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毎週のように数千のRSSフィードと戯れているうちに、かなり迅速に本人好みの玉フィードを収集する方法を発見してしまった。
以前、『どうも大漁だったらしい・・・。』において、準メジャーブログのフィードをごっそり獲得する方法を紹介したが、今回紹介する方法は、ニッチサイトまで、しかも誰も気付いてない極上フィードまでもごっそり、しかも、あっと言う間にいただける方法である。 知識もお金も必要ないが、かなりオペレーションテクニックを必要とするので、スクリーンショットとともに、そのテクニックも紹介しよう。 これを参考にして、誰も知らない極上サイトの発掘をし、快適なフィードライフを送っていただければ幸いである。 ■用意するソフト このテクニックは、FireFoxのエクステンションである、sageを必要とする。 別にチンタラした各駅停車でいいのであれば他のソフトウェアでも代換可能だが、わたしがlivedoorReaderで試したところ、1フィードの取得に10秒も20秒も掛かるようなので(わたしが登録しすぎという話もある)、sageの使用をお勧めする。 2列のフィードビュアーも、非常に視認性がいい。 もちろん、sageを使用しなくても、理論的には問題ないが、わざわざ手間をかけるのも馬鹿らしい話である。 ダウンロードはこちら。 ・FireFox http://www.mozilla-japan.org/products/firefox/ ・Sage http://firefox.geckodev.org/?Sage この際、FireFox上で、設定が必要になる。 ツール>オプション>詳細>タブブラウジング で、「リンクから新しいタブを開くとき前面に表示する」のチェックをはずす。 なんで? とか無粋なことは言わない(笑)。 (説明が無用に長くなるので) とにかく、やってみればわかるよ、とだけ言っておく。 ■テクノクラティを活用する さて、ツールの準備が整ったら、次はフィードの獲得場所である。 もちろん、これはブログ検索であればどこでもいいのだが、わたしはテクノクラティをおすすめする。「他のブログからのリンク」という項目が判断基準に使えることもあるのだが、わたしが一番おすすめする理由は、引用文字数が多いことである。 グーグルの三行の引用は美しいデザインなのだが、つき合うべきフィードを探すには、少し情報が少なすぎる。 もちろん、askでも、Yahooでもいいのだが、フィードの登録数では、テクノクラティがナンバーワンな気がする。 もし、特段のこだわりがないのであれば、ここを使用しよう。 ん? テクノクラティ反応遅いですって? そんなのは、オペレーションテクさえ駆使すればなんの障害でもない。 クリティカルに致命的な部分ではない。テクでカバーできるのである。 ■検索ワードの選定 テクノクラティはブログ検索であるが、ここで素人は、自分の望む情報をそのままキーワードとして打ち込んでしまう。 Web検索であるのであれば、それでいいのだが、舞台はブログ検索だ。 目的は情報ではなく、事情通の書き手。 エントリーが目的ではなく、興味深いエントリーを書くブロガーが目的なのである。 よって、Web検索とブログ検索は、作法が全く違う。 ここをまず念頭に入れて、続きを読んでほしい。 わたしは、特許法を勉強中の人間であるから、特許法に詳しい人の書いているブログは垂涎の的である。しかし、「特許」とテクノクラティにキーワードを打ち込んでしまうと、これはたぶん14万ぐらいのエントリーがヒットしてしまう。 これを見て、あわれな時代遅れな、よく分からない人々は、Webは玉石混合だなんて笑ってしまうような発言をするのだが、ちょっと待ってほしい、こいつは玉と石を区別する方法を知らんのではないか。 もう一度、目的に戻って見よう。 わたしがほしいのは、特許法に詳しい人のフィードである。 って事は、ずぶの素人でも知っているような「特許」という言葉で検索している時点で、もうすでに石を自分の脳味噌に招き入れてしまっているのである。 分かり易く言えば、著作権に詳しい人を捜すときに「著作権」のキーワードで調べることは当然NGだ。しかし、これが「ベルヌ条約」(著作権の国際条約)であったらどうである。このワードが出てくるって事は、国内著作権法が、国際同意の上で作られていることをよく知っている人、という事になる。 検索ゴー! おっと、1400件(まずいなあ、わたしのも出てくるし・・・)。 じゃあ、もっとニッチに、ローマ条約はどうだろう(著作隣接権の条約)。 あー、いい感じになって参りました(笑)。 YouTube問題をかなり本質的に語れる人というのは、このレベルに当然言及する。 素人や、とんでも屋はさすがにローマ条約を知らないので、これで、あっと言う間に、玉だけが抽出出来たことになる。 特許法ならTRIPS協定ぐらいは語っててほしいところ。 検索ゴー! うはー、いい感じに最先端なプロばっかり出て参りました(笑)。 このキーワードの選択は、ロングテールや、グーグル論でも非常に簡単に行うことが出来る。 例えばわたしもその勉強熱心さを尊敬する梅田氏の名前で検索する事は、当然NGだ。あまりにも素人に知られすぎている。グーグル論で知る人ぞしる論客といえば、ジョン・バッテル。 さて調べてみよう。 いやー、いい感じ。 グーグル組織論であれば、Marissa Mayer。Shona Brownでもよい。 おっと、Shona Brownはマニアックすぎて出てこないなあ・・・。 こう言ったキーワードは、第一人者がなにに注目しているかを基準に選ぶと良い。 たとえば、梅田氏は頻繁にMarissa Mayerを引用する。もちろん多くの人はそれをありがたく読むのだが、それを読んだ上で語る人というのは、さらにその上の情報を持っているという寸法になるのだ。 そして、お気づきのように、そんな極上の情報を語れる人というのは、かなり極上のエントリーを連発しているし、極上の情報をウォッチしている。たった1エントリーを発見するだけで、そこから芋づる式に識者の見解を、さらには引用元をごっそりと頂けてしまうのである。 ■オペレーションテクを発揮する さて、ここまでが原理であるのだが、そこから効率的なフィードの回収となると、げんなりするほど面倒な説明が必要になる。 効率が十倍ぐらいになるのは請け合いだが、1フィードを取得するのにかかる秒数を60秒から6秒にするには、かなりのオペレーション・コストを削減する意識改革をしなければならない。 たとえば、フィードを捨てるか拾うか決める判断を3秒以内にするように心づける。 6秒しかないのだから、当然判断に使える時間は3秒程度である。 これをだらだらと45秒も掛けていては、当然、15倍の時間が回収に必要になってしまう。これが積み重なって、30分で回収できるものが、7時間半も掛かるとなればさすがに億劫であろう。 せかせかしろという訳でない、無駄なことに時間を使うな、という事なのだ。 なので、わたしもいちいち説明するのが、かなり億劫なのだが、これを読んでくださる方々のために、がんばって書いてみよう。 ■数百件のエントリーに直面する まず、テクノクラティでニッチワードを入力する。 今回は、折角なのでローマ条約でやってみよう。 ヒットは111件。 おっと、112件。先日書いたわたしのエントリーがなぜか載っている。 えーと、ローマ条約なんて書いたっけ? あー、書いてるなあ・・・。こういう無意識を拾う精神がコツである。 さて羅列されたエントリーを、引用文を読みながら片っ端から、右クリックして、Ctrl+Tでタブで開いていく。この説明が分からないのであれば、右クリックして、タブで開くを直でクリックすればよい。 テクノクラティは、反応が遅いので、2タブで交互に検索結果を表示しながらやる。 1つめのタブは11~20件、2つめのタブは21~30件という感じだ。 これでばしばしタブを開いていくとこんな感じなる。 基本中の基本であるが、見慣れない人はびびるかもしれない。 ■Sage起動 さて、ここまできたら、Segaを起動しよう。 Sageのインストールがすんでいれば ツール>Sage でこんな感じなる。 Sageには重要な機能があって、「フィードを発見する」というボタンがある。 これでいちいちRSSを探すまでもなく、Sageが勝手にフィードを探してくれるのでである。こんな感じ。 RSSを回収したら、Ctrl+Wでタブを閉じる。 これを繰り返すと、こんな感じなる。 フィードがさくさく回収できるのが実感できるのではないか。 ■選別をしよう ある程度、フィードを回収したら、今度は選別フェイズに入ってくる。 ここでもSageの威力が発揮される。 2列の非常に視認性のいい、フィードビュアー。 これで、イケてる書き手かどうかが、一目瞭然だ。 うひゃー、ローマ条約と全く関係ないことをかいているよこの人(笑)と思ってしまう画像だが、まあ、幅が広いということにしておいてください(笑)。 これを見ながら、ばしばし、フィードを残すか、削除するか判断していこう。 ■フィード雑感 さてこれ以上は、自分で試して、実感をしてほしい。 活用方法は千差万別で、使いようによっては、わたしの知らない活用方法が発見できると思っている。 しかし、この方法に気付いて、フィードをあさり始めて、 「あー、これはパラダイムシフトだなあ」 と思うようになった。 つまり、Web検索→フィード検索のシフトである。 Google検索に比べて、圧倒的に効率が良いし、無限に近い識者の見解を超簡単に回収できるという部分において、絶大な力を発揮する。 しかし、テクノクラティを見れば分かるように、この辺のリテラシーを実装しているシステムはない。フィード検索などと、フィード広告などと語っている人を見ると、古いなあと感じるのだ。 この膨大な富をどう頂いちゃうか。 これはリテラシーの問題なのではないか。 豊穣な海にどっぷりつかってくださいませ(笑) おっと、以前紹介したOPML利用の方法とのあわせ技で、もっと、すげーことができるとか言っている君! そういうことは口外しない!(笑) あー、そうそう、わたしは使いますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
はじめまして(^^)なんとなくひかりさんのブログを見つけてしまいました。
もうしばらく更新していないみたいですが…楽しみにして見ていますよー♪ (January 15, 2014 01:35:14 AM) |
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