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えーと、わたしは結構服は三井のアウトレットパークで買うことが多いのですが、本日は近いということもあって、入間に行ってきました。
隣接するコトスコの馬鹿でっかさも驚きなのですが、さらに輪をかけて馬鹿でっかい、空港のような異様をしたショッピングモールです。 ■最近の雑感/南大沢アウトレットモール http://plaza.rakuten.co.jp/hikali/diary/200612230000/ 実は同じ三井系なので、南大沢とほとんど同じ構成。 大きい分、中央に「セントラル区画」がブーストされている感じで、南大沢をZガンダムだとすれば、入間はZZガンダムといえば、多くの人には一発でどんな様子か分かるに違いない。 さすがにアウトレットだけあって、価格は3割から5割は安い。 ただ、入り口にそびえるBEAMSとDIESELはあんまり値引きしていない感じ。 BEAMSはおなじみだと思うが、DIESELはイタリアで今勢いのあるデニム中心のファッションブランド。値札を見たら、ジーンズが25000円とか、 「ちょwww イタ公、アウトレットの言葉の意味分かってねえwww」 と唖然としてしまうわけです。 エドウィンのプレミアジーンズがこの価格帯ですかねえ・・・。 高級ジーンズとしてブランド作りたいんだろうけど、それをいくら客が来るからって、アウトレットモールでやるなよwww と突っ込みたくなるわけです。 ちなみに、わたしは英国好き、もしくはアメリカンカジュアル好きなので、そっち系なので、この辺にはご用はないのですが、イタ公がぶちかましているのを見るのは外野として楽しいわけです。 よくこういった、ショッピングモールへ行くのが好きなのは、やはりデザインの勉強になるからでしょうか。 そんなに本気でやっているわけではないのですが、昔仕事でしていたのが惰性で残ってしまっているだけで、それでも、ショッピングモールへ行くと、あちこちの色味が気になってしまう。 ブランド名をぱっと見て、ぱっと店内の色彩を見つめて、配色を頭に入れる。 服なんて、4割ぐらいは色味なので、まあ、非常に洗練された色があちこちに飾られているわけです。ロゴのフォントを見たり、文字面を見たり、それで配色とのマッチングを考えて、 「おっと、NEXTDOORってこの色なのか」 とか。そうやっていると、結構勉強になる。 そういう色味とブランド構築の見本帳が、ショッピングモールなんです。 だいたい価格帯がそんなに高くないメジャーブランドは押さえられているので、まあ、ざっと刺激を受けるにはちょうどいい場所と言えるかも。 見て、おっとstory-fact.の次のデザインは、ちょっと色味が強すぎたなあ、もうちょっと慎重にやらないと、という感じで、自分がしているデザインのまずいところも気付く。 どうでもいいですが、story-fact.のロゴは、実はあれは、服のタグをイメージしていたりする。服のタグと付箋紙のイメージを合体させたようなイメージ。本当にどうでもいいのですが・・・、何となくわたしのショッピングモール巡りとのつながりが見えるかも知れません。 しかし、この三井系のアウトレットモールは、本当にあちこちで子供が跳ね飛び回っている。なんか子供浮かれさせる何かがあるのでしょうか、お父さんとお母さんで、子供と追いかけっこしている様子に、頻繁に出くわす。 セントラル区画にはカルディコーヒーファームが、あって、輸入食品屋さんで、コーヒーを中心にチーズとか、お菓子とか、パスタとかが所狭しと置いてあるお店なのだけど(カルディで画像検索するとどんな感じの店か分かるはず)、なんか、ついつい、カルディって入っちゃうよね(そして買っちゃうよね)、と困りながらレジに並んでいたら、子供2人(姉弟)が、わーぁ!!!! という感じで駆け込んでくる。 (これはお父さんも買わざるおえないなあ、すごいなあ) と、思ってしまうのです。 あの子供が跳び跳ね始める催眠効果みたいなのが、三井のアウトレットモールにはあって、それを駆使して、子供が駆け回る公園&ショッピングモールとして舞台装置を作ってしまっている。 だって、考えてみてくださいよ。 子供が、DIESELとか、NOLLEY’Sとか(おっと、NOLLEY’S入ってるのか、気付かなかった・・・)、Franc Francとか、COACHとか並んでいるところで、きゃっきゃ言って遊んでいるんですよ。 このハイセンスなファッション感覚を、三つ子の魂に植え付けられてしまうんですよ? この子が大きくなったら、どうでしょう? どんな服を買うんでしょうか。 DIESELとか、NOLLEY’Sとか、Franc Francとか、COACHとかじゃないでしょうか? Franc Francとか、BLEU BLEUETとかは、けっこうおしゃれ系な女の子たちには人気なブランドですが(BLEU BLEUETもあったか、この人気ブランドはとりあえず集めてみました! って感じはすごい・・・)、結構これらの店は小物も扱っているので、子供がおもちゃでも見るみたいに、この辺の小物をいじっているわけです。 セグメント的にはちょうどOLになってお金に余裕が出てきて、おしゃれなもので周りを固めたいなあというぐらいの女の子にちょうどいい価格帯とおしゃれ度で攻めている小物を三つ子の魂に植え付けてしまう。 これはびっくりするというよりは、新手の消費喚起マーケティングだなあと思ってしまうわけです。 カルディコーヒーファームは結構あっちこっちにありますが、子供が駆け込むようなカルディは見たことがない。同じように、子供駆け込むFranc Francも、BLEU BLEUETも見たことがない。 この公園とショッピングモール(しかもメジャーブランドばかり)の組み合わせで、子供をドリブンにして、あちこちに突撃していくような構造。 日本で今、服飾流通系に起こっているのは、このショッピングと遊び場を合体させてしまう巨大な舞台を中心とした、消費市場作り。 当然のように、イオンの武蔵村山で書いたアイスクリーム屋さん、Cold Stone Creameryも入っていて、初体験してきました。 このお店、店員がアイスクリームを作ってくれるお店。 たとえば、チョコミントクッキーを頼むと、ミントアイスを店員さんがすくってきて、鉄板の上(多分溶かすためだと思われる)で、お好み焼きみたいにチョコと混ぜて、オレオのクッキーをそのままばこっと入れて、あとは鉄製のへらでぐしぐしとクッキーを潰して、混ぜ合わせて、できあがり! みたいな感じ。 これはおそらく、フルーツ系の(イチゴとか、バナナとか)食材をアイスに混ぜる事がもともと発祥だと思うのだけど、まあ、見ていて壮観なわけです。しかも、発生タイミングはよく分からないのですが、何らかの条件が揃うと、店員たちが歌いながらアイスを調理するというパフォーマンスが行われる。 これが実際に調理している内容を面白おかしく、ディズニー調で盛り上げる歌で、たぶん4人の店員がたまたまのタイミングでちょうど同じ工程に入るというビンゴ状態になると発生するみたいで、これがまた楽しい。 もう圧倒されるというか、まあ、ちょっとぐらい高くてもいいか、と思ってしまう力がある売り方なわけです。ちなみに、お値段は500円から1000円ぐらい。アイスとしては高いのだけど、こういうハレな場だったらいいか、まあ、生ビール500円って高いだろうと思いつつ(笑)。 しかし、アイス屋さんの店員さんたちが、あまりにも楽しそうなのが印象に残りました。やっぱりその楽しいアイス屋さんを演じるのが楽しいのだろうなあと。これはディズニーランドとかでもそうなんだろうけど、みんなが楽しがってくれるのが楽しいのだろうなあと、そのためのショーは楽しくて仕方ない、見たいな感じが非常に伝わってきました。 セントラル広場では三井系のアウトレットモールではおなじみの、インディーズの方々によるコンサートが開かれている。 なかなか人選が優秀というか面白くて、聞き甲斐のあるグループが集まってくる。 ロックとかそういう方向ではなくて、ゴスペルとか、インストールメンタルグループとか、そういう系のグループ。 三井のアウトレットモールは大抵二階建てなんだけれど、その二階の手すりにもたれかかって通りかかった人が、音楽に耳を傾けている、そういう光景が、何か「時をかける少女」に出てきた学園風景のようで、ああ、ひょっとしたら日本で一番googleの社内っぽいところは、このアウトレットモールなのかも知れないなあと思ってしまった。 今日のステージは、デルソールという、バイオリン・ギター・ベース・ドラムという4人のインストールメンタルバンドで、なかなか味わい深い音が聞ける。 デルソールでgoogle検索するとトップに出てくるので、それを参考にして欲しいのだが、CDを買わせていただいて、それを聞きながら、これを書いている。 S.E.N.S.の影響を結構受けている感じするグループで、本家と比べて、そんなに劣る感じはしない。むしろ、果敢にS.E.N.S.越えを狙って欲しい。そう思う、バンド。つまりいいものがたいへんいいものが聞けたわけだ。 (しかし、iTunesで取り込んだら、アルバム情報が表示されたのにはびびった(笑) Appleすげー・・・。) なんというか、この一期一会な感じが、三井のアウトレットモールなのかなあ。 もしそこで、買ってしまわないと、もう2度と、出会えないかも知れない。 そういう演出が、あちこちにあって、ぐっとくるのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
蘊蓄野郎だな!うざい。
(July 1, 2014 11:40:35 PM)
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