映されてて
すごくはまり役だったと思います。
はまり役、というよりも彼だからこそ作り上げられた役というのか。
出世作であると同時に代表作。
いい役、いい映画に巡りあえて良かったね、と思いました。

CIAのパメラ・ランディを演じたジョアン・アレンさんが前作に続き
とても知的で、理性のある女性を演じてらして好感持ちました♪

チューリップライン

ベオウルフ

トールキンも作品に影響を受けた英雄叙事詩の映画化、というので興味が湧いて。

うーん、柊は実写とアニメの融合風映像に最後まで馴染めませんでした。
実写なら実写でいいのに…と最後まで思ってしまいました。
ロバート・ゼメキス監督の「ポーラー・エキスプレス」のときは
トム・ハンクスが演じていても「アニメだ」と思って最初から観ていたから
そんなに違和感感じなかったのですが…。

  *「ベオウルフ」公式HPは→こちら

ベオウルフ=海の怪物&火の竜を退治する話と単純に思っていたので
怪物との不義の息子が、時を経て襲ってくる因果応報めいた話になってるのは
映画オリジナルなのかな…ご存知の方教えてください。
オリジナルだとすれば、怪物グレンデルの母を演じたアンジェリーナ・ジョリーの
魔性っぷりに触発されたのかと邪推してしまいそうだ…。

女の柊ですら背中がぞわぞわしてきそうな、アンジェリーナなので
英雄といえど誘惑されちゃうのは仕様がないのかなーと思いつつ…
「男って単純だー」とため息が出てきちゃいそうな展開でありました(笑)

ジョン・マルコビッチ、ブレンダン・グリーソン(ハリポタのマッドアイ・ムーディ先生)
ロビン・ライト・ペン、アリソン・ローマンと「おおっ!」と思える俳優さんが
揃っていただけにアニメ風の顔に変えられちゃってるのが柊には惜しく感じられて。

うーん。もったいない、もったいない。

チューリップライン

アイアムレジェンド

たった一人の状況に、人って何処まで耐えられるのかなあ…。
精神的な強さの度合い、サバイバル能力の有無にもよるのだろうけど。
自分ならすぐに諦めてしまいそうな気もするし、でも自分から死ぬのも怖いし、
わからないなあ。

 *「アイアムレジェンド」公式HPは→こちら

いやー、まさかこんな展開を見せる映画だとはまったく想像してなくて。
上手い具合に予告に騙されたよ…という印象が強いです。
びっくり、びっくり☆

たった一人生き残った人物が、その状況に何処まで耐えられるのかという
時に過去の出来事を振り返りつつ描くヒューマンドラマかと思ってたので。
(いや、実際そうなんだけど、まさかねー。という驚きが強くて)

感想を書くとそのまま内容を明かすことになっちゃいそうで何も書けないのが辛いとこ。

あ、ここからは文字を反転して書こうと思います。
映画を未見の方は読まないで下さい。



意外な展開を見せた後のラストがちょっと唐突で尻切れトンボな印象を受けました。
ロバート・ネビルが伝説になった後、その後の物語の方が更に面白くなりそうな気がして。

治療薬によって普通の人間に戻れた元“闇の住人”たちのお話。

ウイルスの為とはいえ人間を襲って食べていたという事実に何処まで
人は耐えられるのか。
治療によって普通の人間に戻れたとしても“闇の住人”たちの以前の状態を思えば
抗体を持って生き延びてきた人たちとの間に差別なんかは起きないのか、とか。

平和を願って治療薬を作り出したロバート・ネビルだけど、
実は実は更なる差別や対立を生み出すきっかけをも作り出したのではないか、などなど。
(いい方にも悪い方にも伝説となった人物、なんて)

うーん、その後の展開が知りたいなあ。




チューリップライン


サーフズ・アップ

終業式が終わったあと、子供たちと一緒に鑑賞しました。

 *「サーフズ・アップ」公式HPは→こちら

(個人的に)あまり期待はしていなかったのだけどなかなか楽しめました。
サーフィンなんて全く持って縁のないスポーツであり、世界なんですが
波の間をすーっと滑っていけたら、さぞ気持ちがいいのだろうなーと感じられました。
きっと、CGで作った映像なのだろうけど透き通るような海の色はとても綺麗でした。

ペンギン+サーフィンって発想がユニークです。

気になったのは言葉遣いかな…。
今風ということなんだろうけど「まじうざい」とか、そんな言葉は子供たちには使って欲しくないので。

チューリップライン

魍魎の匣

どれだけ原作を改竄しようとも、京極堂の薀蓄が割愛されようとも
憑き物落としの装束だけは真っ黒!(鼻緒だけが赤い)にして欲しいぞ~!と
二作目を観に行きましたが、またしてもその願いが叶えられなかったのが
残念ですー。がーん
そこだけは原作愛読者として譲れない部分だったのにー。

  

  

  *「魍魎の匣」公式HPは→こちら

映像的には一作目より面白かったかなー。
中国ロケのおかげか雰囲気がありました。

お話については原作を読んだのが随分前だったこともあり、映画を観ている間は
特に違和感を覚えることもありませんでした。
が、家に帰り着いてからばばばと原作を読み返してみたら、エピソードが前後してたり
設定が微妙に変わっていたり、結末部分が違っていたりで
もし観る前に読み返してたら「うむむ」と唸っていたかもしれませんー。

結末に関して言えば原作どおりで撮ってくれた方が迫力あったろうに~と
残念に思う反面凄まじい「画」になりすぎて夜、悪夢に魘されたかも…と
ほっとする気持ちもあります。
京極さんの文章の訴える迫力ってすごいものがあるよなーと改めて感じた次第。

一作目と配役が変わったのは関口役の椎名桔平さん。
柊のイメージする関口さんよりかなり端整なので違和感もあったのですが
京極堂とのかけあいはかなり微笑ましいというかコメディで
どろどろと殺伐とした事件が進行する中でかなり救いとなっていました。

この調子で行くと三作目の『狂骨の夢』も映画化されるのかな。
そのときには是非とも!真っ黒衣装を実現して欲しいものですー。





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