読書日和 ~Topo di biblioteca~

2005/09/20(火)21:29

「忍ーSINOBI」観てきました。

もう一度観たい・読みたい(399)

原作を読む機会があったら、それは滅茶苦茶面白そうだな~っと思いました。 (柊は未読なのです…) そのこころは…? 映像化に伴う違和感を感じることなく、(CG技術のまだ到ってない部分とか?) 自分の想像力でとことん忍者たちの迫力を存分に味わえそうだから☆ …とはいえなかなか楽しませてもらいました。 (そうでなかったら原作を読んでみたいとは思わないでしょう!) 紅葉、雪景色など、四季おりおりの風景シーンがとても綺麗に撮られてました。 ついつい「英雄ーHERO」「LOVERS」なんかに雰囲気が似てるので 見比べてしまうのですが… 他の生き方を選べない…という苦しさがなかなか切なく伝わってきました。 もちろん、それは思い込みに過ぎなくて、選ぼうと思いさえすれば 別な生き方だってきっとできる筈なのです。(多分) でも、その生き方が既に自分のアイデンティティー=存在証明になっていた場合、 そこに他の選択肢などありようがないのでしょう。 人間、心の何処かで「自由になりたい」と望む一方で、 他の選択肢が見えなくなるくらい、自分の生き方を見つけたいと 思っているのじゃないかな…。 だから「陰」の存在でありながら、忍者という存在に興味を惹かれてしまう。 仲間由紀恵さん、綺麗だったな~。 「トリック」なんかで見る雰囲気とは全然違ってて(笑) 戦うことに戸惑っていた彼女が、仲間の死をきっかけにして、 次第に自分の内側にある憎しみを自覚せずにはいられなくなる… この辺の表情が絶品です。 忍者たちがそれぞれどんな技を繰り出すのかも見どころ… とても人間業とは思えんぞ…と突っ込んでみたくなるのですが、 そこは忍者の修行の賜物、何でもアリってことで…☆ 注目してしまうのは椎名拮平さん演ずる薬師寺天膳。 扮装もなかなかですが雰囲気もとっても怪しげ… 原作ではどうなっているのか知りたい (余談ながら・・・) その昔、「伊賀忍法帖」なる映画がなかったかしら…? (タイトルが既におぼろげなんだけど…) 子供の頃に観たので、あらすじは全然覚えてないんだけど、 情け容赦なく首を飛ばされるシーンだけが妙に脳裏に焼き付いいて 「忍者とはなんておっとろしい存在なんだ…。」とだけ 記憶にインプットされてます。 切断面からどばーっと血が吹き出るんだけど、 血が何故かオレンジ色がかっていてとても不思議でした。 …そういうどうでもいいことばかり覚えてるんだけど(笑) ↑柊にとっての忍者の第一印象です(爆)    *「忍ーSINOBI」公式HPは→こちら

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