2006/05/16(火)12:58
ワンセグ・地デジの可能性と各社の意欲比較
電子情報技術産業協会(JEITA)発表によれば
2月の、携帯電話用の地上デジタル放送「ワンセグ」対応の
新モデルの出荷が好調とのこと・・・
次の時事通信サイトによれば、「ワンセグ」に対応した新モデルが好調で、
66.5%増の427万2000台と初めて400万台を突破したと報告あり。
2月の携帯電話出荷、16%増=「ワンセグ」対応機が好調-JEITA
地デジの本放送が4月1日からなので2月といえばまだ試験放送の
時期であった。
さて、今日4月12日で見ると、
家電各社は一斉に地デジ受信用のチューナー内蔵の
ハードを発売開始しているが、この私のサイトでは
問題点を携帯電話・モバイルPCに絞り記述する。
1.携帯電話各社の対応
・NTTドコモ・・・一機種のみ・・・パナソニックP901iTV
(録画機能なし)
・KDDI・・・・・W41H(日立製作所)
(20~30分間の録画機能あり、PCのHPブラウジング機能あり
3社の内でもっとも大画面の2・7インチ採用)
・KDDI・・・・・W33SA (Sanyo)
(録画機能なし、PCのHPブラウジング機能なし)
2.Vodafone・・・・ワンセグ対応機種の発売は6月ごろ・・・
2.モバイルPC
・ソニー・・・・VAIO Type T (オンラインのみで発売)
概要は以上だが、順次全国的に受信可能エリアが拡大されて行く中で
相変わらず、KDDIの積極的対応に対してドコモの対応の鈍さが際立つ、
6月のサッカーW杯に併せ各社新機種の投入を目指しているが
KDDIの真剣さに比べドコモの空気が伝わって来ない。
Vodafoneは所詮は日本市場での生き残り競争に対し意欲を欠いているし
ソフトバンクの買収がらみで、新機種の対応が遅いのは止むを得ない。
更に、屋外の無線LAN通信でこの秋から来年にかけて実現する
IEEE(米国電気電子学会)認定の世界が許容した
光通信並みの高速ブロードバンド規格Wimax
(Worldwide Interoperabilty for Mcrowave Access)の開発にかんする
取り組みの様子も、KDDIははっきりと目標を決めて開発に着手しているのに、
ドコモははっきりしてない。
Wimaxが実用化されれば屋外でのPC、携帯等のモバイル間の
高速無線の双方向デジタル通信が出来、格段にインターネットの
活用幅が広がることは確実である。
韓国では今週からすでにWimaxの実用化に向けた試験電波を
流し始めた。
ドコモは携帯でクレジット開始などと「とぼけた」ことを言っているが
これでは、市場はまったく反応していない、
今日の両社の株価は次の通り。
ドコモ・・・171,000円
4月13日の株価・・・-2,000円
KDDI・・・・610,000円(3,56倍)
4月13日の株価・・・+12,000円
今回はソニーはさすがに、グローバル企業の経営判断だったようだ。
ドコモは一兆円の欧州地区への投資に失敗にも関わらず、いまだに
使い物にならない、ドコモだけに通用する「i-mode」を後生大事に
抱え込んでいる。まったく学習効果が上がってない。
11月に控えているNumber Portabilty(番号共通性)導入を機に
大量のドコモからの離脱、KDDIへの鞍替えがでること必須だ。
経営トップを交代させて真にIT対応の即戦略を建てて実行すべし。
E-ACCESSとIP-Mobileの2社とソフトバンクが参入し6社にもなった
日本の携帯市場での過激な競争に最後に残るのはKDDIと確信している。
このままではドコモといえども脱落する。
古くからのドコモ愛用者の一人である私が断腸の思いで
このブログを書いている。
私は過去に2回に分けてこの懸念をブログした。
以下のサイトを参照してください。
ドコモの気になるニュース(本当に大丈夫なのか~)