「やくも」の神々
いつもならレンタカーで行きますが、体調不良で自信がないので公共交通で行ってみる。 まずは出雲国一宮、熊野大社。松江駅から八雲行きバスに乗り、終点八雲バスセンターで1日数本のコミュニティバスに乗り換えて行ける。 ここは出雲大社と縁が深く、切っても切れない関係の神社。境内にある鑽火殿。 神なる火をつくる燧𦥑と燧杵が安置されている。出雲大社の宮司となる者は、ここで火を起こして、その火を使って食事をつくり、火を持ち帰り、在任中は国造家の中で火を絶やさず燃やし続け、それを使って食事をつくる。 またいわゆる新嘗祭では、出雲大社からやってきて、やはりここで火を起こして調理を行う。不思議な風習として、出雲大社がつくる食べ物に対して熊野神社側がイチャモンをつける神事があるとのこと。 というわけで、熊野大社でした。なおここの地名は、「八雲町」でした。 さて、熊野大社から直線距離で2キロほどですが、公共交通がないっぽいので一旦松江に戻り、大東(出雲大東駅)行きのバスに乗ります。 降りるバス停は「須賀」ですが、神社の名前は須我神社。日本初之宮です。 八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を と、日本初の和歌が詠われた場所とされています。 スサノオが櫛名田比売と住むことにした場所で、そのときに詠われた日本初の和歌でした。 やくも、出雲、八重垣、伯備線を通った列車名が3つ入ってますね。